Novel Coreにとっての至福のオフ 〜オフに聴く音楽と、ファッション&休みの過ごし方 – KKBOX

ミュージシャンの「オン」と「オフ」を覗く連載「至福なオフ」。「オン」のモードで作り上げた作品についてはもちろん、私服のこだわりや休日の過ごし方、聴いている音楽など「オフ」の話題にも触れています。
今回のゲストは、新世代のラッパー&シンガーソングライターNovel Coreさんです。15歳からラッパーをはじめ、ストリートパフォーマンスやMCバトルで頭角を現し、『BAZOOKA!!! 第12回高校生RAP選手権』にて歴代最年少で優勝。Zeebra主宰レーベル「GRAND MASTER」と契約し本格的にアーティスト活動を開始した後、2020年10月にSKY-HI主宰マネジメント/レーベル “BMSG” と第一弾アーティストとして契約。BMSGとavexが共同設立した音楽レーベル「B-ME」より、メジャーデビューを果たしました。

そんな彼が8月3日、約8ヶ月ぶりに2ndメジャーアルバム『No Pressure』をリリース。「弱さを知る者にしか語れない強さと、不自由を知る者にしか歌えない自由」というコンセプトのもと、さらなる表現の幅を広げた本アルバムに込められた思いを聞きました。また、トップメゾンのモデルに起用されるなどファッション業界からも注目を集めるNovel Coreさんの私服事情、音楽制作にも関わっているという休日の過ごし方、最近よく聴いている音楽など「オフ」のお話もお届けします。
ーまずは今日の私服のポイントから教えてください。

Novel Core:今日はニット帽を主役にコーディネートを組みました。もともと帽子をかぶる方ではなかったのですが、街中を移動していると白髪がそこそこ目立つから髪を隠すのがキッカケで帽子を被り始めたんです。そうしたら帽子探しにハマってしまって(笑)。今日は「BBC(Billionaire Boys Club)」というブランドのニット帽とパーカーを身につけています。
ークールなイメージが強いので、今日のポップな色合いは意外性がありました。
Novel Core:たしかにステージ上などはドメスティックブランドとインポートブランドの中でもシックな服が特に好きなのでジレやコートを身につけたり黒一色にしたりフォーマルな着こなしをすることが多いですけど、その分普段着に大きく差を出したくて完全にオフの日はあえてラフな格好を意識しています。特に下半身はボリュームのあるシルエットをつくりたいから、ダボッとしたズボンをよく履きますね。
ーアクセサリーも多く身につけていますが、何かこだわりはありますか?
Novel Core:めちゃくちゃブルーベースの人間なのと、シルバーアクセサリーが好きなので、身につけるアクセサリーは基本シルバーで統一しています。ただつい最近、お気に入りでつけていたシルバーリングを全部失くしてしまい……仕事で地方に行っていて帰ってきてアクセサリーケースを見たら一つも入っていなかったという。2年くらい必ず身につけていて今は違和感があるので、いち早く新しいシルバーリングをゲットしたいと思っています(笑)。
ー地味にショックな出来事ですね……。そして、リングのお話をしている中でチラッと見えたネイルが素敵だなと。

