「すべては『MANTA』から始まった」熱狂的なファンが語るOPEL車の魅力| – @DIME

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山本圭亮さん山本圭亮さん
タルガトップやクーペが好きという山本さんにとって、その中で最も美しくかつ実用的なクルマが『MANTA』(左)。スポーティーハッチとして選んだのは『VECTRA irmscher』(右)。
たった1台のクルマがひとりの男の人生を変えるきっかけとなり、新たな飛躍へと導いてくれることだってある。それほどの影響力を持ったOPELの魅力と独特の世界観とは?
山本圭亮さんProfile
千葉県出身。元軟式テニスのセミプロとして日本リーグで活躍。その後、アルミ弁当箱芸人として展示会やトークショーなどで活躍。同時に内外のクルマを多数乗り継いだ経験を生かし専門誌のライターも務める。また洋楽にも造詣が深く、楽曲解説や音楽配信サイトなどでマルチに活動中。OPEL好き有志40名ほどの「日本オペル保存協会(J.O.S.A)」の管理人も務める。
MANTA
車名の由来となったイトマキエイ、英語名「マンタ」をモチーフにした美しいサイドエンブレム。その下には排気量を表わす赤いエンブレムが付く。
 父親が持ち帰ったペーパーバックに載っていた短編小説を、偶然目にしたことが小説家・片岡義男への道を開いたと、聞いたことがある。何の変哲もない日常の中に人生を左右するヒントが隠れているという話は、よく耳にする。1971年式の『MANTA』と91年式の『VECTRA』、2台のオペルを所有する山本圭亮さんも、自らの人生を大きく変えることになるヒントを見つけたひとりだ。
「たまたま目にしたアルミ弁当箱のフタに、子供の頃に好きだった『スーパーロボット レッドバロン』のイラストを見つけたんです。よく見るとその横には、私の愛車の『MANTA』をベースにした劇中車『アイアンホーク』も、一緒に描かれていました」
 この発見をきっかけに懐かしいイラストが入ったアルミ弁当箱の収集を開始。その数は現在、400個を超えているという。
「ただ集めるだけでは飽き足らず、結局はコレクションを題材にトークショーなどを行なう、アルミ弁当箱芸人になったんです」
 もし描かれていたクルマが『MANTA』以外なら、芸人にはなっていなかったとも話す。それほどの影響を与えた『MANTA』、そしてオペルとは、山本さんにとってどんな存在なのか?
「30年ほど前に、世界一美しくカッコいいクーペとして憧れていた『MANTA』を購入。夢がかなったが、残念ながらこのクルマとの縁は長く続きませんでした」
 次にやってきたのは、ハデさこそないがエレガントなスタイルの72年式『REKORD D COUPE』。その程度はコンクールレベル。そして5年ほど前、現在の『VECTRA』と『MANTA』の2台がガレージに収まった。
「最近、どちらも少しばかりヤレてきました。まずは『MANTA』のレストアを計画中です」
 これまで60台ほどのクルマを乗り継いできた山本さんにとって、とくに『MANTA』は「最も美しい実用的なクーペ」として思い入れは強く、今後もパートナーであり続けるようだ。そんな山本さんに新世代オペルの感想を聞くと。
「ポップで華やかなモデルばかり。実は少々悩ましい存在なんです。復活も待ち遠しいですね」
 新しいオペルもまた、人生を飛躍させるきっかけになりそうだ。
REKORD D COUPE
1972年式の『REKORD D COUPE』。『MANTA』を探している時に偶然、山本さんのもとにやってきた車両。ごく少数だけ正規輸入された希少性の高いモデルであると同時に程度も極上。
MANTA
当時の正規輸入された『MANTA』としては右ハンドルのATは珍しい存在。丸型メーターが並ぶスポーティーなインパネ(写真上)が山本さんのお気に入り。日本の夏に備えトランクには国産のクーラーを装備。本体の中に缶ジュースなどを収納でき冷やせる(写真下右)。リアトレイの両端に冷気の吹き出し口がある(写真下左)。「よくスピーカーと間違われるんです」と山本さん。
コレクション
レッドバロンのイラスト入りアルミ弁当箱(右)。60年代前半の『REKORD』のリモコンカー(左上)とアイアンホークのプラモデル(左下)の貴重な箱付きコレクション。
コレクション
アルミ弁当箱のコレクションはクルマ関連だけでなく、懐かしのヒーロー物やスポーツ根性物などイラスト入り弁当箱をズラリと並べトークショーを行なう。
取材・文/佐藤篤司 撮影/郡 大二郎
 1862年の誕生以来、不断の進化によっていつの時代も時代も最先端のポップカルチャーであり続けたOPEL。そのブランドDNAとその魅力を、チーフデザイナーへのインタビューや歴史的名車の検証などをもとに解き明かすムック本「&OPEL」が発売されました。

 ドイツの自動車メーカーOPELは、160年の歴史を持つ老舗ブランドです。日本との縁も深く、戦前から輸入され、2006年までは日本国内でも販売されていたので、ご存じ方はもちろん、実際に乗った/所有したことがある方も多いのではないでしょうか。
 そして今、OPELが再び、日本に上陸するといわれています。今度、日本にやって来るOPELは、私たちがしばらく見ないうちに、すばらしくモダンで、ポップな佇まいに変身していました。ドイツ車としての信頼感と堅実さはそのままに、ガジェット感あふれるデザインやカラーリングからは、「どんな人生を愉しみたい?」と、クルマが語りかけてくるようです。そんな、ニュー・ジャーマン・カーで実現するライフスタイルのテーマは「リラックス」。
 本書では、暮らしをアップデートするモダンジャーマンなクルマづくりの魅力を、160年の歴史とともに余すところなく、紹介します。

『&OPEL(アンドオペル) 未来を創るクルマ。』
定価1650円(税込)A4変形判/132ページ
小学館刊
https://www.shogakukan.co.jp/books/09104254
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革新的な挑戦を続けてきた自動車ブランドOPELの歴史

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