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活動休止に追い込まれたキム・ガラム【写真：(C)HYBE】
メンバーの過去の校内いじめ疑惑で揺れる韓国の6人組ガールズグループ、ル・セラフィム（LE SSERAFIM）について韓国のメディアは24日付で「キム・ガラムの脱退を叫ぶファンの声はさらに大きくなっている」などと騒動の広がりを報じている。 【動画】「ミュージックバンク」で1位を獲得し喜ぶメンバーの公式ビハインド映像（日本語字幕有り） キム・ガラムをめぐっては18年当時中学1年だったキム・ガラムが校内のいじめ事件で学校暴力対策自治委員会（学暴委）の審査の結果、学校暴力予防及び対策に関する法律第17条第1項第5号（処分5号）により特別教育履修6時間、同条第9項による保護者特別教育履修5時間の処分を受けたことが被害者Aさんの告発によって明らかになっている。所属事務所のHYBE（ハイブ）は20日、声明を発表しキム・ガラムが5号処分を受けたことを認めながらも本当の被害者はキム・ガラムであったという主張を展開している。 しかしながら、キム・ガラムは20日から活動を休止。残ったメンバーは5人体制で活動を再開し22日に放送されたSBSの音楽番組「人気歌謡」で「Fearless」のステージを繰り広げた。キム・ガラムの導入部のパートはホ・ユンジン、サビのパートは最年少のホン・ウンチェ、メンバーの間を移動するパートはサクラこと宮脇咲良、エンディングはキム・チェウォンがそれぞれ担当した。ファンの間からは「5人の方がむしろ混雑感も無くスッキリとシャープな仕上がりになっている。見事な修正能力」「ガラムとウンチェはビジュが若干かぶっている。ガラムの良し悪しよりも5人体制はバランス良さそう」「配置的に5人がめちゃくちゃ良かった。6人の時、配置に違和感しか無かった」などと5人体制を支持する声が続々と上がっている。 こうしたファンの反応を受け、韓国メディアは「『人気歌謡』に5人組で生まれ変わったル・セラフィムが出演しメンバーの変化を知ることが難しいほどステージを成功させた」（内外経済TV）、「5人組のル・セラフィムに対する肯定的な反応が多く、キム・ガラムの脱退を叫ぶファンの声はさらに大きくなっている。果たしてキム・ガラムが学内暴力疑惑を完全に解消できるか注目される」（ヘラルドPOP）などと伝えている。 一方、中央日報は経済面で「約28万人が加わったWeverseのル・セラフィムコミュニティーでは“5人組ル・セラフィム”にしてほしいという文とハイブの対応を叱責する文が毎日数十件ずつ上がってくる。特にサクラとキム・チェウォンのようなキャリアメンバーファンの不満が大きい。自分たちのアイドルが被害を受けたという理由からだ。苦境にひんしたメンバーを保護しなければならないという意見も見えるが、少数だ」とファンの気持ちを代弁した。 メンバーの宮脇とキム・チェウォンはかつてIZ*ONEのメンバーとして寝食を共にし、ホ・ユンジンもIZ*ONEを輩出した日韓合同オーディション番組「PRODUCE48」に出演。IZ*ONE時代からのファンにとってキム・ガラムのいじめ疑惑は“推し”のイメージ悪化を防ぐため一刻も早く解決してほしい案件だろう。同紙は「指摘を受け入れない（所属事務所の）態度が繰り返されファンダムの不満がたまったようだ。最近ファンたちは学校暴力、ジェンダー問題、性暴力犯罪に特に敏感で本当に気をつけなければならない」という業界関係者のコメントも付け加えている。 報道の中にはキム・ガラムの脱退を“予言”する見方もある。トップスターニュースは、（G）I-DLE（ジー・アイドゥル）のスジンが21年2月に校内暴力疑惑を暴露され一時的に活動を中断、同年8月に脱退を発表し今年3月に所属するCUBEエンターテインメントを退社した事例を紹介し、「スジンは18年5月2日にデビューし、キム・ガラムはその4年後の22年5月2日にデビューした。スジンとキム・ガラムは、学内暴力議論で活動を中断した点、グループの中心メンバーとして注目された点、デビュー日が同じである点、グループ内の他国籍メンバーとの議論、顔の雰囲気など似た点が多数存在している」と指摘しており脱退は不可避との“読み”だ。 5人体制による初ステージ以降、ル・セラフィムのファンダムはキム・ガラムの脱退を歓迎するような雰囲気が形成されつつあるようだ。所属事務所側の反論にも一理あるのだろうが、ル・セラフィムのファンダムは多くが10代を中心とする若い男女によって構成されている。HYBEは今後、難しいかじ取りを迫られそうだ。※（参照記事はいずれも24日付電子版）
ENCOUNT編集部
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