竹内まりや「駅」、イルカ「なごり雪」、中島みゆき「ホームにて」…人生の交差点「駅」を舞台にした昭和の名曲たち(ラジトピ ラジオ関西トピックス) – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース


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人生の交差点「駅」を舞台にした名曲の数々(画像はイメージです)
 出会いと別れ、ふるさとを離れる人と帰る人……人生の交差点「駅」を舞台にした昭和の名曲たちについて、シンガーソングライター・音楽評論家の中将タカノリと、シンガーソングライター・TikTokerの橋本菜津美が紹介します。 【音声】竹内まりや「駅」、イルカ「なごり雪」など……駅にまつわる名曲たち 【中将タカノリ(以下「中将」)】 今回のテーマは「人生の交差点『駅』を舞台にした昭和の名曲たち」ということですが……。 【橋本菜津美(以下「橋本」)】 「人生の交差点」っていいフレーズですね……別れだけじゃなくそこから出発することもありますし。 【中将】 10代の頃の通学の行き帰りなど、駅でいろんな恋模様があった気がします。菜津美ちゃんはそんな思い出ないですか? 【橋本】 ありますね……と言いたいところですが、私は小中高とぜんぶ徒歩かチャリ通学でした(笑)。 【中将】 ご出身がちょっと田舎だもんね(笑)。めげずに今回はいろんな駅にまつわる名曲を紹介していきたいと思います。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 【中将】 まず1曲目のタイトルは、ずばり「駅」(1987)。もともとは竹内まりやさんが中森明菜さんのアルバム「CRIMSON」(1986)用に提供した曲で、翌年、ご自身でもシングルとしてリリースされました。昔の恋人と電車で乗り合わせてしまい、同じ駅で降りて見えなくなるまでそっと見守っていた……というじわじわ来る曲ですね。  同じ歌詞なのに、過去を突き放したように聴こえる竹内バージョンと、未練タラタラっぽく聴こえる中森バージョン……聴き比べても面白い曲です。 【橋本】 竹内さんは歌詞がスッと入ってくる歌声ですよね。学生時代ではないですが、駅で昔好きだった人を見かけたことがあるのを思い出しました。3回も告白したのに全部フラれてしまった人だったんですが、それからしばらくたって駅で見たとき、私とは全然違うタイプのお嬢様っぽいかわいい女の子と一緒にいて……「あぁ、こんなタイプの子が好きなんだ」って吹っ切れましたね(笑)。 【中将】 そこでスパッと思いきれちゃうのが菜津美ちゃんらしいです(笑)。次にご紹介する曲も、駅も舞台に過去への別れと新たな出発を歌った名曲です。イルカさんの「なごり雪」(1975)。 【橋本】 超名曲ですね! でも今ってLINEやSNSがあるし交通も便利だから、なかなかこういう感じにならないですよね。「東京で見る雪はこれが最後、でもないやろなぁ……」みたいになっちゃう(笑)。 【中将】 別れても身体の関係だけ残っちゃうカップルも多いですしね(笑)。恋愛に関しては昔のほうが純粋だしドラマティックですね。  そう言えば「なごり雪」という言葉は、この曲を作った伊勢正三さん(シンガーソングライター、「かぐや姫」や「風」で活躍)の造語だと知っていましたか? 【橋本】 えー! 美しい表現だしイメージも湧きやすいし、普通に昔からある言葉だとばかり思っていました! 【中将】 当時は「なごりの雪」というような表現はあったけど「なごり雪」は耳なじみがなくて、批判もあったそうです。今では国語辞典にまで載っている言葉なので、まさに伊勢さんは日本の文学表現を切り開いた人というわけですね。 【橋本】 素晴らしいです! 作詞家冥利に尽きますね。 【中将】 ちなみに歌詞に出てくる駅前は伊勢さんの出身地、大分県津久見市の津久見駅をモチーフにしているそうです。旅行や電車好きの方は実際に訪れて「なごり雪」に思いをはせるのもいいかもしれませんね。  次に紹介するのは奥村チヨさんの「終着駅」(1971)。奥村さんは1969年に「恋の奴隷」でブレイクしたものの、「悪い時はどうぞぶってね」というマゾすぎる歌詞のせいか、ストーカーみたいなファンが急増して個人的につらいことが多かったそうです。そこで、イメージを塗り替えようと満を持してリリースしたのがこの曲。  作曲家として当時駆け出しだった浜圭介さんが作った曲なんですが、スタッフ経由でそれを聴いた奥村さんが気に入りレコード化に至ったわけです。結果、オリコンウイークリーランキング3位、1972年度の年間ランキング21位の大ヒットをおさめました。のちに奥村さんと浜さんは結婚し、今も仲良く暮らしておられます。 【橋本】 あらま! すごい出会いですね! 【中将】 「終着駅」がお二人には「始発駅」になったわけですね。 【橋本】 うまいことおっしゃる! 「過去から逃げてくる」というフレーズは「恋の奴隷」という過去から逃げてきたわけですね。 【中将】 菜津美ちゃんもうまい!  さて、最後にご紹介するのは中島みゆきさんの「ホームにて」(1977年)。1977年のアルバム「あ・り・が・と・う」収録曲で、約3か月後にシングル「わかれうた」のB面にも収録されました。故郷へ向かう最終列車に乗るか乗るまいか迷う主人公の心情を描いた曲だと言われています。 【橋本】 聴いていて切なくなりました。私、小さい頃に父の仕事の都合で上海に住んでいたんですが、帰国するときに「もうこの友人たちとは二度と会えないかもしれないな」と、なんとも言えない気持ちになりました。20年以上たった今もやはり再会はできていないので……やはりこういう曲には反応してしまいますね。 【中将】 僕は関西で生まれ育って今も在住なので、本当の意味でこういう曲を理解できているとは言えないかもしれないですね……。  でも世の中、帰りたくても帰れない過去や故郷への思いを抱き続けてる人は多いんでしょうね。 ※ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』2022年6月5日放送回より
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