Novel Core:海外のロックミュージシャンがすごく好きなんですけど、みんなこぞってネイルをしていてカッコいいなと思い、自分でもしてみました。最近は足のネイルもやっています。時間が取れず今はポリッシュネイルをしていますけど、次のツアーをやるタイミングでアルバムのデザインのジェルネイルをしたいなと考えています。
ーアルバムツアーの時は爪に注目するファンの方が増えそう。ちなみにファッションアイテムで集めているものはありますか?
Novel Core:デニムを含めパンツがめっちゃ好きなので、100本以上は買っていますね。履いていないやつもかなりあるものの、いつ何の目的で買ったのかを覚えているせいで1着1着に対する思い入れが強くて処分できないんですよ。
それなのに最近もリーバイスのリバイバルがすごく流行っているから、お気に入りの型のデニムを探していて。どんどん増えていく一方で本当に困っちゃいますよ……。置く場所がないから、お店に置いてあるようなパンツ用のラックを買おうかなと(笑)。
ー続いてオフの過ごし方について。Coreさんは休日に何をして過ごすことが多いんですか?
Novel Core:映像作品の鑑賞が好きなので、映画館に行ったりサブスクで映画・ドラマ・ドキュメンタリーなどの映像作品を観ることが多いですね。映画は映画館で観たい派なんですけど、忙しくて観に行けないことも多いから、6つくらいの動画配信サービスを契約しています(笑)。観たい映画やドラマを全部リストに入れて、時間ができたら観る感じですね。
ー最近観た映画で良かった作品はありますか?
Novel Core:先日久しぶりに映画館に行きまして、スケジュール的にちょうど良かった『今夜、世界からこの恋が消えても(通称:セカコイ)』を観たのですが、めっちゃ泣きました……。原作(小説)を読まずに行ったのですが、めちゃくちゃ良かったです。これまで洋画をメインで観ていたので、これを機に邦画もチェックしようと思いました。
ー恋愛作品を観て泣くCoreさん、これまた意外です。
Novel Core:ちっちゃい頃から映画やドラマを観ては涙が出ちゃうタイプなので、割と何でも泣きます(笑)。僕、トム・ハンクスがすごく好きで、人生で一番好きな映画は『ターミナル』なのですが、人生で一番泣いた映画は『グリーンマイル』でした。嗚咽レベルでずっと泣いていて苦しかったです(笑)。
ーたしかに『グリーンマイル』は泣けますね(笑)。映像作品から楽曲制作のインスピレーションを得ることもあるんですか?
Novel Core:めっちゃあります。映像作品とアート作品から影響を受けることがほとんどですね。それこそ『No Pressure』の制作を終えた直後に、ずっと観たかったKing Gnu・常田(大希)さんのドキュメンタリー(『常田大希 混沌東京-TOKYO CHAOTIC-』)をようやく観たんですよ。すごく音楽的に刺激を受けて、それから楽曲制作のクオリティが著しく上がっています。
ーオフの日でありながら仕事のことを考えているように感じるのですが、息抜きになっているのでしょうか。
Novel Core:なりますよ!寝ている間も考え事をしているくらい常に頭が動いているタイプで、普通に生活していると頭が休まる瞬間がない人間なのですが……目の前にある映像や音楽、アートに触れている時は何も考えず一心に受けることができる。特に映画館は強制的にデジタルデトックスの時間にもなりますし、自分にとって大切な時間です。
ーオフの日に聴く音楽では13曲リストアップしていただきました。洋楽・邦楽がほどよくミックスされていますが、中でも最近のJ-POPを多めに挙げているのが印象的でした。
Novel Core:ここ最近、これまで以上にJ-POPをしっかり聴くようになったんですよ。アルバム制作中や全国ツアー中はアウトプットが多いのに対してインプットが少なくなって。特にリリックをつくる上で欠かせない「言葉」を吸収する時間が減ってしまったので、J-POPの歌詞をしっかり見ながら聴くことにハマっています。
ーやはりラッパーとしては「リリック(言葉)」を意識して聴いている?
Novel Core:海外の曲は言語が分からないからこそサウンドやメロディを聴いて楽しむことはあるのですが、そもそもラップに惹かれたのは文学としてのレベルの高さを感じたのが一つの理由だったんですよ。THA BLUE HERBというヒップホップグループの音楽に出会い、彼らの小説のような歌詞に強く惹かれて音楽を聴き始めました。なので、歌詞の表現が繊細なRADWIMPSの野田(洋次郎)さん、米津(玄師)さん、SEKAI NO OWARIのFukaseさんなどのアーティストから勉強になることがたくさんあると感じています。
ーそういう意味では、オフの日に聴く音楽で挙げているアーティストと今挙げていただいたアーティストは少し系統が異なりますよね。
Novel Core:オフの日に聴く音楽でリストアップした楽曲に関しては、いろんな要素がクロスフェードしている感じが好きなんです。例えば、先ほどお話した映画『セカコイ』の主題歌でもあるヨルシカの「左右盲」はアコースティックサウンドの上にキレイなボーカルが乗っていることで余白を感じられるところに惹かれました。聴き手に想像させる余白のある曲を自分もつくりたいなと。

また、Mrs. GREEN APPLEの『ダンスホール』は何も考えずに聴くとすごく明るい曲ですが、実は7thの響きを上手く利用したコードが配置されていたり、ただの根明な曲には聴こえない構造になっているとか。そんな音楽的にすごく勉強になっている楽曲をプレイリストに入れています。

