あみのころみ卒業前インタビュー | Skream! インタビュー 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト – Skream!

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INTERVIEW
Japanese

メンバー:あみのころみ
インタビュアー:宮﨑 大樹
めろん畑a go go、The Grateful a MogAAAzの兼任メンバーとして活動してきた”あみころ”こと”あみのころみ”が、”あみのころみ生誕祭2022(仮)”をもってグループを卒業することが発表された。あくまでも前向きな卒業だという彼女は、なぜ卒業を決意したのか、メンバーやファンに向けての想い、現在の心境など、話を訊いた。
-卒業発表しちゃいましたね。
そうなんですよ。見ていただきましたか?
-見ましたよ。ビックリしました。
私もビックリです(笑)。
-(笑)こうして話している雰囲気もそうだし、発表したときのコメントもそうですけど、本当に前向きな感じなんですね。
本当にそれです。何かが嫌でとかではなくて。前々からずっと考えていて、人生プランにおいての感じですね。人生計画、めちゃくちゃしているんです。でも、ゴリポ(GOLLIPOP RECORD)に入ったら、考えていた人生プラン以上に”続けたいな”とか、”どんな形でも表に出ていたいな”みたいな気持ちが強くなっていて。でも、兼任だから何もできないんですよ。本当にすべてを犠牲にしてきていて。”どっちかだけでも続ける”とか、”活動休止でいいんじゃないか”とか、いろいろな選択肢はあったんですけど、今さらどっちかだけを選択するほうが難しくて。モガーズ(The Grateful a MogAAAz)だけやるとか、めろん(めろん畑a go go)だけやるとかはなかったんですよね。だから”どっちも卒業します”って、わりとすぐに決断しました。
-どちらのグループに対しても、未練みたいなものは特になかったんですか?
実際にやめたら出てきたりするとは思います。でも、今のところはまったくないですね。”何かがうらやましい”とか、”誰かがうらやましい”とか、”こうなりたい”とかもないです。だから、ある意味やり切ったのかなという感じ。アイドルとしては、11年くらいやっているので(笑)。ゴリポの前のグループが解散になったときに、もうアイドルはいいかなと思って、お芝居をやっていた時代とかもあったんですけど、またアイドルをやっちゃいました(笑)。やって正解だったんですけどね。”もういいか、あとひと踏ん張り、もういいか、あとひと踏ん張り”が、たぶん3回くらいあったので。後悔とか、未練はないかもしれないです。
-”あとひと踏ん張り”と思えたのは、やっぱり楽しかったからですか?
楽しかったし、活動がない生活というのが考えられなかったんですよね。いろんな仕事をしていたんですけど、ぶっちゃけ違う仕事をしているほうがお金は儲かるし、ここまでの大変さもないじゃないですか(笑)? でも、(アイドルを)やっていたい気持ちのほうが大きかったです。
-人生プランを立てるうえで、どこかで区切りをつけようと考えるようになったのは、いつからだったんですか?
中学生とか高校生くらいからざっくりはありましたよ。私は神経質だし、”計画通りいかないともう嫌だ”みたいな感じなので。でも、真剣に考えたのはここ1年くらいかもしれないです。”今は楽しいけど、3年後の自分の人生はどうなっているんだろうな”とか。それで木下(盛隆/プロデューサー)さんに卒業や、今後の将来のことについて相談したときに、背中を押してくれるような嬉しいお言葉をいただけたので、そういうのもあって、卒業も怖くないと思ったんですよね。ここにいれば、グループじゃなくても、何かしらできるんじゃないかと。それで背中を押されたというか。
-心強いですね。プロデューサーが背中を押してくれるというのは。
そうですね。”グループをやめる=事務所もやめないといけない”とか思うじゃないですか? でも”いろいろやりようがあるでしょう”とか、思っていたよりもいい言葉を返してくれたので、”なんだ、そういう選択肢があったのか”みたいな。今すぐとかじゃないですけど、追々のことを話したときに、そう言ってくれたのは大きかったですね。
-いい会社ですね。
いい会社です、本当に。誰にでもそのとき(やめるとき)ってやってくると思うんですよ。全員が全員ずっと20代ではないし、今の環境のままじゃない。だから”それでもやっていきたい”と思ったときの道筋を作りたいんです。あんまり偉そうなことは言えないですけど、”グループを外れても、居場所はある”って言えるようにしたい。
-プロデューサーの反応は好意的だったみたいですが、メンバーに卒業の意志を伝えたときは、どんなリアクションだったんですか?
雰囲気を醸し出してもいなかったので、ビックリですよね。でもめろんは”まだ誰も行ってない道を行ってくれてありがとう”みたいなことを言ってくれて、モガーズはみんな泣いていました。伝えたのが年始くらいだったので”あと半年以上もあるぞ”っていう口実(笑)? があったので、ビックリはしたと思うけど、ワンクッション置けた感じはありましたね。
-あみころさんが、アイドルをやっていて良かったと思うことってなんですか?
ありきたりかもしれないですけど、大きいライヴができたときとか、アルバムとか本とかが形になったときですかね。形になって届けられるのは嬉しいです。あと、兼任で良かったなとは思います。
-兼任はだいぶ大変そうでしたけど(笑)。
