「KCON」でJO1、INI、OWV、円神、OCTPATHがK-POPカバー連発!ラストはあの曲バックに全員集合(ライブレポート(ネタバレあり) / 写真93枚) – 音楽ナタリー

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「KCON 2022 Premiere」の日本公演が、千葉・幕張メッセで5月14、15日の2日間にわたり開催されている。音楽ナタリーでは14日公演の模様をレポートする。以下、ネタバレが含まれているので15日公演へ来場およびKCONオフィシャルYouTubeチャンネルでアーカイブを含む視聴を予定している人はご注意を。
「KCON 2022 Premiere」日本公演1日目の様子。 (c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
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「KCON 2022 Premiere」は世界最大級の韓国カルチャーフェスティバル「KCON」のプレミアイベント。日本公演は5月7、8日に行われた韓国公演に続いての開催となり、オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」シリーズ出身という共通点を持つ円神INIJO1OCTPATHOWVが出演した。「PRODUCE 101 JAPAN」ではシーズン1からJO1、シーズン2からINIが誕生し、円神とOWVはシーズン1、OCTPATHはシーズン2の元練習生で結成されたグループだ。
JO1 (c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved[拡大]
オープニングムービーが流れたあと、メインステージに颯爽と姿を現したのはINI。「Rocketeer」のサビを披露し終えると会場中央のサブステージにライトが当たり、続けてすぐにOCTPATHが「IT’S A BOP」のサビをパフォーマンスした。そこから円神が「ENJIN」、OWVが「UBA UBA」、JO1が「無限大(INFINITY)」と、それぞれがデビュー曲のサビを間髪いれずに放ち、華々しくイベントの幕開けを告げた。
MCの古家正亨と矢吹奈子。 (c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved[拡大]
OCTPATH (c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved[拡大]
14日公演のMCを務めたのは古家正亨と、昨年4月までIZ*ONEのメンバーとして活動していたHKT48の矢吹奈子。日本公演のテーマが、ハートのドキドキを意味する「DUGEUN DUGEUN QUEST」であることを2人が紹介すると、出演者全員がステージに並んで挨拶し、「Let’s KCON!」と心を1つにした。続いてステージを飾ったのはOCTPATH。他グループはモノトーンの衣装が多い中、カラフルな衣装で存在感を放っていた。ダイナミックなダンスで魅せた新曲「Wild」はこの日が初披露。そして一転して「Perfect」ではさわやかな笑顔を弾けさせる。活動休止中の冬馬を除く7人でのステージとなったが、表現力豊かなパフォーマンスと多言語の挨拶で、オンラインで見守る世界中の視聴者へもグループの魅力をアピールした。
円神 (c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved[拡大]
冒頭の挨拶で「今日はエンジン全開で行くので、付いてきてください!」と宣言していた円神は、グループ史上もっとも激しいダンスナンバーと謳われている「Addicted」と、しっとりとしたボーカルを響かせる「Far away」の2曲を披露。トークパートでは宮里ソルが、幕張メッセの舞台に立った感想を「(「PRODUCE 101 JAPAN」の)ファイナルがここだったけど、(自分たちは)立てなかったから。やっと立ててうれしいです」と感慨深そうにコメントしていた。
OWV (c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved[拡大]
OWVはシルバーのスパンコールなどが輝くジャケット姿で登場。まずは「Roar」の猛々しいダンスで観客を圧倒し、「What you waitin’ for」では縦横無尽にステージを駆け回る。四つ打ちのビートに乗せてメンバーが観客にハンズアップを求め、会場は一体に。メンバーが4人と出演グループの中では最少人数だが、そう思わせないほど、会場を掌握するライブ力を見せつけた。トークパートでは今日のTMI(些細なトピック)を問われた浦野秀太が「みんなでカフェラテを行きのバスで飲んだ」などゆるいトークを展開しつつ、今後の目標を問われた本田康祐が「いろんな人から尊敬されるアーティストになりたい」と答えると、客席からは拍手が起こっていた。