ーそこまで考えながら聴いているのがすごい……。
Novel Core:自分で曲をつくっているのに、楽器もできないし楽譜も読めないから音楽について感じていることがあっても言語化する能力がなかったんですよ。そのギャップに苦しんでいたのですが、それこそ常田さんのドキュメンタリーを観たあたりから視野が広がって。今まで言語化できてこなかった音楽が何となく言語化できるようになってきた感じです。
あとは、6月に開催したワンマンライブをバンド体制でやらせていただいた機会もすごく大きかった。バンド楽器の音にシーケンスの音を混ぜる作業にすごく時間を使ったんですよ。もしかすると観客には聴こえていないレベルの音までもすごく気にして作業するようになったから、ほかのアーティストの曲を聴く時も小さい音が気になるようになりました。
ー音楽制作で音楽との向き合い方が変化していくことで、聴く曲も変化していきそう。
Novel Core:めっちゃ変わりますね。ここ直近は毎日欠かさず300曲くらい新しい楽曲を聴くようにしていて。チャートを自発的にチェックしたり、サブスクのオススメプレイリストで受動的に流れてくる音楽を好き嫌いせずに聴いてみたりしています。そこから今のトレンドの移り変わりの速さを知ることができるし、流行っている楽曲の傾向に納得できるようになりました。
ー1日に300曲聴く中での13曲はかなり選りすぐりということですね。
Novel Core:そうなんです!直近ですごく好きな楽曲を入れさせてもらいました。
ーその中にご自身の楽曲「独創ファンタジスタ」を入れているのがまたかわいらしい。

Novel Core:ありがとうございます!(笑)アルバムの中でも「独創ファンタジスタ」はすごくいろんな要素を詰め込んだ1曲なんです。1990-2000年代初頭J-POP、中でも相川七瀬さんにインスピレーションを受けた歌詞、2000年代初頭のオケヒ(オーケストラヒップホップ)音やスクラッチ音などレンジがタイトなヒップホップサウンド、ギターのロックサウンドとさまざまなジャンルを複合させました。このプレイリストを聴いてもらった最後に聴くと「独創ファンタジスタ」を楽しめるという流れがキレイかなと思い、入れさせてもらいました。

ー2021年12月に発売された1st メジャーアルバム『A GREAT FOOL』から1年経たずして2nd メジャーアルバム『No Pressure』をリリースしています。このスピード感は大人の事情なのか、Coreさん自身の考えなのか、どちらなのでしょう。
Novel Core:これはもうNovel Coreの事情なので、逆に大人の方たちを付き合わせている感覚です(笑)。『A GREAT FOOL』を出すタイミングでチームNovel Coreの全員を集め、2024年までに自分が目標とするアーティスト像に至るまでのプランを考えたんですよ。そこで2022年8月に2nd アルバムが必要だという結論に至っちゃって。2022年はバンドを引き連れてのワンマンライブの開催や15歳からの6年間の伏線を回収すること、Novel Coreを知らない人たちにも存在を知ってもらうためにバンドを意識したような新しい楽曲やアルバムを引っ提げてフェスへ進出することなどプランに沿って行動していこうと。そのためにも夏のタイミングでアルバムリリースする必要があったんです。
ー明確なプランのもと、ということですが、このタイミングで「弱さを知る者にしか語れない強さと、不自由を知る者にしか歌えない自由」をアルバムコンセプトにした理由も気になります。

