「アイドルが商品なら、人権を放棄しなければならなくなる」BTS活動休止騒動で話題に…K-POPトップスターたちが語った“重すぎた言葉” – 文春オンライン

松谷 創一郎
genre : エンタメ, 芸能, 国際, 音楽
 6月15日、K-POPグループ・BTSの「活動休止」報道が世界を駆け巡った。グループとしての音楽活動はいったん中断し、今後はソロ活動を優先させるという。
 株価が大幅に下落したこともあって、所属プロダクションのHYBEは「活動休止」を否定したものの、グループが音楽活動に一区切りつけることには間違いないようだ。その背景には、年内に予定されている最年長メンバーのJINの兵役招集がある(「BTS活動休止の背景と今後の3つのシナリオ」2022年6月15日)。
 特例による兵役免除がなされない以上、BTSの活動休止は十分に予想されていたことでもあった。(全2回の2回目/#1を読む)
 昨年発表されたYouTubeオリジナルの『K-Pop Evolution』(シーズン1/全7話)は、K-POPを網羅的に捉えた秀逸なドキュメンタリーだ。制作したのはカナダのバンガー・フィルムズで、全編英語字幕がつくグローバル向け作品だ(日本語字幕も準備されている)。BoAや東方神起・ユンホ、カン・ダニエルなど、多くのK-POPアーティストが証言をする豪華な内容だ。
 このドキュメンタリーが優れているのは、K-POPの明るい面ばかりを強調しているわけではない点にある。後半では、K-POPが抱える負の側面もしっかりと切り込んでいく。具体的には恋愛禁止のアイドル制度、過酷なスケジュール、そしてメンタルヘルスの問題などだ。
 そのなかでとくにはっきりと問題提起をしたのは、KARAのハン・スンヨンと元ワンダーガールズのイェウン(Ha:tfelt)だ。
 たとえばスンヨンは、メンタルヘルスの問題についてこう話している。
「この仕事を始めて10年後に、燃え尽き症候群と軽いパニック障害になり、セラピーを受けました。でも、私の気持ちは医者にもわからなかったでしょう。彼は5万人のファンミーティングに出たこともないし、世界中の人の悪意を感じたこともない。ある意味、職業病ですよね。
 
 同じような人に大勢会いました。そのひとたちと自分のパニック障害やうつ病の話をします。珍しい問題じゃないんです」(『K-Pop Evolution』シーズン 1:エピソード 5)
 続けて、イェウンも自分の体験を踏まえてこう主張する。
「1年ほど カウンセリングを受けました。何度も生きるのをやめたいと思いました。諺にあります。『王は王冠の重みに耐えねばならない』と。でも、耐えられなければどうなるのでしょう?
 
 この社会は、その重みを担えない人に無理やり王冠を被せていると感じます。それに押しひしがれた人は見捨てられる。正直言って、腹がたちます。その人たちを守るシステムがあるとは思えない」(同前)
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