ENGLISH COMPANYの英語勉強法ノート by STUDY HACKER – Study Hacker

「おすすめの英語勉強法、何かないかな?」
「英語の勉強って、何をどうしたらいいんだろう……」
そんな疑問を解決する方法が、この「ENGLISH COMPANYの英語勉強法ノート」には詰まっています。
私たち「ENGLISH COMPANY」は、2015年にオープンした「英語パーソナルトレーニングジム」です。「第二言語習得研究」という学問や学習科学、行動科学の知見などを積極的に取り入れた、従来の英会話スクールやオンライン英会話とは異なるアプローチで、日本人の大人(※)にとって、より効果的&効率的な英語学習を提供しています。
(※ここでは、認知能力がある程度成熟した人=中学生以上を指します)
私たちの英語学習法をもっと多くの方に届けるため、知識と技術をここにまとめました。初心者はもちろん、上級者にも役立つ内容です。
「ENGLISH COMPANYの英語勉強法ノート」、どうぞご覧ください。
「英語がうまくなりたい! どんな勉強法をすればいいんだろう……」
この問いにお答えするために、まずはあなたの「現状」を確認することから始めたいと思います。なぜなら、いまの英語力によって、取り組むべき学習内容・方法が変わるためです。
私たち「ENGLISH COMPANY」は、複雑な英語習得の段階を、簡易的に9つの「フェーズ」に分けてみました。
0:初めて学ぶ/以前に学んだけれど、ほとんど覚えていない
1:英文を読むとき、ひとつひとつの単語を日本語に訳している
2:英文は読めるけれど、聞き取れない
3:英語は聞き取れるけれど、内容をあまり理解できない
4:英語を聞き取って内容を理解できるけれど、すぐに忘れる
5:リーディング&リスニングはできるものの、ライティング&スピーキングが不十分
6:ライティング&スピーキングを正確にできるものの、時間がかかる
7:ライティング&スピーキングは正確かつ流暢だが、ビジネスレベルに洗練されていない
8:TPOにふさわしく、流暢なライティング&スピーキングができる
あなたはどの段階でしょうか? 私たちのLINEアカウントに登録すると、いくつかの質問に答えるだけで、大まかな診断ができます。
初級/中級/上級のうち、あなたはどの診断を受けましたか? 自分の英語レベルを確認できたら、それに合う勉強法を見てみましょう!
大まかな英語レベルが同じでも、個人個人が抱える課題は異なり、その解決策も異なります。もっと細かく診断してほしい場合、90分の「ENGLISH COMPANY」無料体験レッスンにお申し込みください。「英語⼒フェーズ診断シート」をお渡ししています。
「中学校で習ったこと、ほとんど覚えてない……」
「英語は昔から苦手で、どう勉強したらいいかわからない……」
そんなあなたは、最初に基礎を固めましょう。
「英語をぺらぺら話せるようになりたいから、会話の練習をしたいな!」
そう思うかもしれませんが、英語学習には「効率のいい順番」があります。英語が苦手なら、まずは基本的な単語と文法を中心に学習するのが、長い目で見れば最も効果的です。
まずは単語。簡単な英文を理解できるようになるため、最もよく使われる英単語を1,000語程度覚えましょう。
学生時代、単語テスト前の暗記は憂鬱だったかもしれませんが、最新の学習科学や単語学習研究の知見を応用したやり方なら、無理せず楽に単語が身につきますよ。「大人の英語の学び直しはこうすれば成功する! 最適な教材も紹介」を読みつつ、語彙学習を実践してみてください。
まずは、中学レベルの基礎的な文法を復習しましょう。中学校で習う文法で、日常会話の8割程度をカバーできると言われています。
「文法と聞くと、どうしても苦手意識が……」
と思うかもしれませんが、ご安心ください。
学校で習ったようにルールを丸暗記するのではなく、「なぜそのようになるのか」「ネイティブの気持ちや感覚はどうなっているのか」を理解しようとする、「認知文法」というアプローチがあります。認知文法について、詳しくは「英文法は難しい? 簡単に感じるとっておきのアプローチを伝授!」をご覧ください。
