冨田ラボ〜20周年+αの足跡をサンレコ・バックナンバーで読む! – サンレコ

冨田ラボ〜20周年+αの足跡をサンレコ・バックナンバーで読む!
 プロデューサー冨田恵一のプロジェクト、冨田ラボが20周年を迎え、最新アルバム『7+』をリリースした。サウンド&レコーディング・マガジンでは、これまで全オリジナル・アルバムで取材を敢行。幅広い層のリスナーやクリエイターから支持される冨田の歴史をバックナンバーで振り返ってみてほしい。
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 デビュー・アルバムのインタビューで冨田ラボとして初登場。「誰が歌うかを決めずに自分の中から出てくるメロディを書いてみたいと思った」とプロジェクト開始を宣言した。自作のドラム・ライブラリー、年代や状況などを設定してアレンジする手法(シミュレーショニズム)など、冨田ならではの手法の数々がファースト・インタビューで語られている。


 2ndアルバム『Shiplaunching』から高橋幸宏と大貫妙子をフィーチャーした「プラシーボ・セシボン」をピックアップし、その制作過程を誌面上で再現。ステップバイステップで冨田の制作プロセスをたどることができる。インタビューでは前作でのシミュレーショニズムから離れるとともに、一人でできる限りのことをする自身の制作スタイルを「映画型ではなく絵画型」と語ってくれた。


 Shipシリーズ三部作の最後を飾る作品のインタビュー。作品のフォーマットから自由になること、「冨田ラボの存在」が実体化してきたこと、そしてスタジオのルーム・アコースティックやコンソールを省いたスタイルについて語られている。
Shipahead

 椎名林檎、さかいゆう、横山剣、原由子の4人が参加したアルバム。シンセの多用や譜割りで複数のリズムが交錯するメトリック・モジュレーション、椎名林檎からの提案などについて語られる。振り返ると『SUPERFINE』以降の流れを先取りしていたことが読み取れる。


 2015年にプロデュースしたbird『Lush』以降、現代ジャズやヒップホップのリズムに傾倒していった冨田が、それを自作に反映。生ドラム(と言っても冨田の場合は打ち込み)とマシン・ビートの融合を目指し、初顔合わせとなる若いボーカリストを大々的に起用。冨田ラボの大きな転換点となった作品について触れている。


 長塚健斗(WONK)、Ryohu(KANDYTOWN)らをゲストに迎えた6th。ヒップホップからの影響が大きく、A/B/サビというJポップの形式を壊し、「自分で演奏することにこだわらなくなった」とビートメイカー的な制作スタイルを大胆に取り入れたと語る。使用するソフト音源も現代的なものが増えている。

 最新アルバム『7+』のインタビューも公開中!


 UNIVERSAL AUDIO UADプラグインを早くから導入していた冨田に、T.C. ELECTORONICやWAVESなど、他社の外部プロセッサーを用いたプラグインシステムも同一環境下で試してもらった。「DAWの音質の違いは、付属プラグインによる部分も大きいのではないか」と当時の冨田は結論づけていた。

 総勢18人のバンドと10人のゲスト・ボーカルを迎えたSHIBUYA-AXでの冨田ラボとしての初ライブ。企画から収録、当時まだ珍しかったBlu-rayでのライブ作品制作について、冨田と関係者に取材を敢行した。
Tomita Lab CONCERT(Blu-ray Disc)

 プロデュース作品をまとめたコンピレーションに関するインタビュー。冨田ラボの新曲として坂本真綾をボーカルに迎えた「エイプリルフール」についても語られている。
冨田恵一 WORKS BEST~beautiful songs to remember~

 現在も冨田の制作拠点となっている、自宅地下のTOMITA LAB STUDIOの完成を記念して取材を敢行。さまざまなシンセやアウトボードが並ぶその姿は圧巻!

 冨田がよく使用したクレッセントスタジオ(現サウンドシティ世田谷)のコンソールから抜き出したというFOCUSRITE ISA 110をピックアップ。数々の所有プリアンプの中からこれを重用する理由を語ってもらった。

 AZUMA HITOMIとともにSEQUENTIAL Prophet-6について語り尽くす企画に参加。この後冨田は、この企画をきっかけにbirdのライブでProphet-6を使用することになった。


 ライブ・イベント「TOKYO LAB」をきっかけに冨田が結成したT.O.C. Band。このライブとバンドのために書き下ろした「Tokyo Lab Suite」について冨田本人に解説してもらった。なお2018年、2019年にも「TOKYO LAB」が開催され、T.O.C. Bandが参加。2018年公演では、「Tokyo Lab Suite」のデモ・トラック付きチケットも発売されたが、ぜひフルバンドでのレコーディングも期待したい。


 キリンジの2ndアルバム『47’45″』インタビューにプロデューサーとして登場。当時の冨田のシーケンスソフトはOPCODE Visionだったことが発言から分かる。


 当時急増してきたインディペンデント・スタジオとそこを拠点とするプロデューサー/アーティストによる作品を集めたコンピを特集。冨田はWatusi(COLDFEET)とのプロデューサー・ユニットOut to Lunchの「To Be Witched」で参加。

 リットーミュージック主催「第5回オリジナル・テープ音楽祭」で最優秀賞を受賞し、デビューが決まった冨田のユニットのアルバム・インタビュー。「多重録音はとにかくこのサウンド&レコーディング・マガジンで学びました(笑)」と語る当時の冨田、人に歴史あり。なお前年(1987年)6月号には受賞コメントも掲載。



rittor_snrec
サウンド&レコーディング・マガジン 2022年9月号
発売日2022.07.25
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