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BTS〔PHOTO〕公式インスタグラムより
10年に一度、世界をゆるがす男性アイドルグループが現れる。 90年代前半、時代の頂点にいたニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック。00年代前半のバックストリート・ボーイズ。10年代前半のワン・ダイレクション。そして20年代現在、頂点にいるBTS。 【写真】BTSのデビュー時はいまと雰囲気が全然違う！ 彼らのように10代～20代前半の男性メンバーで結成され、ポップスやダンスミュージックを基盤とした男性アイドルグループは「ボーイバンド」と呼ばれ、世界中でブームを巻き起こし続けている。 僕自身は中高時代に大人気だったバックストリート・ボーイズを皮切りに、本国アメリカでは彼らのライバル的存在でもあったイン・シンク、UKチャートを賑わせていたウエストライフやブルーといったボーイバンドを次々に追っていた。また、リアルタイムでは知らないニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックやテイク・ザットといったグループも後追いで知り、やがて社会人になってからはワン・ダイレクションやCNCOといったグループをゆるく追っていくことに。だが、その動向を追えば追うほど、あるジンクスにぶつかった。 それは、彼らは数年間の絶頂期を迎えた後、長期間の活動停止や自然消滅、もしくはメンバー脱退などの局面を迎えるということ。
そして今年、今度はBTSがメンバーのソロ活動を活発化させていくと発表した。一部ではグループとしての活動を休止するという報道が流れたがそうではなく、グループ活動は維持しつつ個々のソロ活動も行なっていくとのことらしい。また今回、リーダーであるRMが発した「K-POPや、アイドルのシステム全体の問題点は、人に成長する時間を与えないということ」という言葉にも注目が集まった。 誰も脱退することなく、そして活動を停滞させる出来事を起こすこともなく、メンバー自身の口から未来への展望を語った点は今までのジンクスから外れたように見えた。その一方で、RMの発言にこそ、長きにわたって呪いのように引き継がれてきたジンクスの根源があるのではないかとも感じた。 僕のボーイバンド追っかけ史の原点はバックストリート・ボーイズだが、彼らが2013年に発表したドキュメンタリー映画に、その一端を見ることができる。
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