簡単な英語をゆっくり読んだり、はっきりとした発音でゆっくりと話してもらえればある程度理解できたりするなら、英語中級者です。インプットのスキルである「リーディング」と「リスニング」を重点的に鍛えましょう。
「読める英語」じゃなくて「話せる英語」を勉強したいのに、という方も、いきなり英会話というアウトプットに取り組まず、リーディング・リスニングというインプットから始めてください。理由は簡単で、「知らないことは話せない」からです。
意外かもしれませんが、リーディング力はリスニング力アップの鍵となります。自分のペースで読んでもわからないことを、耳で聞いただけで理解できる人は、まずいませんからね。
ですので、ある程度の基礎ができてきたら、次はリーディングとリスニングを中心に取り組みましょう。
リーディングには、正確さだけではなく素早さも重要です。リーディングの練習というと、受験勉強の「精読」をイメージするかもしれませんが、いわゆる「実用英語」の修得にも欠かせません。
英文を読むコツは、こちらの記事に詰まっています。
英文を速く読めるようになったら、リスニングに重点を置きましょう。
リスニング力を鍛えるトレーニングのキーワードは「音声知覚」と「音声変化」です。英語特有の音を正確にとらえるためのトレーニングをし、意識せずとも音声知覚できる音を増やしていきましょう。
「ディクテーション」や「オーバーラッピング」など、リスニング力を向上させる学習方法についてはこちらの記事をお読みください。
リーディングとリスニングにある程度の自信がもてるようになったら、自分から発信するためのアウトプットスキル、ライティングとスピーキングを重点的に鍛えると効果的です。
ライティングを含むアウトプットスキルを鍛えるときに意識したいのが、
という3つの観点。3つを順番に鍛えていくより、バランスをとりながら同時並行的に鍛えるのがおすすめです。効率のいい学習には、「主にどこを鍛えるか」「そのためにはどの練習が最適か」を意識した練習が欠かせません。
たとえば、正確な英文を書けるようになるには「フィードバック」が大事です。
書いた文が合っているかどうかを自分で判断するのは難しいもの。誰かに添削してもらうのが理想的です。
添削を頼める人が周囲にいない場合の独学方法は、「英語のライティングスキルを効率よく伸ばす勉強法とおすすめの教材」をお読みください。
仕事で英語を使うなら、一番気になるのがスピーキング力です。聞き取りやすい発音を心がけるのはもちろん、論理をわかりやすく展開する必要があります。
あなたの英語レベルに関係なく、「コミュニケーション・ストラテジー」も学んでおくと、スムーズなコミュニケーションに役立ちますよ。英会話でのピンチを上手に切り抜けられるようになります。
習熟度別・おすすめの英語勉強法をご紹介しました。もちろん反対に、おすすめできない「NG勉強法」もあります。
特に初心者の場合、やってほしくないのは次の3つです。
どうしてだと思いますか? その答えは、こちらの記事で探してみてください。
英語を身につけるには、少しずつでも毎日続けることが大切です。そのため、モチベーション(やる気)に頼るのはおすすめできません。
なぜなら、モチベーションの強さは日々変わるから。人間である以上、そこは仕方ありません。
そのため、英語学習の継続をモチベーションに頼っては、
「今日はモチベーションがあったから、英語を勉強できた!」
「今日はあまりモチベーションがなかったから、勉強できなかったな」
となり、いずれは挫折につながります。必要なのは、勉強する/しないをモチベーションの有無で決めず、生活の一部に勉強を組み込み「習慣化」することです。
習慣化の詳しい方法は、こちらの記事をご覧ください。
「テキストより動画で勉強するほうが好き」という方もいらっしゃいますよね。もちろん、気軽に視聴でき、英語学習に役立つYouTubeチャンネルもあります。
