特集ワイド:平成の音楽(Jポップ)は「洋食屋」 音楽プロデューサー・松尾潔さん – 毎日新聞

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2022年4月27日(水)
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 昭和の大衆音楽なら「歌謡曲」が定番だが、平成は?と問われると、はっきりしない。令和も4年目。そろそろあの時代の音楽を総括したい。「平成の音楽は昭和歌謡から『洋食屋』に様変わりしたんです」と語るのは、宇多田ヒカルのデビューからEXILEの飛躍まで、業界を内側から見てきた音楽プロデューサーの松尾潔さん(54)だ。えっ、洋食屋? 謎かけの真意を聞いた。
 「なかにし礼さんがね、『昭和が終わった日、私の中の音楽も終わった』と言ったんです。平成という時代は、昭和の余韻にしか過ぎないって」。松尾さんは「平成の話をする前に」と、改元を機に一時は作詞家としての筆を折った歌謡界の重鎮の逸話から切り出した。
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