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読売テレビ
６月１日から一日あたりの入国者数の上限が２万人に引き上げられました。空港や街にかつての光景が戻りつつある中、関西の観光地では外国人観光客の受け入れ再開に向けて準備が進められています。 ２日朝の関西空港、日本の玄関口にもにぎわいが戻り始めていました。その訳は……。 １日に新型コロナの水際対策が緩和され、一日あたりの入国者数の上限が１万人から２万人に倍増しました。 また、入国者への検疫措置も緩和され、国や地域をこれまでの入国時の陽性率で３つのグループに分類。アメリカや中国など最も陽性率が低いグループからの入国者は、ワクチン接種の有無にかかわらず入国時の検査や待機が免除に。インドなどその次に陽性率が低いグループからの入国者も３回目の接種を条件に免除されます。 そんな中、東京・港区の韓国大使館では１日、韓国への観光を目的とした短期訪問ビザの申請が約２年ぶりに再開されました。大使館前にはビザを求める約４００人が列を作りました。 ビザ申請に来た人の一人「７時過ぎちゃって。始発で来たんですけど」「好きなＫＰＯＰアイドルに会いたい」。 もう一人は「韓国人の彼女がいまして、コロナ禍で２年以上会えていなかったので」「電話毎日しながら、いつ行けるかなって」。 早期の渡航を目指す人々の申請が集中したため、東京や大阪ではビザの発給までに３週間から４週間かかるということです。 一方、国内の観光地にとって気になるのは、日本を訪れる外国人観光客の今後の行方です。 こちらは先月、「世界経済フォーラム」が発表した「観光魅力度ランキング」。世界１１７の国や地域から、アメリカやスペインを押さえ１位になったのは、なんと日本。２００７年の調査開始以来、初めてのことです。 この朗報に期待しているのが観光地・京都です。 京都らしい和風の客室が売りの京都市東山区の「花ホテル」。２日、約２年ぶりに設置したのが……。 木村智子記者「こちらのホテルのロビーに設置されているのは、英語で書かれたマップです。外国人観光客を迎え入れるために準備されました」。 このホテルでは、以前は客の４割を外国人が占めていましたが、 コロナ禍でインバウンドが落ち込み、売り上げは半分以下に。だからこそ、今回の水際対策の緩和は起死回生のチャンスと、先週からは外国人向けに宿泊割引のサービスも始めました。 「花ホテル」の吉田良支配人「今は円安なので、インバウンドの方も利用していただきやすい。割引してご利用を促したい。２年以上ぶりなのでスタッフも緊張していますが、しっかりと準備しておもてなししたい」。 外国人観光客に期待を寄せる関西の観光地。かつてのにぎわいを取り戻せるでしょうか。
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