たとえば、「時吉秀弥のイングリッシュカンパニーch」。
「ENGLISH COMPANY」を運営する株式会社スタディーハッカーのコンテンツ戦略企画部でシニアリサーチャーを務める時吉秀弥氏が、英語学習に関するさまざまなトピックを自ら解説しています。特に、認知文法の視点から解説する英文法は、ネイティブの感覚で英文法が理解できるようになると好評です。
時吉氏による楽しい英語学習トークは、この「ENGLISH COMPANYの英語勉強法ノート」でも読むことができます。
あなたが知りたかった英語勉強法の情報は手に入りましたか? ここからも、英語学習のFAQに回答していきます。
「独学」とは、先生につかず、誰にも教わらず、教材を使って一人で学ぶこと。授業料がかからないのがメリットである一方、誰からもアドバイスを受けられないのが致命的なデメリットです。
英語を独学する場合、間違った勉強方法をしていても、誰も指摘してくれません。また、自分で自分の弱点はわかっても、その原因まで分析し、最適な解決方法を導き出せる人は多くないでしょう。
いくら授業料がかからないとはいえ、独学だけでは目標をなかなか達成できないどころか、むしろ目標から遠ざかってしまう可能性もあります。
英語の学習方法がよくわからない方はもちろん、独学に行き詰まりを感じている方こそ、専門知識のあるパーソナルトレーナーにつくのが有効です。専門家の提示するスケジュール・アドバイス通りに学習すれば、着実に実力がつくので安心できますし、自分では気づけなかった課題を発見してもらえるかもしれませんよ。
いわゆる「ビジネス英語」とは、ビジネスシーンで必要とされる英語スキルの総称です。ビジネスの場では、日常会話で使わない言い回しが必要ですし、会議・プレゼンテーションで論理的かつ説得力のある話ができることも大切です。
さらに、ビジネスの場だからこそ重視したいのがコミュニケーションスキル。単なる英会話の、その先を目指す必要があります。
「ENGLISH COMPANY」の姉妹サービス「STRAIL」では、社会人(中〜上級者)向けのプランとして「ビジネス英語コース」をご用意しています。英語力を底上げしつつ、オンライン英会話レッスンを併用し、ビジネスに必要なコミュニケーション力も鍛えることが可能です。
仕事で英語を使うビジネスパーソンの方は、一度ご相談ください。
私たちが英語学習のために開発したアプリケーションをふたつ紹介します。
「ListeningHacker Pro」(iOSAndroid)は、リスニングを短期間で伸ばすのに有効なトレーニングができるアプリケーションです。英語が聞き取れない原因のひとつ「音声変化」のルールを手軽にマスターできます。
たとえば、ネイティブは ”Get it.” を「ゲットイット」ではなく「ゲリッ」のように発音しますよね。このような音声の変化は、大きく分けて6パターンあります。
6パターンの変化がどのようなときに起きるか、具体的にどう変わるかをトレーニングで身につけるのが「ListeningHacker Pro」です。音声変化を修得すれば、リスニング力だけでなく、スピーキングでの発音も向上します。
もうひとつの勉強アプリは「ENGLISH COMPANY MOBILE」です。私たちが「ENGLISH COMPANY」で提供しているトレーニングを、アプリケーション上で再現しています。
このトレーニングは、英文を英語の語順で素早く読めるようになり、リスニング力も向上することで人気。プランによっては、英語音声を聞きながら同じように発声する「シャドーイング」を専門スタッフが添削してくれるので、リスニング力を鍛えるのに非常に効果的です。
私たち「ENGLISH COMPANY」の英語勉強法は、『マンガでわかる 最速最短! 英語学習マップ』にまとめています。第二言語習得研究の考え方と、英語レベル別の具体的な学習法について、マンガを交えてわかりやすく解説している本です。
>>“最速最短の英語学習法” がマンガでわかる。大人気英語ジム「ENGLISH COMPANY」が本を出しました!
