「JポップよりKポップ」日韓両国とも多数派、日本の70歳以上は「認めたくない」?…日韓世論調査 – 読売新聞オンライン

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 日本と韓国のポップカルチャー、どちらが世界で評価されている?――。日韓両国で同時期に行った世論調査で、こんな趣旨の質問をぶつけてみた。その結果、映画や音楽、ドラマなどの分野で世界を席巻する「韓流」の勢いを、韓国人だけでなく、多くの日本人が実感していることが分かった。

 調査では、日本と韓国のポップカルチャーについて「どちらが世界で人気が高いと思うか」を聞いた。

 韓国人の回答は「韓国」が86%と圧倒。「日本」を選んだのは、わずか11%だった。日本人も「韓国」46%、「日本」39%と韓国に軍配を上げた。

 日本人の回答を年代別にみると、ポップカルチャーに敏感な若年層だけでなく、幅広い年代が、「韓流」の影響力の大きさを感じていた。18~29歳では「韓国」54%が「日本」42%を12ポイント上回ったほか、40~60歳代の各年代でも、半数以上が「韓国」を選んだ。

 一方の韓国では、自国を選んだ人が全ての年代で7割を超え、40歳代では93%に達した。「ソフトパワー」の高まりに自信を深めている様子がうかがえる。

 近年、世界でヒットする韓流コンテンツは枚挙にいとまがない。人気グループ「BTS」のシングルやアルバムは米ビルボードで次々と1位を獲得。2020年の米アカデミー賞では、映画「パラサイト 半地下の家族」が英語以外の映画として初の作品賞に輝いた。動画配信サービス・ネットフリックスでも、「イカゲーム」など韓国ドラマが人気だ。日本のアニメや漫画も世界で根強い人気を誇るが、韓流の勢いに押されているという意識が浸透しているようだ。

 興味深いのは、どちらの方が人気だと思うかと聞かれて、「日本」とも「韓国」とも言わずに「答えない」人が、日本人の15%を占め、70歳以上では実に32%に上ったことだ。韓国人の「答えない」は、全体で3%、70歳以上でも6%にとどまった。この違いは、何を意味するのだろうか……。

 「心の中では『韓国の方が人気が高い』と思っていても、口に出して言いたくない。そんな『意図的な無回答』が、相当数、含まれているのではないか」。日韓関係に詳しい木村幹・神戸大教授(朝鮮半島地域研究)はこう分析する。

 日本人の「答えない」15%のうち、韓国に親しみを感じるかどうかの質問で「感じない」と答えた人は65%。全体平均の54%を11ポイント上回った。韓国に好感を持たない人が、「答えない」層の中に多くなっている。この傾向は、木村氏の「見立て」と合致している。

 近年、韓国の1人あたりGDP(購買力平価、世界銀行統計)が日本を追い抜くなど、日韓の経済水準は 拮抗(きっこう) するようになった。木村氏は、「韓国の発展を認めたくないという複雑な感情が生まれている。高齢層の無回答の多さもその表れではないか」と話す。日本人にとって韓国の存在感が大きくなっていることの一端を示したと言えそうだ。

 調査は、読売新聞社と韓国日報社が共同で、5月20~24日、日韓の有権者を対象に電話方式で実施した。日本では1019人、韓国では1000人から回答を得た。
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