■「繭を紡ぐ」から「音を紡ぐ」へ、そして人をつなぐ
岡谷市で会社を経営する浜一平さん(70)が、明治時代に建てられた繭蔵を改修し、7月からレコード店として活用を始める。老朽化が進み、使い道に悩んでいた所有者から、街の歴史を伝える建物を残したい―と購入。さまざまな人が交流する拠点にすることを思い描いている。
建物は1957(昭和32)年に市内の卸売業「金上」が譲り受け、その後は倉庫として活用してきた。2007年に経済産業省の近代化産業遺産の認定も受けたが、昨年6月から利用されなくなっていた。金上の小口裕文社長(53)から建物の活用を打診された浜さんが、改修作業を進めていた。
■ジャズやJポップなど約3千枚のレコードを用意
レコード店にすることにしたのは、バンド活動をしている息子がレコード店で…
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