TO1 (c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved[拡大]
続いては韓国からTO1が映像で出演。「No More X」「Surf」の2曲を披露し、合間にはイベントのテーマにちなんで愛嬌たっぷりなポーズを順に披露した。そしてStray Kidsからのビデオメッセージも上映され、彼らは日本で4年前に出演した「KCON 2018 JAPAN」でのWOOYOUNG(2PM)とのコラボを述懐。またこの日のイベント内であるグループが自分たちの楽曲をカバーすることを予告して期待を煽った。
INI (c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved[拡大]
INIのステージは、「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」の映像からスタート。彼らはサブステージで「Rocketeer」を放つと、そのままボルテージを上げ続けて「BOMBARDA」へ。自己紹介では田島将吾が「みんなの彼氏になりたい、田島将吾です!」と、この日初めて口にするフレーズを盛り込んでメンバーをも驚かせ、これに重ねるように西洸人が「みんなの旦那さんになりたい!西洸人です」と自己紹介して観客の心を沸かせた。そして本番前のルーティンを問われてメンバーがいつも舞台裏で組んでいる円陣をステージ上で再現したり、ステージを端から端までメンバーが走り、客席にウェーブを起こすひと幕も。「MEET&GREET」のコーナーでは2チームに分かれてダンス対決が行われ、SEVENTEEN、IVE、PSY「That That(prod. & feat. SUGA of BTS)」などのダンスに即興で挑戦。負けたチームには倍速ダンスの罰ゲームが課された。その後INIは最新シングル「I」から「CALL 119」と「We Are」を披露。トークとパフォーマンスともにグループ全体で息の合った姿を見せた。
「Missing You」を歌うINI。 (c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved[拡大]
JO1も同じく登場前には「PRODUCE 101 JAPAN」の映像が流れ、疾走感あふれる「Move The Soul」でライブをスタート。そして客席を煽りながら突入した「Walk It Like I Talk It」では、激しくも一糸乱れぬシンクロダンスと豊かな声色でグループの新たな面を提示した。2月に活動休止から復帰した金城碧海は、昨年11月に開催されたJO1初の有観客ワンマンに出演できなかったため、2020年3月にデビューしてから今回が初の有観客ライブ出演となる。金城が「ただいまです」と挨拶すると、客席には温かい拍手が響いた。4月からNHKの語学講座「ハングルッ!ナビ」にレギュラー出演している河野純喜は、覚えた韓国語を前に出て張り切って披露し、「パクス!(拍手)」と言うと客席に拍手が起こり、満足げな表情を浮かべる。また「MEET&GREET」のコーナーでは木全翔也が最近“DUGEUN DUGEUN”したことを問われて「自転車に轢かれかけました」とハラハラするエピソードを語り、リレー形式で観客をドキドキさせるひと言を言っていく「DUGEUN DUGEUN CHALLENGE」では、甘い言葉を届けるメンバーと、ボケを放つメンバーが入り乱れた。
「WA DA DA」をパフォーマンスするOCTPATH。 (c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved[拡大]
「Missing You」を歌うINI。 (c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved[拡大]
後半戦では出演アーティストたちが、それぞれにゆかりあるK-POPの名曲を次々にカバー。JO1は豆原一成、川尻蓮、河野、木全、金城がPENTAGON「Shine」を、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、與那城奨がStray Kids「Back Door」をアレンジを混じえつつ披露した。INIはEXO「Growl」を全員の美しいシンクロダンスで魅せたあとは、高塚大夢、田島将吾、藤牧京介、尾崎匠海、西洸人、許豊凡、池崎理人がBTOBのバラード「Missing You」で美しいハーモニーを響かせた。円神はIZ*ONE「Airplane」、OCTPATHはKep1er「WA DA DA」と、ガールズグループの楽曲をカバー。円神のパフォーマンス中には、原曲アーティストの矢吹がステージ脇で一緒に踊る姿がスクリーンに映し出される。