岡崎体育 / eastern youth / 愛はズボーン ほか – Skream!

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LIVE INFO
Japanese
[Live House Pangea presents「Pangea10th Anniversary”AGARTHA SPECIAL”」] 10月23日(土)大阪城音楽堂
OPEN 11:00 / START 12:00
出演:愛はズボーン / 赤犬 / eastern youth / envy / 岡崎体育 / toe / ピーズ
スポーツや芸術には”続けていく美学”がある。長く続ければ続けるほど、身体は衰え、想像することすら苦痛になっていくだろうと筆者は思っていた。来年結成30年を迎えるeastern youthの新作は、約20年以上に渡って活動を共にしてきた二宮友和(Ba)脱退後、新たに村岡ゆか(Ba)を迎えた新体制で制作され、さらに骨太な身体で、より想像力を蓄えた楽曲しか収録されていないことに心底驚かされた。2017年の彼らのアンセム・ソング「ソンゲントジユウ」、抑圧に抗う者の心境を叫んだ「同調回路」など社会的な側面にも触れた前半から、3ピースのアンサンブルに聴き惚れる「黄昏の駅前には何かある」や「旅の空」といった後半まですべてが、継続してきた29年間分の”歌”で築き上げられた”自由”で形成されている。(小田 淳治)
このアルバムのレビューとして何を書くべきか非常に悩んだ。今作を聴いて震えるほど素晴らしい作品だと感じたし、それと同時にこの作品がeastern youthにしか描きえない情景を描ききった作品であると言える、それだけだからだ。Track.1の「グッドバイ」からTrack.10の「ゼロから全てが始まる」まで、全身から滴り落ちる汗の匂いと、触れれば火傷するかの如き熱と、生きている人間の血の匂いに満ちている。「目眩の街」「空に三日月帰り道」など、ここ数作の中で1番シンプルに感情を表現したと感じるほどにメロディが際立った楽曲が多い。生きていることが素晴らしいと感じることは少ないかもしれないが、生きている中にしか見出せない光を感じさせてくれる魂の1枚。(伊藤 啓太)
21年目に突入したeastern youth が放つ、力強くも暖かさに満ちた『歩幅と太陽』。男気に溢れたエモーショナルなロックを放つ真摯な姿勢に揺るぎはない。その歌はこれまで以上に、どこか優しく温かさを感じさせる。年月を重ね、経験を重ねてきた彼らが今、歌うべきこと、伝えたいことを真っ直ぐな視線で歌っている。「壊れて消えそうな明日が/消えそうで消えない炎が/ 壊れたって良いんだぜ/消えたって良いんだぜ」(歩く速度の風景)。3ピースという最小ユニットが発する圧倒的な熱量をバックに、吉野がこんなことを歌うと、恐ろしいほどに熱く、説得力のある名曲になる。そして、その言葉にはこれまで以上に、優しさが滲み出ている。最前線に立ち続けている彼らの志、眼差しはまだまだ高いところを向いている。(佐々木 健治)
4枚目のフル・アルバム。目標に掲げていたさいたまスーパーアリーナ公演を大成功に収め、音楽人生の新たな一歩となる今作は、岡崎自身が”デビュー当時を彷彿とさせる原点回帰のアルバム”と公言する1枚。岡崎体育の名前を広く知らしめたあるある系のネタ曲「MUSIC VIDEO」の2021年版とも言える「Quick Report」をはじめ、持ち前の発想力と遊び心を全開にした楽曲がパワーアップして復活したことに、今の岡崎体育の吹っ切れたモードを感じる。年を重ねることの悲哀と希望を綴った「おっさん」や「Hospital」、たわいない日常を歌ったポップ・ソング「普通の日」など、同じ時代を生きる人とファイティング・ポーズをとるような今作は、32歳になった岡崎体育の等身大が泥臭く刻まれている。(秦 理絵)
『OT WORKS』以来、約3年ぶりのコンセプト・アルバム。前作にはタイアップ楽曲が収録されていたが、今作の全12曲の中にはMONKEY MAJIK、KEITA、鈴木雅之、サンボマスター、ビッケブランカという、多彩なアーティストとのコラボレーション・ソングやカバー・ソングも加えられている。そして、タイアップとひと口に言っても、彼の場合はアニメや映画だけではなく、朝の子供向け番組からお昼の情報番組、さらには教育番組からお酒のCMまで、非常に幅広い。老若男女の様々なシチュエーションに寄り添える楽曲を、岡崎体育カラーは決して薄めることなく提供するスキルは、もっと評価されるべきだと思う。ほとんどが初CD化/初音源化の楽曲という意味でも、見逃せない1枚だ。(高橋 美穂)
