主砲は元ダンス少年? 通算30発捕手の片野 【市船 2022甲子園】 – 千葉日報オンライン

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 市船橋の捕手、片野優羽は高校通算30本塁打の不動の4番打者。船橋市出身で、御滝中では白井中央ボーイズに所属した。県外強豪私学から誘いもあったが「地元で甲子園に行きたい」と誓い、最後の夏に夢をかなえた。183センチ、95キロと大柄だが、小学校時代はヒップホップダンスにも熱中した過去を持つ。
 きっかけは「EXILE(エグザイル)」。母が好きで、一緒にテレビ番組を見ていた際に何げなく「将来はEXILEに入りたい」と言った。友人と週1で八千代市のダンススクールに通い、発表会にも出演。洋楽に合わせ踊り、髪型も「マッシュヘアー」に。野球と並行し小学6年まで続けた。「リズム感とかが今の野球につながっているかは一切分からない」と丸刈り頭をかく。
 シティーボーイかと思いきや「田舎好き」の一面も。小学校の長期休み中は福島県塙町の祖父宅にこもり野山を駆けまわった。携帯は圏外、隣近所も5キロ先の山奥だが、免許を持つ祖父の勇敢な狩猟姿も見て育った。
 「イノシシを鍋にしてよく食べたし、キジをさばくのも手伝った。鳥なら一人でさばけるし、今も料理は好き」。夏休みの自由研究題材は一切困らなかった。同じく影響を受けた、いとこの伊沢浩大さんは実籾高時代にライフル射撃の全国大会に出場している。
 野球は市船で大きく成長した。元巨人の伏島良平コーチに教わり、とにかく地面をならす。「荒れた地面でイレギュラーが出たら終わり。風も読むようになったし、打てなくてふて腐れていた態度も変わった」
 打っても守っても鍵を握る。「勝てるようなプレーを」とマルチな才能で活躍を狙う。
◆興南戦へ始動 スピード対策も
 第104回全国高校野球選手権(6日開幕・甲子園)に出場する市船橋は4日、兵庫県西宮市の津門中央公園野球場で調整した。感染防止策で完全非公開で実施し、興南と対戦決定後初の練習。押尾友裕部長が代表取材に応じ、「相手エースは最速147キロ右腕。差し込まれないように意識するなどの対策をした」と話した。
 千葉大会では木更津総合や中央学院などと対戦し、最速140キロ超の投手を攻略した。同様に速球対策をしつつ「甲子園という場も作用し、今までよりも速く感じるかもしれない。もう一段階スピードが上がることをイメージし打撃練習は行っている」と明かした。
 第4試合のためナイター開催も視野に入れる。「とにかく速い球のピッチャーなのでふわっと入ればすぐ攻撃が終わってしまう。失点を抑え、守備からリズムをつくる市船野球で攻撃に持っていけるかが鍵。今はまだコンディションを整えることが優先」と展望した。
 市船橋は8日(第3日)の第4試合(午後3時半開始予定)に登場する。
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