そしてOWVはバックダンサーを従え、BTS「IDOL」をパフォーマンス。OWVの佐野文哉、そしてJO1の川尻はそれぞれ披露した曲の原曲アーティストのバックダンサーとして踊っていた経歴があり、そのことを知るファンは感激の表情を見せていた。INIは選曲についてメンバー内でとても時間がかかったという舞台裏を明かしつつ、許が「K-POPのカバーというとダンスが生きる曲をまずイメージすると思うけど、自分たちの色を出すためにあえて1つバラードを入れたらどうかという話になって。この曲(「Missing You」)が大好きだったので」と説明。また他グループで印象的だったカバーを問われた田島は「JO1さんは2曲ともイントロにアレンジを入れて、ガッと雰囲気をつかんでいて。めっちゃ憧れますね」と微笑んでいた。
JO1 (c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved[拡大]
ラストにはJO1がしっとりと「Dreamer」を歌い上げ、そして「同じ夢目指す仲間がいるから 長い時経て 僕らここに立てたね」と、11人そろってやっとステージに立てたこの日の喜びとグループの絆を示すような歌詞の「With Us」を笑顔で届けた。そして出演者全員がまたステージに再集結し、各グループの代表者が挨拶。OCTPATHの四谷真佑は「勉強にもなりましたし、今後の糧にして、僕たちはこれからも突き進んでいきたいと思います」、円神の瀧澤翼は「本当に楽しかったです。そして明日もありますので、エンジン全開でぶつかっていこうと思います!」、OWVの本田は「今日1日、素敵な仲間たちと最高の思い出が作れたなと思います」、INIの木村柾哉は「大きなステージで大勢のアーティストさんとステージを作るのが初めてだったので、すごくいい経験になりましたし、温かい空間が作れてよかったなと思いました」、JO1の與那城は「これほどの皆さんが観てくれる中でパフォーマンスできて本当にうれしかったです」と、それぞれに感謝の思いをコメントした。
「KCON 2022 Premiere」日本公演1日目の様子。 (c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved[拡大]
最後には「PRODUCE 101 JAPAN」のテーマ曲「ツカメ~It’s coming~」、「PRODUCE 101 SEASON2」のテーマ曲「Let Me Fly ~その未来へ~」が2曲続けて流れる中、出演者全員がステージや花道を練り歩き、グループの垣根を超えてハイタッチやハグをしながら、客席のファンへ笑顔で手を振った。締めには與那城が「みんな散りすぎだから帰ってきてー!」と全員を和やかに招集し、彼の号令でそろって一礼。豪華なコラボの余韻が残る中、イベントは幕を閉じた。
なお5月20、21日(現地時間)にはアメリカ・シカゴで「KCON 2022 Premiere」アメリカ公演が行われ、BTOB、CRAVITY、NMIXX、STAYC、TO1が出演する。
この記事の画像(全93件)
01. Rocketeer(サビのみ) / INI
02. IT’S A BOP (サビのみ) / OCTPATH
03. ENJIN (サビのみ) / 円神
04. UBA UBA(サビのみ) / OWV
05. 無限大(INFINITY)(サビのみ) / JO1
06. Wild / OCTPATH
07. Perfect / OCTPATH
08. Addicted / 円神
09. Far away / 円神
10. Roar / OWV
11. What you waitin’ for / OWV
12. No More X / TO1(映像出演)
13. Surf / TO1(映像出演)
14. Rocketeer / INI
15. BOMBARDA / INI
16. CALL 119 / INI
17. We Are / INI
18. Move The Soul / JO1
19. Walk It Like I Talk It / JO1
20. Shine(PENTAGON)/ JO1
21. Growl(EXO)/ INI
22. WA DA DA(Kep1er)/ OCTPATH
23. Airplane(IZ*ONE) / 円神
24. IDOL(BTS) / OWV
25. Back Door(Stray Kids)/ JO1
26. Missing You(BTOB)/ INI
27. Dreamer / JO1
28. With Us / JO1
29. ツカメ~It’s coming~ / 全員
30. Let Me Fly ~その未来へ~ / 全員
※池崎理人の崎はたつさき、高塚大夢の高ははしごだかが正式表記。
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