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku
©Pokémon ©2020 ピカチュウプロジェクト

大のポケモン好きを公言する岡崎体育が、”劇場版ポケットモンスター ココ”のメイン・テーマを含む劇中曲全6曲をプロデュース。それらとTVシリーズに提供した4曲をまとめたコラボ・アルバムが本作だ。岡崎体育以外にもBeverly、木村カエラ、SiMら豪華アーティストや、東京都日野市立七生緑小学校合唱団がヴォーカルに参加しているのだが、子供向けだと侮るなかれ。難解な言葉はおそらくあえて使わずに、それでいて遊びや奥深さも孕んだ歌詞。ポケモンに森で育てられた少年がテーマの映画のストーリーに沿った、壮大で野性的で不思議でワクワクするサウンド。中でもトータス松本(ウルフルズ)を迎えた父親目線の主題歌「ふしぎなふしぎな生きもの」は、大人にこそ沁みる。作品への愛が滲む1枚はどの世代も楽しめるはず。(稲垣 遥)
互いにソロのシンガー・ソングライター同士によるコラボ曲。ミュージシャンの前にゲーム好きという趣味を通じて仲が深まったふたりだが、その他にも物事の着眼点や視点のずらし方、その表現方法などシンパシーを抱くところも多かったのだろう。今作は、自身をきつね(ビッケブランカ)とたぬき(岡崎体育)に見立て、遊び心とちょっとした反逆心を胸に、ポップでキャッチーな化かし合い(バカし合いとも)で、リスナーや世の中を色づける音楽を生み出した。ミックス・エンジニアにJosh Cumbeeを迎え、キレのいい明快なEDMチューンに乗せて、憂いを帯びつつも、どこか飄々と脱力したシニカルなメロディ・ラインとふたりのヴォーカルという、いろんな風味が溶け合った味わいが心地いい。(吉羽 さおり)
MVのあるあるをMVで見せて大ブレイクした「MUSIC VIDEO」、ストイックなヘヴィ・ロックにほとんど意味のない歌詞を乗せた「感情のピクセル」といった本人も”ネタ曲”とハッキリ話すユーモア溢れる曲がきっかけで、一躍現在のポップ音楽シーンの顔となった岡崎体育のメジャー3rdアルバム。なんと今回はそんな”ネタ曲”一切なし。ミニマリズムを追求した「弱者」や「確実に2分で眠れる睡眠音楽 (Interlude)」を挟んだ後半の自由で奔放で美しさすら放つサウンドスケープは、意外と言えば意外。しかし、ネタを排除しても同じ人間の作るもの。彼の持つユーモアや生活感が新たなフェーズで輝く、そのパフォーマンス性が厚みを増した作品だと言っていいだろう。(TAISHI IWAMI)
明確なメッセージに嘘がないならいい、でも音楽を手段に使うにはなんか違うし、そもそもいい音楽ならなんでも好きだし、だからといって真顔でかっこ良さげなことを歌うのは自分に嘘をつくことになる――岡崎体育の思いを妄想するとこんな感じだ。先行してMVが公開された「感情のピクセル」はタイトルも秀逸だが、最高に好きでイケてると思うサウンドの上で自分なら何を共振させられるのか? を突き詰めるとこうなるのだろう。スキルフルなエレクトロ・ファンクに英語にしか聞こえない発音の日本語詞が乗る「Natural Lips」、妬みもなぜかピュアに聞こえる王道ギター・ロック「鴨川等間隔」、USのラッパーのごとく独自のフロウを聴かせる「Snack」など、常軌を逸した音楽の深堀りと楽しい着地点にこの人の生き方を見る。(石角 友香)
“ミュージック・ビデオあるある”を題材にした「MUSIC VIDEO」など数々の”バズ”を生み出し、2016年最注目の若手アーティストと言っても過言ではない岡崎体育の1stシングルの表題曲は、アニメ”舟を編む”のオープニング・テーマ書き下ろし。対極な性格を持つ同作の主人公ふたりの”人間的対義性”を描いた歌詞は対義語がリズム良く並び、まさに言葉を編んでいくような描写と、それを軽快且つキャッチーなメロディの波に乗せる手腕に、彼のソングライティング・センスの高さが窺える。カップリングの「チューリップ」は初の生音録音で、ピアノやヴァイオリンをフィーチャーした流麗なサウンドやシリアスなムードを纏ったナンバー。冒頭に書いたようなネタ曲で知ったリスナーは意外に感じるだろうが、それはあくまで入り口。彼の真価は間違いなくその音楽にある。(松井 恵梨菜)
