indigo la End 長田カーティスの「月刊長田」VOL.42 – Skream!

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COLUMN

2022年01月号掲載
あけましておめでとうございます。
2022年の長田カーティスです。
2022年もindigo la Endと長田カーティスをどうぞよろしくお願いします。
おそらく去年と同じく実家には帰らず東京の自宅で過ごしている事でしょう。
実家から定期的に姪っ子の写真と動画が送られて来るのですが、生まれてからまだ二回しか会ってない姪っ子は、僕の知らないうちに言葉を理解するようになっているようです。
きっと彼女の記憶に僕はまだいないのでしょう。寂しいものです。会ったらどうせ泣かれるのでしょう。
昔、川谷絵音の姪っ子に会った時、ずっとなんでもない顔していたのに僕と目があった瞬間泣き出した事を思い出します。
子どもは苦手です。
先日indigo la End初の日本武道館公演の発表がありまして。まぁ11月なのでまだまだ先の話ですけども。大学の卒業式以来の日本武道館。一体どんな感じになるか分かりませんが、お時間ありましたら是非いらして下さい。
その前にワンマンツアーもありますので、そちらも是非。
さて、今回の月刊長田ですけども。
結構前に書いた話の続きでございます。
たぶん半年ぐらい前に「引っ越しがしたい」って書いたのですよ。気分転換の引っ越し、特にこだわりとかが無かったので、引っ越し先を占い師の先生に決めてもらおう、っていう回ですね。
長田カーティス、引っ越しをしました、ようやく。
占い師の先生の言う通りの街、言う通りの間取り、全て言う事聞きましたよ。
しかしその言う事全てに当てはまる物件が中々見つからず、結果半年近くかかりましたけども。
「君は絶望的に女運がない」そんな事言われたらさ、全部言う事聞くに決まってるじゃないですか。まぁそれで僕の運気がどうなるとか分かんないんですけどね。
引っ越しをして、もう全て一新しようかなと思って家具を全て買い替えたのです。
もう10年ぐらい自宅にテレビが無い生活を送っていた長田ですが、テレビも買ってみました。
テレビに関しても浦島太郎状態なもので、店員さんにおすすめはどれですか?と聞いてうんうん言ってた結果、のせにのせられてどう考えても大き過ぎるテレビを買いました。
結果クレジットカードの引き落とし額がエグい。
しかし、去年、今年の目標はお金を使う事と言っていた長田カーティス。これで良いのです。占い師の先生の言う通り引っ越ししてもし仮になんか良い事あったのであれば、またこちらで。
川谷絵音 (Vo/Gt) 長田カーティス (Gt) 後鳥亮介 (Ba) 佐藤栄太郎(Dr)
2010年2月川谷絵音を中心に結成。2014年8月に後鳥亮介、2015年に佐藤栄太郎が加入し現在の体制となる。歌とギターのツイン・メロディとそれを支えるリズム隊、それらが絶妙なバランスで重なり合う。
前のコラム
佐藤栄太郎(Dr)が加入してからのindigo la Endはさらに様々な音楽性や表現手法を取り入れているが、今作もそれに違わない。トラックメイカー Qrion、ゲスの極み乙女。のちゃんMARIが手掛けたリミックス曲を含む全12曲のバリエーションはもちろん、各プレイヤーのフレージングや音色も多彩に。インタールード2曲で挟まれた中盤のゾーン(Track.4~8)には”命”をテーマにした曲が揃い、異次元へとワープするような構成も物語性が高く美しい。楽曲それぞれの物語は完結しているというよりは、続きを含んでいるような余韻がある。次回作への伏線、今後のindigo la Endの序章にも成り得るアルバムではないだろうか。まるで夜明け前の空のよう。彼らの彩る藍色がさらなる輝きや潤いを得る日も近い。(沖 さやこ)
