『多田恋』『高木さん』……2000年代J-POP名曲カバーはアニソンの新たな定番に? – Real Sound

 4月5日より放送がスタートしたTVアニメ『多田くんは恋をしない』(TOKYO MXほか)。同作の初回放送で、エンディングテーマがヒロインであるテレサ・ワーグナー(石見舞菜香)によるサンボマスター「ラブソング」のカバーであることが明らかになった。
 オーイシマサヨシと岸田勇気によってアレンジされ、よりキュートさと華やかさの際立った楽曲は、放送終了後SNS上でも話題になっていたが、この現象は決してピンポイントのものではない。
 前クールでは『からかい上手の高木さん』のエンディングに「気まぐれロマンティック」(いきものがかり)や「AM11:00」(HY)、「風吹けば恋」(チャットモンチー)をはじめとしたJ-POPのカバーが起用されていた。こちらはヒロインの高木さん(CV:高橋李依)による歌唱で、アニメが描く学生時代の恋愛における楽しさや無邪気さといった側面を大きく助長するものに仕上がっている。
 また、2017年の『月がきれい』では、東山奈央がレミオロメンの「3月9日」やEvery Little Thingの「fragile」などを素朴なバラードにリアレンジしてカバー。こちらは80〜90年代の楽曲なども交え、様々な世代に初恋の思い出を蘇らせるスイッチとして、十分に機能していたように感じる。
 さらに遡ると、2014年放送の『一週間フレンズ。』TVアニメ版エンディング曲として、ヒロインの藤宮香織(CV:雨宮天)がスキマスイッチの「奏」をカバー。同曲が藤宮の“記憶障害の為に1週間で友達にまつわる記憶がリセットされてしまう”という設定をはじめとした、同作の切ない世界観に寄り添い、アニメをさらに感動的なものに昇華した。また、雨宮は音楽番組で同曲をスキマスイッチと歌唱。アニメのエンディング以外でも楽曲を歌う機会が作られるといった反響もあった。






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