愛はズボーン結成10周年を記念したトリビュート盤。ラインナップするメンバーは彼らが敬愛する先輩や盟友たちで、轟くシャウトとキレッキレのギターで中毒性の高いリフレインをさらに印象づけるキュウソネコカミの「まさかのイマジネイション」や、オリジナルに忠実ながらも独自のレゲエ・テイストでアルバムのポイントとなるDENIMSの「ゆ~らめりか」など、10バンドによる一曲入魂の全10曲を収める。もともとクセ強めの原曲は、豪華面々のセンスと技と愛情により新たな魅力を引き出され、”愛はズフリーク”も大納得の仕上がりだが、参加バンドのファンにとっても聴きごたえたっぷりだ。また、愛はズが同作に参加した10組の曲をカバーしたアルバムも同発されているので合わせて聴くのもおすすめ。(服田 昌子)
バンドの周年を記念して、豪華アーティストがそのバンドの曲をカバーするというのはあっても、さらに、そのトリビュートに参加したアーティストの曲をバンドがカバーした作品集の同時リリースは前代未聞では? そんな愛はズボーンの10周年記念盤が完成。まさにインディーズで戦い続けてきた彼らが、キュウソネコカミの魂を受け継いだとも言える「ウィーアーインディーズバンド!!」、原曲の優しさはそのままに、浮遊感たっぷりのアレンジで歌うことで、ひと味違うエモーショナルなムードを湛え、愛はズの新境地を切り拓いた岡崎体育「エクレア」など全10曲を収めた。企画の面白さのみならず、より個性を研ぎ澄まし、全員が曲作りに積極的に携わるようになった今の愛はズがカバーするからこそ、バンドの最新作としても楽しめる意欲作。(稲垣 遥)
誰にも似ていないサウンドと言葉選びの発明を続けてきた愛はズボーンが、結成10周年を前に2ndアルバムを発表。今作では作品タイトル通り、シーケンスを多用した”テクノ”+魂の叫びを歌う”ブルース”の彼らなりの融合に挑戦し、新たな愛はズらしさを手にしている。これは金城昌秀(Gt/Vo)が結成当初からしたかったことにバンドの地力が追いつき、さらにGIMA☆KENTA(Vo/Gt)が歌に自信を持てたこと、そして4人が同じ方向を向けたことにより成せた業だという。冒頭「ぼくらのために part 1」から全曲そんな威勢のいいニュー・マインドを堪能できるが、タフなバンド・サウンドが際立つ「ひっくりかえす」は従来からのファンも痺れると思う。10年の挑戦と試行錯誤の末に作り上げた自信作。(稲垣 遥)
2019年第1弾リリースとなる全2曲入りのシングル。表題曲は彼ららしい多国籍感溢れる”ごちゃ混ぜパーティー・チューン”で、イントロの雷鳴に続き弾けるサビで幕を開ける。一緒に叫びたくなる”最高! 最高!”や”ラララ”のコーラスが生み出すキャッチーさと、どこかサイケデリックでキラキラする感触が入り混じり、”これでいいのか? これでいいのだ!”の自問自答を伴ってクライマックスへ! “サイコで最高!”、”YES!”の結論には誰もが痛快な気分になること間違いなしだ。またc/wは、1stフル・アルバム『どれじんてえぜ』の収録曲「adult swim-friends 岡崎体育-」のバンド・バージョン。表題曲と好対照にどっしりとしたグルーヴが小気味よくクール・ダウンさせてくれる。(服田 昌子)
愛はズボーン待望の1stフル・アルバムはミニ・アルバム2枚からの再録を含む12曲を収録。よくぞここまで豊富なアレンジ、曲調、歌詞が出てくるものだと改めて感心してしまうほど凝りに凝った作品。何しろバンド・サウンドとは一線を画す岡崎体育との共演作「adult swim-friends 岡崎体育-」ですら、これはこれで愛はズボーンらしいと思えるのだから不思議だ(そしてめちゃくちゃカッコいい)。カネシロ、ギマの両ボーカルがそれぞれのパーソナリティを発揮する「27」、「もねの絵のよう」やキャッチーなポップ・ロック「空飛ぶピンクのユニコーン」、ラスト「生きてるって感じ」のめちゃくちゃ長い”ラララ”まで、聴きどころ満載のアルバム。じっくり1枚ずつ曲順どおりに聴くことをおすすめしたい。今作で彼らの音楽は確立されたといってもいいのではないだろうか。(岡本 貴之)
愛はズボーンの2ndシングルは1,000枚限定でリリース。表題曲「ゆ~らめりか」(Track.1)のタイトル、アートワーク、歌詞、序盤から湧き上がるようにリズム・チェンジして後半へと向かうアレンジまで、気になることだらけで気がつけば何度も繰り返し聴いていた。緻密なアンサンブルが進行していき、スケールの大きなメロディと繋がってカタルシスを感じさせる展開はこのバンドの大きな魅力。「へんなの」(Track.2)で聴かせるサイケデリックな音像もスタジオ・セッションの面白さをそのまま出してきたようで興味深いし、ラストのエモ/スクリーモなミディアム曲「恋のスーパーオレンジ」(Track.3)まで聴き応え満点。ますます長時間のライヴで彼らの曲を聴いてみたくなった。(岡本 貴之)
