LE SSERAFIM KAZUHA、NCT SHOTARO、ENHYPEN NI-KI……日本人メンバーのチッケムはなぜ再生される? 専門家に聞いた – Real Sound

 5月2日、ガールズグループ LE SSERAFIMが誕生した。デビューアルバムのタイトル曲「FEARLESS」、そして収録曲「Blue Flame」パフォーマンス映像が動画サイトにアップされると、チッケム(Fan Cam、特定のメンバーだけを収める映像)で多くの再生回数を記録して話題となったのが、日本出身メンバー KAZUHAだ。
 デビュー前に公開されたソロティザー映像内で美しいバレエを披露していた彼女は、3歳から15年間にわたってバレエを修めたあと、K-POPシーンへ足を踏み入れたという。その実力は、特に「Blue Flame」曲中に足を高々と掲げる振付にも活かされており、K-POPフォロワーからの視線を集めた。
 彼女の他にも、近年のK-POPシーンでは日本出身メンバーのチッケムが話題になる機会が目立っている。
 NCT・SHOTAROの「Make A Wish(Birthday Song)」(NCT U)動画は公開からわずか3日で100万回再生を達成。ENHYPEN・NI-KIの2021年KBS歌謡祭でのステージ動画は、現在までに151万回が再生された。そしてBilllie・ツキは「GingaMingaYo (the strange world)」チッケムが870万回以上という驚くべき数字を記録し、一躍“時の人”となった。
 各自異なる背景から、それぞれの道筋を経てK-POPアーティストとして活動する彼らの共通点は、メインダンサーとしてグループを牽引している点だろう。また、TREASURE・マシホやCherry Bullet・レミ、Kep1er・ヒカルらのように、ダンスパフォーマンスの中核を担う者も大きな存在感を放っている。
 日本出身メンバーによるチッケムの注目度、そしてダンス面での活躍について、日韓の両シーンに精通する専門家はどんな傾向を見出しているのだろうか。今回は、K-POPアーティストの育成を行う日本のダンススクール・YKA dance studioで代表を務めるチェ・ジクス氏に話を聞いた。
 はじめに、チッケムで目を引くメンバーの特徴について、ジクス氏はこのように答えた。
「まずは、どの時点で停止ボタンを押しても美しく映るような、表現の精密さを持っていることだと思います。それには、楽曲の深い理解度や巧みな表情演技はもちろん、ダンスの実力も欠かせません」
 一挙手一投足の完成度が重視されるチッケムの存在はアーティストへの影響も大きいようで、 IZ*ONE元メンバーの本田仁美は以前「(チッケムを指して)そういうのがあったので、パフォーマンスへの意識っていうのがそこですごい高まったなって」(※1)と口にしていた。さらに、ジクス氏はこのように付け加える。
「“この人のように踊ってみたい”と思わせる、はっきりとした個性を持つ踊り方をするメンバーのチッケムは、そのグループのファンに限らず多くの視聴者が繰り返し見るので、再生回数がさらに伸びているように感じます」






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