Saucy Dog「シンデレラボーイ」、マカロニえんぴつ「なんでもないよ、」ヒットに表れたZ世代のリアルな恋愛観(リアルサウンド) – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース


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Saucy Dog「シンデレラボーイ」
 Z総研による2022年上半期トレンドランキングが発表された(※1)。 <流行ったアーティスト> 1位 BTS 2位 なにわ男子 3位 IVE 4位 マカロニえんぴつ 5位 TWICE 6位 Saucy Dog 7位 Official髭男dism 8位 Snow Man 9位 あいみょん 10位 優里 【写真】アグレッシブなパフォーマンス見せるSaucy Dogのライブ  それによると今年上半期の<流行ったアーティスト>のトップ3はBTS、なにわ男子、IVEと続き、近年人気爆発中のBTSのほか、去年末のデビューから快進撃を見せているIVE、さらに5位には根強い人気のあるTWICEとトップ5の中に韓国発のグループが3つランクインしており、若い世代におけるK-POP人気の高さがうかがえる。  トップ10には他にOfficial髭男dismやあいみょん、優里といった今やランキング常連のJ-POPアーティストが続くなかに食い込んだのが、4位のマカロニえんぴつと6位のSaucy Dogだ。  両バンドは<流行った曲>の1位に「シンデレラボーイ」(Saucy Dog)、8位に「なんでもないよ、」(マカロニえんぴつ)と楽曲単体でも健闘しており、楽曲面でも支持されているのが確認できる。いずれも異なるタイプの2曲だが、ラブソングであること、TikTokで流行っているVlog系のショートムービーのBGMとしての相性の良さといった、ある種の傾向は読み取ることができる。  またこのランキングは、トレンドに敏感なZ世代女子を中心としたZ総研独自のリアルZ世代コミュニティ所属のメンバーへの調査であることから、女性からの共感しやすさや女性視点での理想が歌詞に描かれていると想像できる。  それではこの2つの楽曲が人気の理由をもう少し掘り下げてみたい。 ■“何もない僕”による等身大の恋愛を歌った「なんでもないよ、」  「なんでもないよ、」は昨年11月にマカロニえんぴつが配信限定でリリースした作品。〈僕でよかったかい?こんな僕でよかったのかい?〉と歌いかける男性目線と思われる歌詞だが、“君と僕”という普遍的な表現による性別に関わらない歌として捉えれば、女性目線の曲として聴くことは十分可能で、Z世代の女性からの支持も納得できる作りになっている。  この曲の特徴は〈僕には何もない〉〈とびっきりの普通〉という主人公の低い自己肯定感だ。その主人公が感じている“特別でなさ”が広い共感を呼んでいる所以だろう。ここで歌われているのはキラキラとした夢物語のような理想の恋愛ではなく、手の届く範囲内での等身大の恋愛。そのため感情移入がしやすく、誰でも入り込める。  ポイントは、“君”のことが好きなその理由だ。この歌ではそれを言葉を尽くして探そうとするが、ただの予感であったり、〈先に死なないでほしい〉だったりと、何となくのふわっとした答えしか導き出せない。そして結局〈君といるときの僕が好きだ〉というある意味でオチのような結論に至るのである。  何も持っていない普通の主人公が唯一君といることで自分を好きになれるという自己肯定としての恋愛、あるいは、何もない自分であっても君と一緒にいられるのは自分だけというある種の特別感、これが今多くのZ世代にとってのリアルな恋愛観なのかもしれない。特別でない主人公による特別でない恋愛、それでも主人公は君といることで確かに特別を感じられているのである。 ■すれ違う2人の関係を女性目線で描いた「シンデレラボーイ」  一方で、「シンデレラボーイ」はSaucy Dogが昨年8月に発売したミニアルバム『レイジーサンデー』の収録曲。YouTubeではMVも公開されており、その再生数は4,500万回を超える。TikTok上でも人気で、この曲を使用した投稿は14,000件を突破。各種チャートでもロングヒットを見せている。  終わりを迎えた/迎える寸前の2人の関係を女性目線で描いた一曲で、いわゆるジェンダー交差歌唱によるエモーショナルなボーカル表現によって歌い上げた作品だ。その意味ではクリープハイプやindigo la Endといったバンドの諸作品と近い系譜にあると言えるだろう。  深夜0時を過ぎると魔法が解けるシンデレラの童話をモチーフに、あることをきっかけにまるで魔法が解けたかのように相手のことが好きでなくなってしまったその心の変化を、主人公視点で綴る口語体のフレーズを織り交ぜた歌詞が秀逸。〈嘘くらいせめてちゃんと/次は上手につかなきゃね〉〈騙されてあげていたの〉といったフレーズに主人公の繊細な機微が表れている。  心変わりを経てもなお体は許してしまう主人公の踏ん切りのつかなさ、心の整理が付いていない様子は、そのまま〈濡れたままのバスタオル〉〈散らかった部屋〉といった描写にも表れている。恋愛におけるすれ違いとそれに対する登場人物たちのけじめの悪さ、心の弱さを巧みに表現した歌詞が若い世代に響いているのかもしれない。  等身大の恋愛を歌った「なんでもないよ、」、2人のすれ違う関係を女性視点で描き出した「シンデレラボーイ」。今年上半期に支持された両曲では現代のZ世代の心を掴むリアリティが歌われている。下半期はこれらの楽曲がどれほど人気を維持するか、また他にどのような楽曲がこのランキングに上がってくるのか注目したい。 ※1 https://www.jiji.com/jc/article?k=000000055.000020799&g=prt
荻原梓
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