【ソウルからヨボセヨ】韓国版「のど自慢」95歳司会者死去 日本より速い高齢化の現実 – 産経ニュース

韓国の公営KBSテレビ「全国歌自慢」の名物司会者だった宋海(ソン・ヘ)氏が95歳で亡くなった。直近までマイクを握り「世界で最高齢のTV音楽ショー司会者」として「ギネスブック」に名前が出ていた。国民的人気者だったため政府はすぐ叙勲を発表し、テレビは一斉に追悼番組を放送していた。
この番組は日本の「NHKのど自慢」をモデルに1980年にスタート。全国各地を回り毎週日曜正午過ぎから放送される。韓国人はノリがいいので司会者と出演者、客席が一体となって盛り上がる。各地の土地柄や人びとの風情がよく分かり、昔から筆者のお気に入りだった。宋海氏は34年間、司会を務めた。
KBSは政治的偏向が目立つ報道番組はイマイチだが、長寿番組に結構いいものがある。懐メロ専門の「歌謡舞台」もそうで、長年、司会をしている語りの名手、金東鍵(キム・ドンゴン)氏は82歳。さらに全国食の旅「韓国人の食卓」で案内役のベテラン俳優、崔仏岩(チェ・ブルアム)氏も81歳だ。韓国はKポップなどで若者イメージが強いが年寄りもがんばっている。
韓国の高齢化速度は日本より速いので高齢者人口はこれから急増する。政治ではよく世代交代が叫ばれるが、一方で年配層を無視できない現実が生まれつつある。元気な韓国もいずれ年を取るのだ。(黒田勝弘)
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