トニー・フォックス・セイルズがクレム・バークと来日 イギー・ポップ『Lust … – Mikiki


〈トニー・フォックス・セイルズ featuring クレム・バーク from ブロンディ〉が2023年2月20日(月)にビルボードライブ大阪で、2月23日(木・祝)にビルボードライブ東京で開催される。
1951年、米オハイオ州クリーヴランド生まれ、デトロイトで育ったトニー・フォックス・セイルズ。デヴィッド・ボウイやイギー・ポップのアイコン的存在であり、ティン・マシーンのメンバーとしても活躍、トッド・ラングレンやボブ・ウェルチ、アンディ・フレイザーら錚々たる音楽家との共演でも知られるベーシストだ。
トニーは、60年代半ばに弟でドラマーのハント・セイルズとのリズムセクションで初めてのバンドを結成。70年代初頭にトッド・ラングレンの『Runt』(70年)、『Runt. The Ballad Of Todd Rundgren』(71年)、『Something/Anything?』(72年)の録音に参加した後、75年にイギー・ポップ&ジェイムズ・ウィリアムソンのアルバム『Kill City』、さらにデヴィッド・ボウイがプロデュースしたイギーの77年作『Lust For Life』を録音した。続いて2人はイギーのツアーに参加し、そのときの演奏は『TV Eye Live 1977』(78年)で聴くことができる。

82年にトニーはチェッカード・パストに参加。チェッカード・パストは、俳優としても知られるシンガーのマイケル・デ・バレス(後にパワー・ステーションに参加)、元セックス・ピストルズのギタリストであるスティーヴ・ジョーンズ、ブロンディのドラマーであるクレム・バーク、そしてベースのナイジェル・ハリスンが所属したスーパーグループだ。

88年にはティン・マシーンに参加。トニー&ハントの他、デヴィッド・ボウイ、リーヴス・ガブレルスからなるティン・マシーンは92年まで活動した。ボウイによると、『Lust For Life』への参加がきっかけでトニー&ハント兄弟を誘ったそうだ。

90年代には俳優のハリー・ディーン・スタントン、先日来日したジェフ・“スカンク”・バクスター、スリム・ジム・ファントムとのオールスターバンド、チープ・デイツのメンバーとして活躍したが、グループは短命に終わった。
2008年にはトニー&ハントの70年代後半の録音を集めた『Hired Guns』がリリースされ、トニーのレガシーに注目が集まった。
そして、今回のライブでフィーチャーされるクレム・バークは、70~80年代のNYのニューウェーブシーンを代表するバンドであるブロンディのドラマーだ。
バークは、74年にドラマー募集の広告を見て結成直後のブロンディに参加した。“Heart Of Glass”や“Sunday Girl”(78年)、“Atomic”(79年)、“Call Me”“Rapture““The Tide Is High”(80年)など、ヒット曲の数々は知られたところだろう。




82年にブロンディが一時的に解散した際、バークはチェッカード・パストに加わった他、ボブ・ディラン、ピート・タウンゼント、イギー・ポップ、ラモーンズ、ユーリズミックス、ジョーン・ジェットなど、数多くの伝説的な音楽家たちとも共演している。
また、2006年には、ブロンディの他のオリジナルメンバーとともにロックの殿堂入りを果たした。バークは、ロック史にその名を刻むドラマーだと言えるだろう。
ブロンディといえば、74~82年のキャリアを総括したボックスセット『Against The Odds 1974-1982』が先日リリースされたばかり。彼らの音楽に再び注目が集まっているタイミングだ。

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