ORANGE RANGE、nobodyknows+……2000年代J-POPがリバイバルヒット、再注目される共通点とは? – Real Sound

 2022年のトレンドワードのひとつ“Y2K”をご存知だろうか。
 “Y2K”とは、“Year 2000”の短縮形であり、2000年頃を指す言葉だ。現在このワードを基としてファッション業界を中心に、“2000年代カルチャー”が世界的なブームとなり注目を集めている。そんな“Y2K”の動きは日本の音楽シーンにも波及し始めている。本稿では音楽シーンでも流行の兆しを見せている“2000年代リバイバル”について、様々な具体例と共にその動向について考察したいと思う。
 「花」「以心電信」などのヒット曲で社会現象を巻き起こしたORANGE RANGE。今年結成21周年を迎え、現在もロックフェスやライブハウスを主戦場として精力的に活動するORANGE RANGEだが、彼らが2000年代にリリースした楽曲が現在バズを起こしているのはご存知だろうか。
 その流行の発信地はTikTok。ORANGE RANGEが2004年にリリースし、彼らがブレイクするきっかけの一つとなった「ロコローション」がインフルエンサーを中心に人気を集めているのだ。同曲をBGMに、軽快で誰でも踊れる独自の振り付けがTikTok内で広がりを見せ、Z世代を中心に盛り上がっている。18年前の楽曲がTikTokという現代のプラットフォームで再評価されたと言えるだろう。
 nobodyknows+の「ココロオドル」も現在注目されている楽曲のひとつだ。「ロコローション」と同じく2004年にリリースされた同曲は、当時テレビアニメ『SDガンダムフォース』(テレビ東京系)の第2期エンディングテーマに起用され、nobodyknows+は同年に『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)出場を果たした。
 そんな「ココロオドル」のリバイバルヒットのキッカケは、現在の日本音楽シーンで最も注目されているコンテンツの一つ『THE FIRST TAKE』。一発撮りのパフォーマンスが話題を呼び続けている同コンテンツで、nobodyknows+は熱量たっぷりのパフォーマンスを披露している。
 このパフォーマンス動画は570万回再生を記録し(6月17日現在)、コメント欄ではHIKAKINも自身の高校生時代の楽曲の思い出を書き残すなど、インフルエンサーを巻き込みながらブームを巻き起こしているのだ。
 この勢いに乗り、nobodyknows+は6月20日放送の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系) 3時間スペシャルに出演する。リバイバルヒット中の彼らのパフォーマンスに期待したい。

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