川谷絵音がメジャー・デビュー時にインタビューで語った”今日のバンド・シーンに入っていくため”の骨頂が前作『幸せが溢れたら』ならば、『藍色ミュージック』はindigo la Endの感性が反応する音楽を追求したものだろう。ロックはもちろん、ブラック・ミュージック、ファンク、ダンス・ポップ、チルウェイヴなどを取り込んで作られた独自の音楽性は落ち着いていてシック、まさしく藍色。各楽器に演奏のスキルがあるからこそ、聴き手がじっくりと聴き入ることができる。それを日本のポップ・ミュージックとして成立させているのは歌の力が大きい。琴線に触れるメロディ・ラインは歌詞同様の哀愁を綴り、歌詞もまた柔らかく滑らかにメロディを紡ぐ。日本の音楽シーンに新たな歴史を拓く作品に成り得るのでは。渾身の勝負作。(沖 さやこ)
indigo la End史上、最も感情的な3曲だと思う。川谷絵音はこれまで絶妙な機微をメロディと言葉に落とし込み、バンドは淡く美しい世界を描いてきたが、昨年加入したベーシストの後鳥亮介と、今年加入したドラマーの佐藤栄太郎の強力なリズム隊が、楽曲の中に大きなうねりを生んでいる。彼らは爽やかさのある楽曲の中にある切なさとやりきれない感情を大きく引き立て、そしてその上で舞う色鮮やかな2本のギターの交錯も躍動的だ。新たな一歩を踏み出したことが嬉しくてたまらないと言わんばかりに力強いアンサンブルがめくるめく。ソウル・ミュージックの匂いのあるTrack.3はまさしく新境地。曲の心地よさはもちろん、川谷絵音のヴォーカルがこれまでにないくらい眩く、その歌に胸が焦がれた。(沖 さやこ)
このアルバムでindigo la Endは本当の意味で歌を大事にしたバンドになった。それは川谷絵音のヴォーカルの変化が大きい。”いい歌詞が書けたから、ちゃんと伝えたいと思った”。これまではそれを主に感傷的なサウンドや緻密なアンサンブルで表現していたが、この11曲では歌詞と自分の心の奥に一歩踏み込んだ彼の歌が煌く。ストリングスなどを取り入れたことでさらに音の幅は大きく開け、昨年夏に後鳥亮介が正式加入したことで、過去最高にベースの存在感が強い、人間の力を感じられる躍動的な音像に仕上がった。悲恋や失恋がテーマゆえに、聴いているだけで自らの過去のそれが如実に思い起こされ、胸も痛む。だが聴き終えたときに残るのは”幸せだったあのころ”という切なくもあたたかい尊さ、そしてindigo la Endの優しさだ。 (沖 さやこ)
川谷絵音は他者のことを冷静に見つめ、深く考えられる人間だ。だからこそ彼の頭の中で生まれた音楽はバンドという音になり、盤という形になる。そしてそこにはひとつひとつ大きな意味が存在する。ベーシストの後鳥亮介を正式にバンドに迎え入れた第1作目は、メジャー・デビューを機に更に知名度を高めたindigo la Endのモードにシンクロし、よりポップ・センスを高めた開けた楽曲が表題を飾った。”あなたあなたあなた”と繰り返す1回聴いただけで頭に入る中毒性の高いサビは歌謡曲的で、ロック・シーンに身を置く彼らが今以上に広い場へと羽ばたくことを予感させる。昨年リリースのライヴ会場限定シングルに収録された「幸せな街路樹」を含め、indigo la Endというバンドを象る4本柱というべき楽曲群だ。 (沖 さやこ)
2012年4月に全国デビューを果たしたindigo la Endの約14ヶ月ぶりの新作。このアルバムが完成した後にバンドのメジャー移籍が決まったとのことで、意図せずこの作品が彼らのメジャー・デビュー作となったが、より広い場所へ身を移し発する第1作に相応しい開けたサウンドになっている。バンドの魅力でもあった歌が主体になりつつもプログレ的展開を見せるサウンドスケープはより明快に。川谷絵音が自身を投影した心情描写に情景描写が絡む映画のような歌詞もドラマティックに流れる。フィクションとノンフィクションの間を華麗に行き来する楽曲群に翻弄され、聴くたびに違った景色が広がるのは、indigo la Endが人の心にしっかりと寄り添う、ぬくもり溢れるミュージックを奏でているからだ。(沖 さやこ)