(笑)”兼任じゃなかったらもっとできたんじゃないか”とか思うし、そう言われるけど、兼任だったから逆にここまでできたのはあったかな。
-それはなぜですか?
私って、だらだら長くできない人間だと思っていて。2倍速でぎゅっとした濃厚さではあったんですよ。”同じ速度で365日24時間進むのに、2個のことができるなんてラッキーすぎないか”と思っていて。あと、同じ交通費を払って会場に行って、1ステージしかできないのと、2ステージできるのだったら、1秒でも多くステージにいるほうがラッキーじゃないですか? そう言い聞かせているとかもありましたけど(笑)、他のグループに対する嫉妬が一切ないのも、やっぱりどっちもやらせてもらっていたことがあると思うんですよね。”めろんでできないことがモガーズでできるじゃん”とか、その逆も。そういう意味では、どっちもやっているからこそ、バランスが取れていたのかなと思います。ただ、めちゃくちゃ大変でした(笑)。大変だったけど、兼任で良かったということだけは言えます。
めろん畑a go goのセルフ・タイトル作品が完成。本作は、戦隊ヒーローものの主題歌風で、謎の人物”レザードッグ”と掛け合いながら展開していく「GO GO MELON THE VICTORY」で幕を開ける。コロナ禍も影響してか、近作ではチームの葛藤が滲み出た曲が多い印象だったが、この楽曲ではそういった迷いは吹っ切れ、めろん畑a go go節全開に仕上がっているあたりが喜ばしい。注目すべきは、代表曲の「めろん畑a go go」が”2022ver.”として再録されたこと。この曲に限らず、これまで再録をしてこなかったという彼女たちが、それぞれに成長を果たし満を持してレコーディングに臨んだ。5人の個性と、原曲よりもスラップ・ベースが際立ち、より強靭に生まれ変わったところに注目。(宮﨑 大樹)
ひとりの少女が、別れの哀しみを背負いながら走りだす「哀しきIDOL」で始まり、その人は、2曲目の「RUN IDOLS RUN」で自らのアイドル道を爆走していく。彼女の孤独で過酷な旅路は続くが、時には休息も必要だ。エンジン音とカントリー調のサウンドに乗せたスペイン語の歌唱で幕を開ける「哀$戦士」では、ロード・ムービーのワンシーンのように、焚火を囲んで、傷つき疲れた身体を癒す情景が浮かぶ。そして、この長い旅路は、人生のトンネルを抜けるように、最後は明るく「ROCKIN’ IDOL STOMP」で締めくくられる。そんな一連のストーリーが聴き手の心で展開される、映画のような作品に仕上がった。本作には”哀しみ”と”アイドル”が凝縮されている。(宮﨑 大樹)
大胆にも歌わない1曲として仕上げた表題曲は、メンバーが”私たちめろん畑a go goはいつでもここにいるよ!”と想いをぶつければ、レコーディングに参加したゴーゴーズ(※ファン)が”俺たちもめろん畑a go goといつまでもここにいる!”と返す、熱すぎるナンバー。半分以上が寸劇で構成(!?)された、昭和の特撮ヒーローもの風の「撃つな琉陀瓶!」は、馬鹿馬鹿しいことを真面目にやる彼女たちの姿がカッコいい。さらにピアノのバラード「いつかの狼」や、彼女たちの新たなテーマ曲とも言える「無敵のIDOL」、新体制ならではの明るさを見せた「海賊QUEEN AMAZONES」も収録。最後は彼女たちらしいロカビリー調の「STILL DEAD OR ALIVE」で締めくくるのもまた良し。(宮﨑 大樹)
現体制ラストのリリースを迎える、めろん畑a go go――代表曲の再録バージョンを収めたセルフ・タイトル作品が完成
“みんなもいつかアイドルをやめる日が来ると思うし、どんな形になるかわからないですけど、それでも一緒にいたいです”
哀しみや孤独を背負い、それでもアイドルとして生きていく、めろん畑a go goのニュー・シングル『哀$戦士』
アイドルとしての生き様とアイドル道――新体制のめろん畑a go goが世に放つミニ・アルバム『to IDOLS to US to YOU』
“なあなあな感じで得体の知れないグループに入っても絶対に解雇処分になる。だから癖のあるところを探した”(めんま) GOLLIPOP RECORD所属、異色のアイドル・グループ2組による座談会が実現
映画で例えるとB級映画とかそういう感じをアイドルでやりたい
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Skream! 2022年07月号
26時のマスカレイドの"26時の音楽図鑑"
月蝕會議エンドウ.の"月蝕會議室24時"
"YONA YONA WEEKENDERSキイチの漫ろ歩き"
あれくんの"僕の視界に映るもの全てを"
"SPARK!!SOUND!!SHOW!! チヨの部屋"
"#This is LASTのいる生活"
緑黄色社会 穴見真吾の"部屋とけん玉と穴見"
ドラマストアの「“コレ”推し!」
ぜんぶ君のせいだ。の"異常こそ正常だ。"
GANG PARADE ユメノユアの"ROCK ON!#YuaPlaying"
挫・人間 下川リヲの“モノホンプレーヤーになれねえ”
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indigo la End 長田カーティスの「月刊長田」
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フクザワさんによるあの曲のイメージイラスト

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