英グラストンベリー2022でのパフォーマンス・ビデオの一部がBBC Musicの公式YouTubeチャンネルで公開 – 洋楽まっぷ

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2022年6月22日(水)~26日(日)に行われた、「Glastonbury Festival 2022(グラストンベリー・フェスティバル 2022)」。
グラストンベリー・フェスティバルはイギリス、ピルトンで1970年から行われている大規模野外音楽フェスティバルで、今年のヘッドライナーはBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)Paul McCartney(ポール・マッカートニー)Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)が務めました。
他にも多くのミュージシャンが出演し、COVID-19パンデミックの影響で2019年以来となったフェスティバルを盛り上げました。
既に多くのパフォーマンス・ビデオがBBC Musicの公式YouTubeチャンネルで公開されており、今回はその中から特に印象深かったアーティストをパフォーマンス・ビデオと共にご紹介していきます。
Billie Eilish – Oxytocin (Glastonbury 2022) – YouTube
グラストンベリーで史上最年少のソロヘッドライナーとなったビリー・アイリッシュ。2019年に初めて参加し今回で2度目。
2019年に発表された2020年の予定ではヘッドライナーをTaylor Swift(テイラー・スウィフト)が務める予定でしたが、先述の通り2年連続でキャンセルとなり、ビリー・アイリッシュに差し替えられました。
全20曲のパフォーマンスを行いましたが、公開されているのは「Oxytocin」のみ。今後追加で公開されるか、自身のYouTubeチャンネルで公開するかもしれませんので期待したいところです。
Paul McCartney – I’ve Got a Feeling (feat. John Lennon) (Glastonbury 2022) – YouTube
ポール・マッカートニーは約3時間のパフォーマンスで、Wings(ウイングス)時代の曲やThe Beatles(ザ・ビートルズ)時代の曲を含む全38曲をパフォーマンス。
Bruce Springsteen(ブルース・スプリングスティーン)Dave Grohl(デイヴ・グロール)がゲスト参加する中、映像ではあるもののJohn Lennon(ジョン・レノン)との共演が実現。ジョンの映像が映し出されると会場は大きな声援に包まれました。
この共演を実現させたのが、『ザ・ビートルズ:Get Back』で監督を務めているPeter Jackson(ピーター・ジャクソン)。ポールは技術的に可能となったことで「ツアーでジョンと一緒にライブで演奏する」とも宣言しています。
またデイヴ・グロールにとってはFoo Fighters(フー・ファイターズ)のドラマー、Taylor Hawkins(テイラー・ホーキンス)の死後初のライヴパフォーマンスとなり、共演した「Band on the Run」の映像も公開されています。
Paul McCartney – Band on the Run (feat. Dave Grohl) (Glastonbury 2022) – YouTube
Kendrick Lamar – Humble (Glastonbury 2022) – YouTube
ケンドリック・ラマーは20人のダンサーに囲まれ、アンコールを含む全22曲をパフォーマンス。
最新アルバム『Mr. Morale & The Big Steppers』のジャケットでも身に着けている冠は、ティファニーとのコラボレーションによる冠「Crown of Thorns(クラウン・オブ・ソーンズ:通称 いばらの冠)」。
特に最後となった「Saviour」のパフォーマンスでは、いばらの冠から血が彼の顔に流れ落ち、最後には歌詞にはない「Godspeed for women’s rights; they judge you, they judge Christ!(女性の権利のために成功を祈る。彼らはあなたたちを裁く、彼らはキリストを裁く!)」と何度も叫ぶ様子は大きな話題となっています。
Kendrick Lamar – Saviour (Glastonbury 2022) – YouTube
米連邦最高裁は24日、人工妊娠中絶を憲法上の権利と認める「ロー対ウェイド判決」を覆す判断を示し、各州が中絶を違法とすることを認めたことで、多くのミュージシャンが抗議を行っており、ケンドリック・ラマーも何度も繰り返した後マイクを投げつけステージを去っています。
Olivia Rodrigo – F*** You (feat. Lily Allen) (Glastonbury 2022) – YouTube
Olivia Rodrigo(オリヴィア・ロドリゴ)も抗議を行ったひとり。全13曲を披露した中で、Lily Allen(リリー・アレン)を迎え彼女の曲「Fuck You」をパフォーマンス。
I’m devastated and terrified
(私は荒廃し、恐れています)
So many women and so many girls are going to die because of this.
(これが原因で、非常に多くの女性と非常に多くの女の子が亡くなるでしょう。)
And I wanted to dedicate this next song to the five members of the supreme court who have showed us that at the end of the day, they truly don’t give a shit about freedom
(私はこの次の曲を最高裁判所の5人のメンバーに捧げたいと思いました。彼らは、結局のところ、彼らは本当に自由についてたわごとをしないことを私たちに示しました。)
This song is for the justices: Samuel Alito, Clarence Thomas, Neil Gorsuch, Amy Coney Barrett, Brett Kavanaugh
(この曲は正義のためのものです:サミュエル・アリート、クラレンス・トーマス、ニール・ゴーサッチ、エイミー・コニー・バレット、ブレット・カバノー。)
We hate you! We hate you!
(私たちはあなたが嫌いです! 私たちはあなたを憎みます!)
オリヴィア・ロドリゴは他にもAvril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)の「Complicated」をパフォーマンスしていますが、こちらのビデオは現時点で公開されていません。4月にトロントで行われた自身のツアーではアヴリル・ラヴィーンがゲスト出演し、2人で「Complicated」を披露していました。
TLC – Waterfalls (Glastonbury 2022) – YouTube
象徴的なR&BグループTLCのメンバーが全く衰えていないパフォーマンスを賞賛しています。
TLCは今年デビューアルバム『Ooooooohhh… On the TLC Tip』が発売30周年を迎えており、全11曲をパフォーマンス。Left Eye(レフトアイ)が亡くなって20年が経過していますが、デュオとして不定期ではありますが活動を継続してきました。
TLC – No Scrubs (Glastonbury 2022) – YouTube
Wet Leg – Chaise Longue (Glastonbury 2022) – YouTube
Sam Fender – Seventeen Going Under (Glastonbury 2022) – YouTube
Wolf Alice – The Last Man on Earth (Glastonbury 2022) – YouTube
Easy Life – Beeswax (Glastonbury 2022) – YouTube
Griff – One Night (Glastonbury 2022) – YouTube
Glass Animals – Heat Waves (Glastonbury 2022) – YouTube
Holly Humberstone – Scarlett (Glastonbury 2022) – YouTube
YUNGBLUD – The Funeral (Glastonbury 2022) – YouTube
St. Vincent – Cheerleader (Glastonbury 2022) – YouTube
Noel Gallagher’s High Flying Birds – AKA…What A Life! (Glastonbury 2022) – YouTube
beabadoobee – Talk (Glastonbury 2022) – YouTube
Pet Shop Boys – It’s A Sin (Glastonbury 2022) – YouTube
HAIM – Summer Girl (Glastonbury 2022) – YouTube
まだまだありますが、一部をご紹介しました。
BBC Musicオフィシャルチャンネルはこちら
今年のグラストンベリー・フェスティバル 2022は3年ぶりだったという側面、アメリカでの「ロー対ウェイド判決」を覆す判決による抗議という側面、また単に音楽を楽しむという意味での側面など多くのハイライトがあったように思います。
ヘッドライナーにおいても史上最年少と史上最年長が並ぶというのも異例で、あらゆる面において重要なフェスティバルとなったことは間違いなさそうです。

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