昨年4月にデビューしてから2枚のミニ・アルバム、1枚の会場限定シングルをリリースとハイ・ペースでリリースを続けてきた彼らの待望のフル・アルバムであり、2枚のミニ・アルバムから続いた3部作の完結作。「sweet spider」で彼らのメランコリックなメロディと淡い世界観をストレートに表現し、(彼らにしては)過去の楽曲である「she」や「大停電の夜に」もしっかりと今の音にアップデートされている。個人的なハイライトである「スウェル」では彼らにしか成し得ない超展開とエヴァー・グリーンなメロディ、そして全てをしっかりと完結させる完成度の高さは彼らの成長を強く感じる。Indigo la Endの1年が凝縮した作品であり、今の尖り続けるロック・シーンに一石を投じる意欲作。(伊藤 啓太)
前作『さようなら、素晴らしい世界』でデビューしたindigo la Endのニュー・ミニ・アルバム。収録されている6曲のうち2曲がインタールードという点と、彼らの楽曲1曲1曲がドラマ性にとんでいるのもあり、1冊の小説のような統一された空気感をまとったコンセプチュアルな作品に仕上がっている。ライヴでも既に定番曲になっているTrack.2「レナは朝を奪ったみたいだ」は彼らの持ち味である尖ったギター・サウンドと次々と変わる展開が独特の疾走感を生み、Track.4の「渚にて、幻」は壮大な世界観をシンプルに描写したこのミニ・アルバムのキーとなる楽曲。彼らが変化球を投げ続けねばならないシーンのただの“アクセント”ではないことを証明するには充分すぎる完成度の高い作品だ。(伊藤 啓太)
東京在住、今回のリリースまでに3本のデモをリリースし、自主企画では200人を超える動員を叩き出し耳の早いインディー・ロック・リスナーの間では話題になっていた彼らの初全国流通盤。鮮やかなメロディが川谷絵音(Vo,Gt)の声を際立たせる「緑の少女」から始まり、「秘密の金魚」、「ジョン・カーティス」では彼らが最近流行のセンシティヴで心象風景を綺麗に奏でる”だけ”ではなく、内に秘めたヒリヒリとした”ロック”を感じる事ができる。そしてライヴでも最後に演奏される事が多い「素晴らしい世界」で彼らの最初の物語は幕を閉じる。色彩豊かな”メロディ”そして”歌”がこのバンドの武器であることは言うまでも無いが、緻密に構築したサウンドを縦横無尽にせめぎ合うバンド・サウンドにも同じくらい注目していただきたい。(伊藤 啓太)
いいものは作ろうとするものじゃなくてできるもの
今回のアルバムを作ったのも、今音楽をやっているのも、原始的な理由でしかない
indigo la Endが今、何でもできるということを示したかった
“とてもいい歌詞が書けたから、ちゃんと伝えなきゃいけない”という責任が生まれた
4人になったばかりの青くさい感じや、今の勢いをそのまま形にしたかった
本当の意味で”自分”が歌いたいものがある
3部作の完結作であり、indigo la Endにしか成し得ない“魔法”に満ちたフル・アルバムが遂にリリース
鮮烈なデビューを飾ったindigo la Endからわずか5ヶ月で届けられたミニ・アルバムは モノクロのショート・ムービーのようなコンセプト作品
歌を殺すぐらいギターを弾くのがindigo la Endだと思っている。
"夜"を描いた映画のような物語性あふれる1枚
『濡れゆく私小説』で描かれた、艶と憂いが織りなす涙の恋模様
より深みと自由度を増した、サウンドスケープが描くバンドの本質
愛と悲しみのバラードに佇む、感情が宿った涙のメロディ
とある日の夜に溢れだした涙の物語――indigo la End初の両A面シングル
バンドの強度と結束を二方向で毅然と提示するシングル『さよならベル』
2020.01.31 @中野サンプラザ
2019.06.16 @昭和女子大学 人見記念講堂
2018.02.10 @新木場STUDIO COAST
2015.12.03 @東京国際フォーラム ホールA
2015.07.31 @渋谷公会堂
2014.10.24 @LIQUIDROOM ebisu
2014.05.14 @渋谷CLUB QUATTRO
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Skream! 2022年05月号
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