BUDDiiSが渋谷の街に作り出した「WiiNTER LAND」2022年の集大成見せた年内ラストワンマン(ライブレポート / 独占カット含む写真32枚) – 音楽ナタリー

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BUDDiiSが昨日12月10日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でワンマンライブ「BUDDiiS vol.04 – WiiNTER LAND -」を開催した。
BUDDiiS(撮影:笹森健一)
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BUDDiiS(撮影:笹森健一)[拡大]
開演時刻を迎え、ステージ全面を覆う大きなLEDビジョンに映されたのは、渋谷の街のあちこちに立つメンバーの姿。晴れ晴れとした表情を浮かべる彼らが同じ場所に集まり、この日の会場・LINE CUBE SHIBUYAを見つめるとLEDパネルが上昇し、スモークの中に立つ10人がバディ(BUDDiiSファンの呼称)の前に姿を見せた。リーダー・FUMINORIの気合いが滲む「Are you ready?」を合図にドロップされたオープニングナンバーは「P.A.R.T.Y」。カラフルなレーザーが交錯する中でボーカルのKEVIN、MORRIE、SHOOTは1曲目から熱を帯びたボーカルを聴かせてオーディエンスのテンションを引き上げてゆく。FUMIYAの鋭利なラップやMORRIEのシャウト混じりのボーカルにメンバーそれぞれがワイルドな魅力を全開にした「BEAST2」を経て、3曲目の「Under The Sea」のイントロが響くと客席は一瞬にして青いペンライトの光に満たされる。カリプソ風の清涼感あふれるサウンドの中、開幕早々に生まれた大きな一体感を楽しむように、横1列に並んだメンバーはバディと一緒にハンドウェーブの大きなうねりを作り上げた。
「BUDDiiS vol.04 – WiiNTER LAND -」の様子。(撮影:笹森健一)[拡大]
3曲を終え、ここでMCタイムを取ったメンバーは、個性あふれる自己紹介でトークでもバディを楽しませる。FUMINORIは、このライブの模様が生配信されていることをファンに伝えつつ「最終公演、集大成を見せられるように、BUDDiiSみんなで駆け抜けていきたいと思います!」と約束した。
FUMINORIとFUMIYA。(撮影:笹森健一)[拡大]
MC終わりの1曲目は公演ごとに異なるナンバーが用意されており、この公演ではR&Bのバラードナンバー「ON & ON」が披露された。曲振りの声だけで客席が色めきたったこの曲を、メンバーは情感たっぷりに歌い踊り、KEVINとMORRIEは美しく切ないハイトーンでオーディエンスを曲の世界観に引き込んでみせる。パワフルなダンスブレイクからそのままなだれ込んだ「YO HO」、オレンジ色1色に染まった客席へ向け、メンバーそれぞれがキャッチーなハンドサインを送った「HOT CHEESE」と、彼らのライブではお馴染みのナンバーが連投されたシーンを経て、続くセクションではホリデーシーズンを先取りする演出も。ベルの音が響く中、クリスマスプレゼントを手に現れた10人はこのライブのためにアレンジされた「JEALOUS」をキュートにパフォーマンス。振りの中に“プレゼント交換”や“かくれんぼ”を盛り込んで、無邪気な表情で舞台上を駆け回る。続く「R4U」もクリスマスバージョンのアレンジが施され、彼らは雪降る街並みが映されたLEDビジョンをバックに弾むような歌声を響かせた。
BUDDiiS(撮影:笹森健一)[拡大]
「WiiNTER LAND」ならではのスペシャルな演出に、曲を終えても「楽しい!」と余韻に浸るメンバー。コメントを求められたSEIYAは「会場の熱気もすごいし、配信で観てくれている方もパワーを送ってくださってありがとうございます!」とファンに感謝を伝えた。続いてメンバーがYUMAに呼びかけるも、マイペースなYUMAは明後日の方向を向いて微笑んでおり、この様子を見たMORRIEは「実はYUMAじゃないんじゃない……?」という疑惑を投げてメンバーとバディの笑いを誘う。そんな周囲にも動じない様子のYUMAは「3部目なので、皆さんに楽しんでもらえるようにがんばります!」と改めて意気込みを見せていた。
BUDDiiS(撮影:笹森健一)[拡大]