「英語を中学レベルからやり直したい!」という方にも、まずはこの本を読んで「勉強法を勉強する」のがおすすめです。
「ENGLISH COMPANY」では、その人の英語力と目的ごとに異なった勉強法を提案しています。リスニングの「音声知覚」ができていない人には音声変化のルールを学んでもらい、カタカナ発音をしている人には「フォニックストレーニング」を……という具合です。
「自分と同じような立場の人は、どうやって勉強しているんだろう?」と気になったら、「ENGLISH COMPANY」で実際に学んだ方たちのインタビューを参考にしてみてください。社会人の方、学生の方、転職準備中の方、エンジニア、教員、外資系勤務……など、さまざまな大人の学習経験が読めます。
忙しいなかでの勉強スケジュールの組み方も参考になりますよ。
TOEICで高得点をとりたい場合も、現状の英語レベルによって勉強法が変わります。TOEIC L&Rのスコアが500点未満なら、TOEIC対策というよりは基礎的な単語と文法を覚える必要がありますし、リーディング問題を時間内に終えられないなら、読む速さを上げるトレーニングが必要です。
詳しくは「周囲に差をつけるにはTOEICで何点必要? デキる人の必須条件『英語力』の正しい高め方」をお読みください。
映画や海外ドラマを使った英語学習は、楽しく続けやすいとはいえ、上級者向きです。聞き取りの練習というより、文法の使われ方や未知の言い回しを学ぶ目的で視聴しましょう。
おすすめは、英語字幕を表示させ、セリフを覚えてしまうくらい同じものを何度も見ること。見終わったらスクリプトを確認し、視聴中は気づかなかったことについてメモをとっておきましょう。
ドラマや映画を活用した英語の勉強法について、詳しくは「ドラマ『フレンズ』は英語学習に効果的? 6ステップの勉強法を解説!」をお読みください。海外ドラマのなかでも特に人気の『フレンズ』で英語を学ぶコツを解説しています。
音読は、さまざまな効果が期待できるので、ぜひやってください。リーディングスピードの向上、リスニング力アップ、語彙や文法知識の定着などに効果があると言われており、とてもお得な学習方法なのです。
音読の詳しい練習方法は「英語音読の効果を最大限に引き出す練習方法【英文つき】」をご覧ください。
語学学習の手段として、留学はよく挙げられますね。長期の留学であれば、数か月から数年ものあいだ毎日、外国語を自然と大量にインプットし、アウトプットの機会も多いですから、上達しやすいと考えられます。
ただ、初心者がいきなり留学しないよう注意してください。
基礎的な単語・文法を習得していない状態では、相手の話を聞き取ることは困難です。話したいことがあったとしても、単語を十分に知らない状態では何も口から出てきません。
つまり、基礎ができていない状態で留学しても、インプットもアウトプットもままならないのです。留学先で英語を上達させたいなら、まず日本で単語と文法を勉強し、リーディング・リスニングの練習をしておきましょう。
留学の効果については、「『コロナで留学延期』の人たちへ。いまこそ英語の “基礎力養成” に専念できる絶好の機会だ」で詳しく説明しています。留学という貴重な機会を活かし、「英会話力」を最大限に伸ばしましょう!
もちろん、洋楽を聴くことも英語の勉強になります。詳しくは「趣味を学びに! 『洋楽×英語学習』3つのメリットと秘伝の勉強術」をお読みいただきたいですが、ここでも簡単に説明しますね。
英語には、特定の条件で単語の読み方が変わる「音声変化」があります。たとえば、”Let it go!” は「レット・イット・ゴウ」ではなく「レリゴウ」と言いますよね。
洋楽を聴くことで、音声変化に親しめます。音声変化について学んだあと、興味のある洋楽を聞き、「どこで音声変化が起こっているかな?」と意識して探してみましょう。
英語学習を習慣にするのはすばらしいですね。15〜30分程度でいいので、朝活の時間をとってみましょう。
30分未満でも、こんなにいろいろな英語学習ができます。
朝に集中してやるだけでなく、1回10分〜20分のちょっとしたスキマ時間にも、英語学習を取り入れてみてください。1日のうちに何度も発生するスキマ時間を足し合わせれば、毎日1時間以上もの勉強時間を確保できます。
文法書なら、時吉秀弥氏による『英文法の鬼100則』がおすすめ。発売から2か月で5万部を突破した、異例の人気を誇る文法書です。
「受動態」「使役動詞」「不可算名詞」といったさまざまなテーマについて、「どうしてこうなるんだろう?」という素朴な疑問を、認知文法の観点から解説しています。認知文法とは、「ネイティブスピーカーはどんな気持ちで世界を見ているか」という観点から解釈する文法です。
「文法書なんて読む気しないよ……」という方にこそ、『英文法の鬼100則』は最適です。ぜひ、オンライン書店のレビューをチェックしてみてください。

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