Slipknotに衝撃を受けた著名人9人によるプレイリスト&熱烈コメント – 音楽ナタリー 特集・インタビュー – 音楽ナタリー

Slipknot「The End, So Far」 PR
2022年9月30日
Slipknotが9月30日にニューアルバム「The End, So Far」をリリースした。
1995年結成のSlipknotは、KornやLimp Bizkitの作品を手がけたロス・ロビンソンのプロデュースによって1999年に1stアルバム「Slipknot」でデビュー。メンバー全員がジャンプスーツを着てグロテスクなマスクを被るという奇怪なビジュアル、さまざまなジャンルの要素を取り入れたヘヴィサウンドが注目を浴び、世界中で人気を博すモンスターバンドになった。約3年ぶりのニューアルバム「The End, So Far」は、ToolやNine Inch Nailsなどを手がけるジョー・バレシとの共同プロデュースによる全12曲入りの作品。メンバーのショーン・クラハンは新作リリースを前に「新しい音楽、新しいアート、そして新しい始まりだ。終わりの準備をしておけ」と発言し、ファンの期待を煽った。
音楽ナタリーではSlipknotの新作リリースを記念し、Slipknotに衝撃を受けた日本の著名人によるプレイリストおよびコメントを紹介する。参加者は上坂すみれ、咲良菜緒(TEAM SHACHI)、嶋佐和也(ニューヨーク)、林田球(マンガ家)、ピエール中野(凛として時雨)、響(摩天楼オペラ)、別所隆弘(カメラマン、文学研究者)、milet(シンガーソングライター)、山岡晃(作曲家)という幅広い分野で活躍する9人。Slipknotがいかにショッキングな存在であるかが伝わってくる、それぞれのプレイリストおよびコメントをぜひ楽しんでもらいたい。
構成 / 田中和宏
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大学生の頃、にわかにメタルを聴き始めて、何も知らないけどいろいろ聴いてみよう!と思って聴いたのがSlipknotの「Iowa」でした。
ジャケットの山羊がなんだかかわいいな~!という軽い気持ちで聴いてみれば、過剰なくらい滾(たぎ)るパワーに圧倒され、とにかく速くて重くて、でも何故かずっと聴いていられる快さがすごい!!と、メタル初心者の心を瞬く間にハイにしてくださりました。2014年には「KNOTFEST」にも行くことができ、ラウドミュージックの自由で多彩な魅力を現地で楽しみました! 私にとってSlipknotは、「異世界から来てくれた、コワモテだけど親切な先生」のような存在です。
こちらでは、朝の眠たい通学路でよく私を励ましてくれた曲をまとめてみました。こんなに激しいのに不思議と馴染みのよい声質が素敵です!
声優、アーティスト。昭和歌謡、メタルロック、ロリータなど多方面に興味を示し知識を持つことでも知られる。
上坂すみれ
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高校生のときにメタルやハードロック系の音楽に邦楽で出会い、こういったジャンルの音楽ってほかにどんなのがあるの?と、当時のレコード会社のスタッフさんに質問してみたところ返ってきたのがSlipknotでした!
最初にオススメされた曲は、「Before I Forget」。聴いた当初はビジュアルも音楽も私からしたら未知の新世界でそれが本当に刺激的だったんです。一気にSlipknotの沼に落ちていきました♪
推しメンはドラムのJoeyさんです。長い髪を振り乱したパフォーマンス、あの体から出てるとは思えない爆音は最高すぎなんです。なんと言っても「Spit It Out」の三輪車Joeyさんが可愛すぎる……! あれは、本人が漕いでるわけじゃないけど、本当に漕ぎそうだから可愛いんです。もう会えることはないけど、私が人生で一番インパクトを受けたドラマーがJoeyさんなのは揺るがないです。
あともう1つ個人的なSlipknotエピソードがあって、「KNOTFEST」で来日したとき、私の誕生日が近かったんです。すると、Slipkontを教えてくれたレコード会社のスタッフさんがClown直筆のサインと、「To Nao,Live in your life」というメッセージが書かれた「Antennas to Hell」をプレゼントしてくれたんです。
もうあの時は絶叫でした。いつかClownさんに直接お礼を言うことが1つの夢です。
そんな私を音楽の沼に連れてってくれたSlipknotは、まさに私の青春で、学校やお仕事で嫌なことがあっても、やる気が出ないことがあっても私を常に目覚めさせてくれたし、今でも心の安定剤♪
ずっと行きたい「KNOTFEST」は3回もチャンスを逃してるので、次の開催は必ず行くんだ! Slipknotを生で感じられるまでは死ねない! 生で体感したらどうなってしまうのかと思うけれど、こんな最高なバンドがいる今、体感できるときに体感しなきゃね! これからも、永遠にSlipknotラブ!!