Novel Core:一匹狼をやめてチームを意識した活動に変化したことが大きな理由です。前作の『A GREAT FOOL』は、ラップを始めてすぐに味わったトラウマや、背負い続けてきたネガティブな過去にケジメをつけるような感覚で制作しました。だけど初の全国ツアーを回ったりバンドという新しい体制でワンマンライブを開催したり、チームを意識するようになってから過去のトラウマやネガティブも必要な要素だったんじゃないかと考えるようになって。
孤独を感じていた過去があるから、今仲間といることの幸せを感じられる。不自由さを感じていた過去があるから、今自由だと思える。ネガティブな過去があるから、今ポジティブに気付けている。直近半年間でそう感じられることがすごく増えたから、次のアルバムは「弱さを知る者にしか語れない強さと、不自由を知る者にしか歌えない自由」をコンセプトにしようと決めました。
ー仲間という「守るべき人」がいるからこそのプレッシャーは感じなかったのでしょうか?
Novel Core:僕はこれまで自分自身にプレッシャーをかけ続けてきて、それを許してくれたのが「仲間」という存在だと思っているんですよ。17歳くらいの時にMCバトルの影響で世間から一時的にすごく大きなバッシングを受けた時期がありました。それまで自分が出るステージは何をしても盛り上がるくらいの状態だったのに、急に味方がいない感覚を味わって。ハシゴを急に外された感覚にトラウマを抱えて、当時は「死にたい」とすら思ってしまった。
それでも生きていかなければいけないから、「今は挫折や絶望のシーンを撮影している最中だ。このシーンがないと華やかなエンディングにはならない」と自分の人生を1本の映画に見立てるような生き方にたどり着いたんです。だけど、徐々に自分という主人公を自分の思い描く脚本通りに進めようとしていることに気づいて。
ー目的と手段が逆になってしまったんですね。
Novel Core:そうなんです。主人公の自分に脚本家の自分がプレッシャーをかけている生き方になっていたんですよね。そんな中で、スタッフさんやファンの方たちが「それはNovel Coreにしかできないこと」「Novel Coreの音楽に涙した」と僕のクリエイティブや僕自身を肯定してくれる言葉をかけてくれる。それにすごく救われています。
ーその気付きを経ての『No Pressure』は、クリエイティブにどんな変化がありましたか?
Novel Core:これまでは自分自身に向けて歌っていた曲が多かったのに対し、『No Pressure』の楽曲は外に向けて歌っている曲が明確に増えました。孤独感を抱えていた時の自分と同じ感覚を持っている人に向けて、「Novel Coreの音楽が救いになればいいな」という感覚がより強くなったのは大きな変化だと思います。

ー『No Pressure』の収録楽曲の中で、特にCoreさん自身の変化が反映された楽曲を教えてください。
Novel Core:それぞれの楽曲に変化はあるのですが、その中でも「JUST NOISE」はすごく変化を感じています。『A GREAT FOOL』に収録されている「A GREAT FOOL」と対になる楽曲で、どちらにも咳払いの音を入れたり歌詞の内容が近かったりします。枠からはみ出た自分たちを誇るような歌詞なのですが、「A GREAT FOOL」は枠にハマれない・居場所がないことに「しょうがない」と諦めていたんですよね。だけど「JUST NOISE」は枠にハマれない・居場所がないなら「自分で居場所をつくってやる」「誰かの思い通りにはさせない」と自信に満ち溢れているんですよ。
今まで自分だけが抱えていると思っていた感情が、ツアーを通してファンの人たちが強く共鳴してくれていることに気づいた。「僕と同じように枠からはみ出てしまった感覚のある人たち、不自由さを感じている人たちがこんなにもいるんだ!」と知れたおかげで、その人たちと新しいムーブメントを築いていきたいと思えるようになった。その変化が表れているのが「JUST NOISE」ですね。

ー「JUST NOISE」はファンの方たちの影響で生み出された1曲なんですね。また、前作に引き続き今作も多彩なクリエイター陣と楽曲制作をしていますが、特に刺激を受けたクリエイターの方はいますか?
Novel Core:各プロデューサーの方たちからとても刺激を受けていますが、「独創ファンタジスタ」を一緒につくったKNOTTさんから表現の可能性を広げてもらった気がします。本物の拡声器でレコーディングしたのが印象に残っていて。これまではスタジオの良いマイクで録音して、データでさらに音をキレイにしていくことが正しいと思っていたのですが、今回プラグインに頼らずにアコースティックな道具を使ってみたことで「音楽制作は何をしてもいいんだ」と気づくことができました。同時におもちゃの遊び方を知らない赤ちゃんの状態に戻りたいとも思ってしまって。遊び方を覚えて賢くなったせいで自分の可能性を狭めていることに気づけた貴重な経験でした。
ー『No Pressure』の中ではクマガイユウヤさんと制作している「Untitled」が、すごく異彩を放った楽曲ですよね。
Novel Core:『No Pressure』は7曲編成で考えていて「Untitled」は収録する予定がなかったんですよ。6月3日にKT Zepp Yokohamaで開催したワンマンライブをキッカケに制作すると決めました。というのも、6年前に一緒に路上パフォーマンスをやっていた(佐藤)響さんという方にバンドのドラムを担当してもらったんです。活動に専念するために路上から離れる時、「いつか絶対に単独で大きな会場を埋めるアーティストになるから、その時は自分のバンドにドラムとして声をかけさせてくれ」と言った約束が6年の時を経て実現しました。そんな響さんから紹介してもらったのがギターのクマガイさんだったのですが、なんと同じ時期に同じエリアで路上パフォーマンスをしていた方で……。直接お会いしたことはなかったけど、いっぱいニアミスをしていた方だったんです。

