BE:FIRST、「Scream」で示す圧倒的なパフォーマンス力 “解放”を表現するダンスと表情 – リアルサウンド

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 8月31日に1stアルバム『BE:1』をリリースするBE:FIRST。コンスタントに楽曲をリリースしてきただけあり、デビューから約9カ月半でのアルバムにもかかわらず15曲も収録されている贅沢な作品だ。それだけでなく、どんな楽曲でも自分たちのものにし続けてきた彼らだからこそ、型にとらわれない多様性溢れる楽曲が楽しめそうである。そんな『BE:1』の収録曲「Scream」のMVが、7月25日に公開された。同曲を一聴すると、リズムチェンジされていたり、トラックの雰囲気がガラリと変わっていたり、協奏曲のような印象を受ける。この1曲の中でもメンバーの様々な顔が見られるのではないだろうか。MVはすでに430万再生(8月1日現在)を達成しており、YouTubeの急上昇1位にもランクイン。盛り上がりを見せている。
 このMVは、「自粛・抑制が続く世の中における“ニューノーマルへの帰還”という、楽曲の根底に潜んだ想いをベースに、SCREAM=『解放』と捉え、欲望を解き放つ心地よさを最大限感じることができる、希望と欲望を描いたケオティック・ミュージックビデオ」とされており、これまでの作品と比べてもかなり作り込まれている印象で、圧巻だ。ストーリーは「メンバー達が『壁』『ルール』『恐怖』といった閉塞感のある世界を乗り越えて前を向き、最高のステージへと突き進んでいく」というもので、映像でもしっかり表現されている。メンバーたちが檻らしきものに入っていたり、壁に阻まれた狭い空間にいたり、額縁の中に閉じ込められてたり。かと思えば、明るく開けた空間が出てきたり。ストーリーがわかりやすい作りになっており、メッセージも受け取りやすい仕上がりといえそうだ。
 さらに、MVのポイントとして欠かせないのはメンバーたちの表情だろう。楽曲に合った表情を次々と浮かべ、文字通り「今までにない顔」を見せてくれている。とりわけRYOKIの表情は、楽曲にもキャラクターにも合っていて素晴らしい。さすが俳優、と膝を打ちたくなるほどだ。もちろん、他のメンバーの表情管理も秀逸で、楽曲のコンセプトに通ずる“抑圧と解放”を始め、“狂気と穏やかさ”、“希望と欲望”など相反する顔を次々にのぞかせている。爽やかでポップな前作「Bye-Good-Bye」とのギャップも楽しめるのではないだろうか。






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