香川:24時間中継 開かれた寺:地域ニュース – 読売新聞オンライン

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 「4KLive お家がお寺に」
 徳島県阿南市の山あいにある四国霊場第二十二番札所・平等寺が動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用し、本堂の24時間中継を始めて2年8か月。本尊の薬師如来像が見守るなか、毎日2回行われる「 勤行ごんぎょう 」や毎週日曜の「 護摩供ごまく 」には毎回、300人以上の視聴者が訪れる。
 新型コロナウイルスの流行が本格化した2020年。88か寺を巡る遍路はもとより、自宅からの外出すらままならない状況となり、住職の谷口 真梁しんりょう さん(43)が「お寺の雰囲気だけでも感じてもらいたい」と始めた取り組みだ。
 オンラインには否定的な声もあるが、谷口さんは「どんな所、どんな瞬間でも拝もうと思えば大日如来様がいる『一切所』『一切時』という仏教の考え方の実践でもあるのです」と話す。
 寺の公式サイト内には、気軽に祈りを届けられるようにと、アニメーションを用いた「Anjali(アンジャリ)」という仕掛けを作った。スマートフォンやパソコンで「大学受験に合格しますように」「病気が治りますように」といった願いを書き込むと画面上に表示された「学業成就」や「身体健全」のメッセージが薬師如来に吸い込まれていく。オンライン参拝を充実させてきたが、中継で参拝した人たちがお遍路さんとしてやって来てくれるようにもなった。
 22年11月には、オンライン参拝者からのリクエストに応じて、東京で「オフ会」を開いた。お遍路さんを待つだけでなく、自ら出向き、寺の「ファン」になってくれた人に会いたいと思ったからだ。
 オフ会では配信の舞台裏に加え、遍路の宗教的意義や魅力、高野山に伝わる食事作法の解説といった専門的な内容に話題が広がったといい、谷口さんは「宗教行為そのものに関心を持ってもらえたことがうれしい」と言う。
 現在、開発を進めているのが寺のスマホアプリだ。人工知能(AI)が音声認識し、念仏を唱えるとポイントを付与されたり、宿坊の予約ができたりする機能を搭載する予定だ。弘法大師・空海の生誕1250年に合わせ、オンライン参拝者に竹 曼荼羅まんだら の作成キットを送り、作ってもらったもので境内を彩る計画もある。
 谷口さんは語る。「健康や金銭面から遍路に出ることが難しい人たちもいる。そういう人たちの祈りを聞き、全国や世界に開けて仏教を求める人たちとつながっていきたいんです」
(北野浩暉)

 敷居を取り払い、開かれた寺に――。各寺は様々な挑戦に取り組んでいる。
 徳島県小松島市の住宅地にある第十九番札所・立江寺はフリーマーケットを開く。
 2019年2月に「十九番寺市」としてスタートし、県内の手芸作家や飲食店主らが普段は法事などに使われる信徒会館に約30のブースを出店。アクセサリーや焼き菓子といった商品やメーキャップのワークショップが人気だ。
 DJがJポップやレゲエなどの音楽を流して会場を盛り上げ、12回目の開催となった昨年10月には連日約1000人が来場した。住職の庄野晃隆さん(52)は「公民館のように、寺を便利使いしてもらえる工夫を続けていきたい」と話す。
 高知県四万十町の第三十七番札所・岩本寺では、赤や黄、水色などカラフルな石畳がお遍路さんを迎える。
 20年11月には宿坊にサウナを置いた。一度に入れるのは4人だけという小さなサウナだが、お遍路さんたちに「整う宿坊」として人気を集めている。
 宿坊では、動物性食品を一切口にしないビーガン(完全菜食主義者)向けの食事も提供しており、住職の窪博正さん(46)は「寺はまちづくりの中心になる場所でもある。新しい時代に合わせ、それぞれの楽しみ方ができるよう参拝者を迎えたい」と語る。

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