1997年9月10日生まれ。愛知・名古屋発ガールズグループTEAM SHACHIのメンバー。前身ユニット:チームしゃちほこのメンバーとして2012年に名古屋城路上デビュー。趣味は愛犬との戯れと音楽鑑賞で、好きな音楽のジャンルはロック、メタル。
TEAM SHACHI オフィシャルサイト
咲良菜緒 (TEAM SHACHI) (@nao_sakura_official) | Instagram
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俺が最初に彼らのギグを観たのは確か新木場スタジオコーストだったかな。ブッ飛んだよ。弟と観に行ったんだけど、ギグが始まった瞬間にモッシュピットが出来上がってすぐさま離れ離れになってね(笑)。ライブ直前に買って着たTシャツは終わった頃にはプールに飛び込んだのかってくらい汗でビッショリになったよ。傑作だろ? あとメンバーのクラウンとテレビ局の廊下で遭遇したことがあるんだ。彼は楽屋からおそらく日本酒の一升瓶を持ちながら出てきて、何人か取り巻きがいたんだけど俺は居ても立っても居られなくて「君のファンだ!」って話しかけたんだ。そしたら彼が「何者だ?」と言うから「ジャパニーズコメディアン」と言ったら「何か面白い事をしてくれよ」ときたんだ。俺はとっさに彼が持ってる一升瓶を奪って飲み「Yeah!!」とシャウトした。そしたら彼が笑ってくれたんだ。一緒に写真も撮ってくれてね。グッドガイだったよ。あれはいい思い出だね。
山梨県富士吉田市出身、1986年5月14日生まれ。2010年結成のお笑いコンビ・ニューヨークの主にボケ担当。ロックライブ鑑賞やCD収集、ギター演奏など音楽の趣味を多く持つ。ニューヨークとしては「M-1グランプリ2019」で決勝進出。数々のバラエティ番組で活躍している。
嶋佐 和也 KAZUYA SHIMASA(ニューヨーク NEWYORK) (@Shimasahead) | Twitter
ニューヨーク 嶋佐和也 (@kazuyashimasanewyork) | Instagram
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Slipknotを初めて知ったのは2000年の秋、本屋さんで偶然見つけた「Grind House Magazine」でした。マスクキャラクターだらけの「ドロヘドロ」というマンガの第1話を描き終えたところでした。表紙のSlipknot写真に何かを感じ、その雑誌を買って帰ったのが出会いです。次の日にはCDを買いに走りました。音楽も最高で「大当たりだ!!」と幸せな気分だったのを覚えています。
Slipknotはとにかくライブが楽しいです。
2001年には「SUMMER SONIC」の東京と大阪、11月の単独ライブ2公演、2002年にも2公演行きました。毎回最前列のすみっこで見ていたため、背後のモッシュ圧で柵のアザができたり、ヘッドバンギングをしすぎて通院する羽目になったりと思い出がいっぱいあります。
そういうわけでおすすめプレイリストはライブで楽しかった曲にしました。
「People = Shit」と「The Heretic Anthem」に関しては「The Pledge of Allegiance Tour」のライブ音源が凶悪で美しく、ぜひこちらをおすすめしたかったのですが、もう廃盤になっているということで残念です。この2曲のライブ音源は今も怒り狂ったときなどには必ず聴いています。
現在はなくなってしまった西新宿のAIRSで海外のライブ映像のブートビデオもよく買っていました。それをテレビで再生しつつマンガを描いていました。
初期の手作りのマスクに薄汚れたペラペラのツナギの衣装は素晴らしいですね。
私は仕事のアイデアなどを延々とスケッチブックにまとめる習性があるのですが、そこにもSlipknotの落書きやライブのチケットをスクラップしていました。
誰かに見せる予定はなかったのですが、今回こういうお仕事をいただいたのでその中の1ページを出しました。
林田球によるSlipknotのコリィ・テイラーのスケッチ。
ライブで観たSlipknotの暗黒で激しく、雑で乱暴で、かつ元気で楽しい雰囲気は私のマンガに多くの影響を与えました。
そしてSlipknotの真面目さやサービス精神という仕事に対する姿勢という点でもたくさんの影響を受けたと思います。
1977年、東京都生まれのマンガ家。1997年に講談社四季賞に準入選した「ソファーちゃん」でデビュー。ダーク&グロテスクな独特の世界観にコミカルなキャラクター表現で熱狂的な支持を得ている。代表作は2000年連載開始の「ドロヘドロ」。2019年からは少年マンガ雑誌「ゲッサン」にて「大ダーク」を連載中。2022年9月17日から10月16日まで東京・東京ドームシティ Gallery AaMoにて「ドロヘドロ原画展FINAL ~林田球の世界~」を開催。
「ドロヘドロ原画展FINAL ~林田球の世界~」
林田球 / 著者 – 小学館
『大ダーク』 林田 球 _ ゲッサンWEB
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ピエール中野(凛として時雨)、響(摩天楼オペラ)、別所隆弘(カメラマン、文学研究者)、milet(シンガーソングライター)、山岡晃(作曲家)
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