ーそれはすごい!
Novel Core:過去と現在と未来を繋ぐ1枚にしたいという思いのあった『No Pressure』に、6年越しの伏線を回収するタイミングで音楽を通じて巡り会えた一連の奇跡を入れた方がいいだろうと思い、ワンマン終了後クマガイさんに声をかけて制作したのが「Untitled」でした。6月20日に完パケ音源を納品しなきゃいけない中、6月13日にレコーディングして(笑)。ギリギリでセッションしてつくった1曲です。
「もし明日自分が死んでしまうとしたら今日何をするか」という本質的なテーマを込めた歌詞なのですが、今この歌詞を歌えたことで自分は本当に音楽が好きだと再確認できました。ギリギリだったからこそ今しかつくれない楽曲をつくれたと感じています。
ー曲名の「Untitled」は直訳すると“無題”ですが、どんな意味が込められているんですか?
Novel Core:この曲の歌詞には「自分の人生を終える瞬間、自分の手の上に残っているものは音楽であってほしい。」という思いを乗せています。時間軸的にはもっと先にいる曲だから、今タイトルを決めてしまうと自分の人生のテーマが決まってしまう気がしたんです。それはすごくもったいないと思った。今後の生き方次第で、この曲のタイトルに対する見え方が変わった方が正しいのではないかと思い、あえて「Untitled(無題)」を選びました。
ーメジャーデビューから約2年経ちますが、Coreさんの中で特に刺激を受けていると感じていることは?
Novel Core:全国ツアーは圧倒的な刺激を受けた期間でした。僕自身、ライブの経験がほとんどなかったんですよ。だから、1時間くらいの尺の中で同じセットリストを短期間7都市で回ることで成長できている感覚がすごく強いです。ツアーを回る中で直接ファンのみんなの顔を見ていると、自分が存在している理由や制作の強いモチベーションに繋がる。「みんながいるからNovel Coreの作品は息ができる」と感じていますね。

ー昨年は多くのアーティストがCoreさんの所属するBMSGに加入していますが、彼らから刺激を受けることもありますか?
Novel Core:それこそBE:FIRSTはグループとソロアーティストという違いから、ステージに立つ感覚、スタッフさんとの関わり方など、自分にはできないことをやっているので常に刺激を受けています。同時にBMSGに所属するアーティストはみんな共通の理念と目的を持っている仲間という感覚もすごく強くて。学ぶことは多いけど、すごくフラットに接しているなと思いますね。
ーさまざまな刺激を受けながら今後ますます活躍していくと思うのですが、新たなフェーズに向けて現時点でどのように活動していこうと考えているのかお聞かせください。
Novel Core:メジャーデビューしてから6月のワンマンライブまでの約2年間は、ファンや世間の人たちに対して「Novel Core」、「チーム・Novel Core」を紹介するフェーズだったと思っています。この期間に僕たちが「何者なのか」「何を目指しているのか」をある程度共有できたと思っているので、今度は音楽でさらに多くの人たちを圧倒していくフェーズに入らないといけないなと。そういう意味では、自分のことを知らないお客さんたちの前でパフォーマンスする機会への意欲が高まっています。
また、音楽面ではクリエイティブの幅を広げていきたいと考えています。つい先日、s**t kingzの結成15周年舞台公演『HELLO ROOMIES!!!』のテーマソング「TRASH TALK feat. Novel Core」に関わらせていただいたのがすごく楽しかったんですよ。自分以外のアーティストさんの作詞提供やライブ演出など、外にもクリエイティブの網を広げていきたいです。
出典元:YouTube(シットキングス s**t kingz)
ー表現の幅がどんどん広がっていきそうですね。
Novel Core:まさに今、自分に一番期待しているところです。『No Pressure』を含め直近半年間の中で多くの学びがあって、2ndメジャーアルバムではあるものの1.5くらいの気持ちでいます。次のアルバムや世に出ていくシングル作品は、直近で得た表現が反映されていくと思うので、これからの自分に対して期待が強まっています。
Ctrl + C でコピー

source

最新情報をチェックしよう!
広告
>すべての音楽情報をあなたに・・・

すべての音楽情報をあなたに・・・

インターネットで情報を探すとき、あなたはどうやって探しますか?いつも見ているページで情報を得る?検索エンジンで好きなアーティスト名を検索してでてきたものを見る?本当にそれであなたの欲しい情報は手に入れられていますか?

CTR IMG