K-POPグループに押し寄せる新しい波 BTSやSEVENTEENらも活用する“デジタルコード”とは? – リアルサウンド

 近年映像の分野ではネット配信によるストリーミングがシェアを伸ばしているが、「モノの所有」がまだ大きな「オタ活」のベースであるアイドルの分野では、「円盤」と呼ばれるDVDやBlu-rayの流通がまだ主流として求められている。しかし、近年K-POPの分野で新しく出始めているのがデジタルコードという方式だ。
 デジタルコードとは、映像プラットフォームのアカウントに購入したシリアルコードを紐づけて、そのプラットフォーム上で映像を視聴できるサービスだ。K-POPの世界では今までオンラインの配信イベントなどで主に使われてきた方式で、ライブ配信や期間限定の視聴映像サービスが多かったが、最近はコンサートやファンミーティングといった、今までであればDVDやBlu-rayで販売されていた映像がデジタルコードで販売されるようなってきた。これらの導入に積極的なのが、映像プラットフォームであるWeverseを利用しているBTS、SEVENTEENなどのHYBEやBLACKPINK、TREASUREなどが所属するYGエンターテインメントだ。
 Weverseでのデジタルコードの利用の仕方は簡単で、封入されているカードにQRコードやシリアルナンバーが印刷されており、それをスマホやタブレットなどで読み取ってWeverseに登録しているアカウントに紐づけるだけだ。事前にアカウントを登録していることは前提だが、ウェブ上のアカウントに一度登録してしまえばディスクを持ち歩く必要がなく、高画質の動画をインターネットにアクセスできる環境があればさまざまなデバイスで気軽に見られるという利便性がある。日本でもスマプラという、期限はあるがCDやDVDを購入するとデジタルで音楽や映像を視聴できるサービスがあるが、こちらは盤そのものを無くしてしまった形だ。
 実際に使ってみた感想としては、購入してパッケージを開ければ数分で高画質の映像が視聴可能という点が、スマホやタブレットでの映像視聴に慣れている分、手軽に楽しみやすかった。電車などでの移動中や旅行といった外出先、ちょっとした隙間時間にふと観たくなった時など、環境に縛られることなくパッと観ることができるのもポイントだろう。また、ディスクの場合は、複数枚に渡る内容が一回の登録で見られるという点は便利だと感じた。






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