ピーチ・ケリー・ポップからイスラエルのヴァーダット・チャリジムまで、快 … – Mikiki

 〈いまもっとも勢いのあるレーベル〉という宣伝文句も決して大袈裟に聞こえないほど、精力的なリリースを続けるバーガー。彼らの歩みはbounce3月号やMikikiへの転載記事(こちら)を参照していただくとして、ここでは到着したばかりのアルバムを紹介しよう。まずは5月の再来日ツアーも記憶に新しいピーチ・ケリー・ポップの移籍作『Peach Kelli Pop III』。アリー・ハンロン嬢が仲間たちと奏でるポップ・パンクサーフ・パンクは、相変わらずキュートかつノスタルジックだ。元ヴィヴィアン・ガールズで現ラ・セラケイティ・グッドマンや、アップセットアリ・コーラーといった客演陣を通じ、カナダからLAに移住したアリーの人脈の広がりも窺えるようで興味深い。

 
 
 続いては、エディ・スリマンも太鼓判を押すイケメン、ジュー・ジュー・アッシュワースをフロントに据えたLA在住の4人組、フロスの2年ぶり2枚目となる新作『Bleak』。ネオアコあり、サーフ・ロックあり、暗黒サイケありの多彩な一枚で、バーガーが得意としてきたキッチュさ/ヘタウマ感とは異なる、ある意味で洗練された楽曲群はUKロック好きからも歓迎されそうだ。

 
 
 その『Bleak』と共に、レーベルに新風を送り込んでいるのが、イスラエルのヴァーダット・チャリジムによる『Sinking As A Stone』と、LAインディーの聖地とも言えるスメル発のコーナーズが放った『Maxed Out On Distractions』。どちらも80年代のUKポスト・パンクからの影響を色濃く反映させながら、前者はネオ・サイケ風、後者はゴス風味もありと、一筋縄ではいかない。なお、コーナーズはロリポップとバーガーとの共同リリース。エコー・パークを拠点にガレージ帝国を築きつつあるロリポップは、バーガー作品のファンなら注目しておくべきだろう。

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