誰よりもハイテンションなトークでメンバーとバディを引っ張るFUMINORIの「まだまだ行けますか!?」という煽りとともに、ステージは「CLICK ME」で再開。FUMIYAは「上のほうまで見えてます!」と曲中に叫んで会場全体の一体感を引き上げ、SEIYAとSHOWはツインでのアクロバットをダイナミックに決めてバディの視線を集めてみせた。8ビットのポップなグラフィックが10人のパフォーマンスを彩った「ALIEN BOY」を終えてメンバーが姿を消すと、LEDビジョンにはメンバーが衣装を着替え、手にしたスマートフォンでどこかに電話をかける様子が映し出される。映像の中と同じ衣装で再登場した彼らは、KEVINが制作したキュートなラブソング「The One」をここで披露。客席のバディを見つめながら、歌とダンスで電話越しに伝えるまっすぐな思いを表現する。日替わりで1人のメンバーが担当する曲中のセリフパートはFUMINORIが担い、彼は「もしもし? ふみだよ。秘密にしてたことがあるんだ。ずっとずっと君のことが好きでした」と、おふざけなしの真剣な告白でバディの心を撃ち抜いていた。
BUDDiiS(撮影:笹森健一)[拡大]
四つ打ちのパワフルなEDMナンバー「ALRIGHT」でFUMINORIが「最後も一緒にジャンプしていきましょう!」とバディに呼びかけるとライブも佳境。KEVINやMORRIEがパワーボーカルで曲をリードする中、ダンサーメンバーはしきりに会場を盛り上げ、ドロップパートではバディも一体となったジャンプの波が客席を揺らした。BUDDiiSとバディの心躍る冒険を歌うKEVIN作曲の「OZ」は、リリックにメンバー全員の名前が盛り込まれたナンバー。10人全員でこの曲を歌いつなぎ、ライブの最終盤に温かな絆を約束したのち、彼らはKEVINが楽曲制作を手がけた新曲「her+art」を本編の最後に届けた。FUMINORIは「皆さんとこうして出会えたことは、かけがえのないアートだなとメンバー一同感じております。最後はこの曲で寄り添わせてください」と呼びかけ、KEVIN、MORRIE、SHOOTはエモーショナルなボーカルリレーと抜群のハーモニーでオーディエンスを圧倒。10人の気迫あふれるパフォーマンスが深い余韻を残す中で、本編は幕を下ろした。
BUDDiiS(撮影:笹森健一)[拡大]
BUDDiiS(撮影:笹森健一)[拡大]
バディの鳴らす大きな拍手を受けてアンコールのステージに飛び出した10人は「SM:)LE」でライブを再開。ステージ奥のビジョンにメンバーの晴れやかな表情が次々に映し出される中、FUMINORIは「みんなのかわいい顔見せて!」とバディの笑顔を誘った。曲を終えてのMCでは4月に東阪の2会場でスペシャルイベントが行われること、さらに、6月17日に東京・日比谷野外大音楽堂、24日に大阪・大阪城音楽堂でグループ初の野外ワンマンが行われることが発表に。この知らせに10人は大盛り上がりで、FUMINORIは「いつも感謝の気持ちでいっぱいでございます! 次もBUDDiiSらしく、皆様にエンタテインメントを届けていけたら」と思いを語った。
BUDDiiSとバディ。(撮影:笹森健一)[拡大]
最後まで元気いっぱいに体を弾ませるHARUKIが客席後方のバディにも笑顔でアピールした「Beautiful」を経て、リーダーが「最後はBUDDiiSらしく、この曲で。最後の最後まで、幸せを持って帰ってください!」と呼びかけたラストナンバー「Brighter」では、TAKUYAもまっすぐな歌声を響かせる。2日間全3公演を全力で駆け抜けた10人は充実感に満ちた表情で客席を見つめ、最後まで名残惜しそうにバディに手を振る。FUMINORIが「最高の冬を、熱い冬を皆さんと過ごせて幸せでした。僕らはずっと皆さんに寄り添っています」と約束して「以上僕たちがBUDDiiSでした!」とライブを締めくくると、メンバーは降下してくるLEDパネルから最後まで顔を覗かせて「また会おう!」「大好き!」とファンに語りかけていた。
この記事の画像(全32件)
01. P.A.R.T.Y
02. BEAST2
03. Under The Sea
04. ON & ON
05. YO HO
06. HOT CHEESE
07. JEALOUS(クリスマス ver.)
08. R4U(クリスマス ver.)
09. CLICK ME
10. ALIEN BOY
11. The One
12. ALRIGHT
13. ENCHANT
14. OZ
15. her+art
<アンコール>
16. SM:)LE
17. Beautiful
18. Brighter
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