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「アンナ」（通常版／ディレクターズカット版）
はじめまして、韓流推し活邁進中のさすらいのライター山崎です。 BTSのJINの入隊が、日本のニュースで大きく取り上げられるなど、韓流ブームはますます盛り上がりを見せていますね。特に、今年は自粛されていた来日も解禁され始め、韓国のトップスターたちが続々と日本を訪れ華やかムードも満杯。K-POPはもちろん、「愛の不時着」から始まった第4次韓ドラブームもまた、衰えるどころかぐんぐん上昇中で、韓流推しとしてはワクワクが止まらない次第なのです。 【写真】「国民の初恋」スジの名演技が光る…！ とはいえ、昔に比べて短くなってきてはいますが、韓国ドラマはCM抜きで1話1時間強にして全16話が主流(最近は6話とか8話とかも多くなっていますが…)。 多忙極めるFRaUの読者の方の中には、なかなか手を出す勇気が持てないまま、まだまだ乗り切れていない…という方も多いのではないでしょうか。かくいう私も、韓流歴は6年と実はまだまだ浅いクチ。というか、逆に食わず嫌いで、もちろん「冬ソナ」も「イケメンですね」も全く知らなかった韓流ド音痴組だったのです。 ところがです。そんな私を底なしの韓流沼に引き摺り込んだ忘れもしない「最高の愛～恋はドゥグンドゥグン」。当時まだ知り合ったばかりの編集仲間から「私の韓流ドラマベスト1」と激推しされたのですが、もう、タイトルからしてふざけているし、内容はとググってみれば、オレさま的トップ俳優と落ち目の元アイドルのラブコメというじゃないですか。 しかも、主演のチャ・スンウォンは私があまり得意でない濃い顔系。とはいえせっかくなので1話だけでも観てみようかと視聴ボタンを押したが最後、思いっきり笑って、思いっきり共感し、気がつけばチャ・スンウォンにズブズブズブ。 以来、寝食を削って韓ドラ三昧の日々なのは言うまでもありません。ラブコメは韓ドラの王道でありますが、サスペンスもヒューマンも社会派も時代劇も、掘れば掘るほど、食わず嫌いでどんだけ人生損したか！ と思えるクオリティ。 社会問題を踏まえた鋭い人間観察をベースに、明日への希望が持てる優しい視線で紡がれている名作が数多く、観るほどに心が温かくなっていく。元気と勇気をマジでもらえるわけなのです。やっぱり豊富な資金を注ぎ込んで国としてエンタメを全面的にバックアップしている韓国は違う！ と、つくづく。 ということで、韓ドラ好きはもちろん、乗り切れない方こそ、ぜひ、その沼の扉を開けていただきたいと、拙筆ながらペンを(キーボードですが)とるに至った次第。昨年ヒットした「イカゲーム」みたいな目玉的大作というよりも、じんわりと心に染みいる名作が目白押しだった今年。そんな新作も混じえつつ、ここ2～3年の作品のなかから、この年末年始にぜひ、紐解いてほしい激推し5選を紹介します。「ハラハラ」「笑える」「癒される」「泣ける」「キュンキュンできる」という5つのジャンルで、私的ベスト作品をそれぞれセレクト。2023年がより豊かに明るく迎えられる傑作選を前後編でお伝えします。
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