『よふかしのうた』鳥肌モノのOP&EDテーマ 映像美と音楽が際立つ理想のアニメ化に – リアルサウンド

 TVアニメ『よふかしのうた』が7月7日深夜よりフジテレビノイタミナ枠にて放送スタートした。
 本作は、Creepy Nutsの大ファンだという原作者・コトヤマが彼らの同名楽曲「よふかしのうた」からインスパイアを受けたことで連載がスタートしたこともあり、様々な要因で放送前から注目を集めていた作品だ。
 本稿ではついに放送が始まったTVアニメ『よふかしのうた』の見どころなどを掘り下げていきたい。
 まず、OP直前の夜景のワンカットで一気に惹き込まれたのは間違いない。そこからCreepy Nutsがアニメのために書き下ろしたOP楽曲「堕天」が始まると、曲はもちろん、映像演出のオシャレさも相まって、物語への没入感を高めてくれる。
 第1話「ナイトフライト」では、主人公・夜守コウ(CV.佐藤元)と謎の美少女・七草ナズナ(CV.雨宮天)の出会いのシーンがメインで描かれた。女子が苦手で不登校中のコウは、初めて誰にも言わず夜に外に出る。そこに突如現れたナズナ。彼女は実は吸血鬼で、コウに夜の楽しさを教えてくれる。
 本作を見始めると、目が離せなくなる最大の要因は背景のキレイさだろう。星空、夜景、夜の街。“よふかしのうた”というタイトルにふさわしく夜の表現が抜群に良い。蛍光灯などの現実的な明かりと、ネオンのようなピンクの明かり。アニメならではのライティング表現が、コウの初めての夜遊びへの高揚感を表している。
 そんな夜の街で突如現れる、ちょっとエッチで現実から逸脱した妙な存在感があるナズナ。見た目とは相反して、「人が、吸血鬼に恋をすること」という吸血鬼になる条件を照れながら説明するナズナのギャップはとても愛らしかった。
 細かくキレイな背景の中で動くコウやナズナといったキャラクターたちにはポップなテイストもあり、絶妙なバランスで世界観が作り出されている。第1話で気になるキャラクターといえば、夜の街でナズナが声をかけた酔っぱらいたちだ。
 実はこの酔っぱらいのうち2人を子安武人と子安光樹の親子が演じており、SNSなどでも「親子共演」が話題となった。エンドロールを見ると、2人に加えて佐藤ミチルがCVを務めた酔っぱらい3人衆には「トニオ」「カイ」「マツダ」と名前がついており、今後の登場に期待してしまう存在だ。
 第1話はコウとナズナの出会いが中心に描かれていただけに、登場したキャラクターはごく少数だったが、原作未読の視聴者でもOPを見るだけでも気になるキャラクターがたくさん登場している。ナズナと同じ吸血鬼たちのCVを戸松遥や喜多村英梨、伊藤静などといった人気・実力のある声優陣が固めているのも頼もしい。今後の登場が待ち遠しいキャラクターたちだ。






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