小松大谷高、校歌でハモる 60年前の曲を明るくアレンジ 3年生 … – 北國新聞デジタル

学校・教育
3部合唱の練習に取り組む生徒=小松大谷高
  ●母校愛、楽しく歌う
 小松大谷高が60年前の学校創立時に作られた校歌を初めて編曲し、3部構成のハーモニーが印象的な明るい曲に仕上げた。女声のソプラノとアルト、男声の美しい旋律で、2月の卒業式で3年生が最初に披露する。これまで校歌に関心が薄かった生徒も愛着を深め、母校愛と生徒の明るい未来への希望を高らかに歌い上げてもらう。
 校歌は1963(昭和38)年の同校創立時に作られ、土岐善麿さんが作詞、清水脩さんが作曲を手掛けた。だが、同校を運営する北陸大谷学園(小松市)の多田眞理事長によると、卒業式では近年、生徒が校歌を声に出すことが少なかった。
 この様子に心を痛めて「生徒に愛される校歌にしたい」と考えていた多田理事長は、校歌に現代風のアレンジを加えることで、生徒が楽しく歌うことができるのではないかと提案。学校側は昨年春、ピアニストで作曲家の鈴木敬さん(57)=金沢市=に編曲を依頼した。
 鈴木さんが仕上げた校歌は、優しくてぬくもりを感じさせる元の曲調を生かしながら、Jポップやジャズの和音を取り入れた。女声がハミングする間に、男声で「白山連峰はるかにそびえて」と歌う場面もあり、従来の校歌になかった大胆な変化も加えた。
  ●カウンセラーの山崎さん指導
 編曲された校歌の合唱練習は、昨年11月から男女に分かれて始まった。歌唱指導は、県内高校で初の専任スクールカウンセラーとして同校に2021年春に登用され、生徒の心に寄り添ってきた山崎記英子さん(65)が担当している。山崎さんは音楽教諭の経験を生かし、合唱部も創設した。
 初めての全体練習が20日に行われ、鈴木さんがピアノで伴奏し、山崎さんが声の強弱などで助言した。渕上駿介さん(18)は「パートに分かれて歌うのは面白い。いろんな人の声を聞きながら歌うことができた」と笑顔を見せた。
 卒業式は2月18日に行われ、3年生の歌声は保護者や来賓、一部の在校生に届けられる。多田理事長は「共通の歌は、人と人との間に和をもたらす。一生に一度の卒業式が、生徒のいい思い出になってほしい」と期待した。
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