「投票所にBGMが流れていた」知事選でJポップやラジオ放送 法規制なし、政治色には注意 – 神戸新聞NEXT

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神戸新聞
2022 . 4 . 24 ( )
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 「投票所にBGMが流れていた」-。18日の兵庫県知事選投票日、加古川市内の男性から神戸新聞東播支社に連絡が入った。訪れた投票所で聴いたのはシンガー・ソングライター米津玄師さんのヒット曲で、オルゴール調にアレンジされた「Lemon(レモン)」だという。記者も播磨町役場の投票所で取材中、置かれていたラジオからニュースを耳にした。静かな場所であるはずの投票所に、音楽やラジオを流してもいいの?(門田晋一)
 曲をかけていたのは、氷丘公民館(同市加古川町大野)の投票所。男性は「原曲の歌詞や歌手から政治的なメッセージを連想する恐れがないかと警戒してしまい、余計な神経を使った」などとする。
 同市選挙管理委員会によると、当日は投票所の投票管理者が、LemonなどJポップを中心に計31曲を収めたCD2枚から流した。いずれの曲も歌詞は入っていないという。市選管の担当者は「特に若い有権者は投票所の厳かな雰囲気に緊張しがち。和らげたいとの思いだった、と投票管理者から聞いている」と話す。
 一方、同日正午ごろ、播磨町役場の投票所。投票管理者の机にあったラジオから、NHKのニュースが聞こえてきた。アナウンサーが午前11時現在の投票率が前回の同時刻よりも下がったことを伝え、投票に訪れた人は「下がってるんや」とつぶやいた。そもそも、ラジオがあったのはなぜだろう。
 同町選管によると、投票開始時刻の午前7時と終了時刻の午後8時の時報を確認するため、町内の投票所全7カ所にラジオを配備。日中は消すようにしていたが、同役場では切り忘れたとし、午後3時ごろに電源を落とした。町選管の担当者は「万が一、政治的な内容が流れると投票行動に影響しかねない。今後、別の対応も考えたい」とした。
 総務省によると、投票所の運営などについて定めた公職選挙法は、投票所内でのBGMやラジオを規制していない。担当者は「善しあしは判断できない」とする。
 県選管は、県内の各市町選管に親しみやすい投票所づくりを呼び掛けており、BGMには理解を示す。ただ、メッセージ性の強い楽曲やラジオ番組は、政治色が出る可能性があることを懸念。担当者は「公正、公平な投票のためにも、スマートフォンのスピーカーで時報サービス(117)を聞くことなどを呼び掛けたい」としている。
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