サブスク時代のヒット曲作り 前あおりよりデータ分析|NIKKEI STYLE – style.nikkei.com

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急速に進んだエンタ界のデジタル化を背景に、ヒットの作り方が大きく様変わりした。新たなスターを次々と生み出す「TikTok」や「オーディション」のトレンドからオンライン化でチャンスが広がる「バーチャルワールド」「カタログ」まで、ブレイク&ヒットの最新事情を探っていく。最終回は「カタログ発ヒット」。カタログとは、過去に発表された楽曲のこと。このカタログが、デジタル化が進んだ世界では「宝の山」になる可能性を持っている。
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40年前に発売された日本の楽曲が世界的にヒットしていることが昨年末、話題になった。1979年発売の松原みき『真夜中のドア/Stay With Me』の再生数が、世界中で急上昇したのだ。その人気は、世界で3億2000万人以上のユーザーが利用するSpotifyのグローバルバイラルチャートで15日連続1位を獲得するほどだった。[※バイラルチャートは、Spotify上から様々なSNSでシェア・再生された回数などのデータを元に、「いまSNSで最も話題になっている曲」をSpotifyが独自に指標化したもの]
新曲が話題になることが多かった音楽シーンだが、今、過去の楽曲である「カタログ」発のヒットに注目が集まっている。
「『真夜中のドア』がヒットする素地はあった」と言うのは発売元のポニーキャニオンデジタル戦略担当エグゼクティヴ・プロデューサーの今井一成氏。「近年、海外のクラブDJたちが日本のシティポップを積極的に流していた。その動きがネットにも広がってきています」
2017年、竹内まりやの1984年の楽曲『Plastic Love』がYouTubeで一気にブレイクし、話題になった。きっかけになった動画は個人が上げたものだといわれている。今井氏によると『真夜中のドア』も“ユーザー発”のヒットだという。「海外のインフルエンサーが椅子に乗ってくるくる回る動画をTikTokに上げたとき、『真夜中のドア』を使用したんです。さらにRainych(レイニッチ)というインドネシアのYouTuberがカバー動画を上げたことも、大きな要因になりました。これらがネットで話題になると、『真夜中のドア』の再生数も大きく伸びていったのです」(今井氏、以下同)
この動きを加速させたのが、サブスクリプション(以下、サブスク)型のストリーミングサービスだ。同じデジタルでもダウンロード型ではお金を払わなくてはいけないが、サブスク型のストリーミングならリスナーに追加の費用は発生しない。
一方で楽曲を提供する側にとってもサブスク型のストリーミングで聴かれることは重要になる。
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