近年、「推し色」という言葉を見聞きする機会が増えました。「推し色」の“推し”とは、アイドルやアニメのキャラクターなどの中で、自分にとってイチオシの人を指します。「推し色」とは、推しのイメージカラーのこと。公式に発表されたカラーもありますが、ファンによって自然発生的にカラーが決まることもあります。
「推し色コーデ」とは、ファッションのコーディネートに「推し色」を取り入れること。意識的に取り入れる人もいれば、気が付いたら「推し色」が増えていたというケースもあるようです。一般的な「差し色コーデ」と同じなので、日常生活でごく自然に「推し色」を楽しむことができます。コンサート会場などに「推し色コーデ」で出かけると、自分は誰のファンなのかが一目瞭然となるので、何かと好都合なのだそう。
アイドルグループの場合はグループカラー、メンバーカラーなどがあります。最もシンプルで分かりやすいのは、ジャニーズのメンバーカラーです。KinKi Kidsの堂本光一(赤)、堂本剛(青)のように、大半のグループには赤と青が割り当てられています。
Snow Manは阿部亮平(緑)、岩本照(黄)、佐久間大介(ピンク)、深澤辰哉(紫)、宮舘涼太(赤)、渡辺翔太(青)の6人に、向井康二(オレンジ)、目黒蓮(黒)、ラウール(白)の3人が加わりデビューしました。赤・青・緑・黄色・ピンク・紫はジャニーズの定番色で、オレンジ・黒・白は人数としては少ないようです。
“48グループ”や坂道シリーズのように人数が多い女性アイドルグループは、2本のサイリウムを組み合わせます。例えば、乃木坂46の齋藤飛鳥は水色・白、櫻坂46の森田ひかるは赤・青というように、メンバーカラーも2色の組み合わせとなっています。
BTSは、メンバーのVの造語「I Purple You」をきっかけに、紫をシンボルカラーのように扱っています。K-POPアイドルはグループカラーを決めることが多く、PANTONEカラーを指定するグループも。例えばSEVENTEENはローズクォーツとセレニティ、TWICEはアプリコットとネオンマゼンタ、NiziU(韓国発グループ)は赤・オレンジ・黄色・緑・青・ネイビー・紫の7色です。
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