大阪を拠点に活動を続ける4人組バンドの1年ぶりとなる2ndミニ・アルバム。2015年は初の全国流通盤を発売すると共に全国ツアー、イベントにも多数出演することで音楽ファンの間で着々と知名度を上げて行った彼ら。前作収録の「まさかのイマジネイション」を思わせる1ワードで繰り広げられるTrack.4「ピカソゲルニカ」はどんな展開になって行くのかずっと聴いていたくなる彼らの発明品のごとき必勝パターン。どこか懐かしいポップ・ロックのTrack.5「BABY君は悪魔ちゃん」、Track.6「エレクトリックオーシャンビュー」も気持ちが晴々とする爽快感があって楽しい。やりたいことが収まりきらずにはみ出しまくっているような音楽バカっぷりが最高です。(岡本 貴之)
2014年に”COMIN’KOBE”のオーディションで見事1位に輝き出演したことを始めとして”MINAMI WHEEL””見放題”等、関西の音楽イベントで軒並み入場規制となるライヴでその名を轟かせる4人組バンド初の全国流通盤となるミニ・アルバム。ライヴを観たことがなくてもその楽しさが伝わってくる楽曲たちは決まったフォーマットを持たない自由なもの。バンドのテーマ曲的な「愛はズボーン」、ひたすらワン・ワードで押す「まさかのイマジネイション」といった曲は頭も身体もバンドの演奏に委ねなさい、と言わんばかり。下を向いている人間も否応なく顔を挙げてしまう突き抜けた明るさと力技で盛り上げる曲が続いた後のラスト「デーモンのレモン」がバンドの奥深さを感じさせる。 (岡本 貴之)
“第1章を繰り返してもいい。この路線で強みを出せれば、自ずと第2章になるから”――今の岡崎体育で勝負した原点回帰の4thアルバム『FIGHT CLUB』
盟友も太鼓判を押す新曲で、バンドの新章が幕を開ける!
自分が作りたい曲を評価してもらわないと、音楽家として意味がない
“ネタ曲なしで勝負しようと決意できた”――岡崎体育の新作『SAITAMA』の持つ真の魅力に迫る!
メッセージ性ありきの音楽がすべてと言われる時代に、僕はそれが皆無なんです
新機軸の対比を描く1stシングル『潮風』リリース記念。二人で一つの友人対談実現!――”500円で友達を買いました”
結成10周年を飾るのは、音楽でやりとりする愛だらけの往復書簡――10周年記念のトリビュート&カバーを完成させ、相思相愛の3組で座談会
“自分のやりたいことを追求するのは悪いことじゃないって思えてきました” 10年で得た確かな力と自信で、音楽的欲求を結晶化した渾身の『TECHNO BLUES』完成!
“劣等感で美味い酒は飲めるけど美味しいご飯は作れません”ってフレーズは伝説ですね
バンド名の”愛はズボーン”も俺らはマジで言ってるよっていうことをライヴでも見せていますし、今回はそういう感じのアルバムにもなってます
愛はズボーンが入口でいいんで、もっと音楽シーンに広い視野を持ってくれたらなと思いますね。
タワレコがレコチョクとのコラボにより待望のサブスク・サービス"TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョク"をサービス・イン! サブスクの新しい形を提示するタワレコらしい企画が続々登場!
様々な作品や人と関わり世界を広げてきた、岡崎体育の作家としての結晶である『OT WORKS Ⅱ』全曲解説
遊びの延長戦から生まれた友情コラボ! バカし合い化かし合う、ポップなダンス・ミュージックが完成
タイアップ・ソングの中に岡崎体育の本質あり!? 異色の企画アルバム全曲レビュー
2014.05.27 @TSUTAYA O-East
2012.12.15 @渋谷O-EAST
2022.03.24 @Zepp Haneda(TOKYO)
2021.11.23 @横浜アリーナ
2019.06.09 @さいたまスーパーアリーナ
2021.09.30 @下北沢LIVEHOLIC
2021.06.27 @渋谷WWW
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Skream! 2022年04月号

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