「韓ビニ」が急拡大、BTSの知られざる聖地を巡るツアーも:ガイアの夜明け – テレビ東京

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7月8日(金)に放送された「ガイアの夜明け」(毎週金曜夜10時)のテーマは「日韓…新時代なるか⁉~ビジネス再始動の現場~」。
新型コロナの感染拡大で事実上不可能になっていた韓国旅行が、約2年半ぶりに解禁。
同時に日本からのビジネス交流も本格化。戦後最悪とまでいわれた日韓関係の新たな時代の始まりとなるのか…。現場の奮闘を追った。

コンビニならぬ「韓ビニ」圧倒的な品ぞろえで急拡大!

東京最大のコリアンタウン・新大久保の人出はいま、以前のブームを上回るという。新しい店も続々とオープン。最新の韓国屋台グルメを集めたお店もあり、中には、往復5時間以上かけて訪れる人も。

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とある街角で見つけた「新大久保まで行かなくてもいいよ!」という看板。こちらは、埼玉・川口市にある「韓ビニ」で、一見、普通のコンビニのようだが、棚に並んでいるのは韓国の商品ばかり。韓国ドラマでよく見る麺類やお菓子、一人用のラーメン鍋など、韓国料理には欠かせない食器もそろう。
カンジャンケジャンを開けてみると、中には醤油漬けにしたワタリガニが。「ご飯泥棒」とも呼ばれ、ご飯と一緒に食べると箸が止まらなくなるそう。アワビの醤油漬けなど、高級食材も手に入る。

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2年前にこの店をつくった創業メンバーの1人、内山命俊さんは「現在1000種類以上そろえています。うちのキャッチフレーズが”新大久保に行かなくてもいいよ”。新大久保に行けない方にも韓国商品を提供できるように、郊外に店舗展開をしています」と話す。

川口店を皮切りに、現在14店舗を展開している「韓ビニ」は、新大久保まで行くにはちょっと時間がかかる、東京近県の郊外に出店する戦略。内山さんは「目標は全国に200店舗。最低でも5年以内に」と意気込む。

そんな「韓ビニ」が、関東以外で初めて出した店舗が、「イオンモール常滑」(愛知・常滑市)の中にある。2022年4月にオープン、多くの人が買っていたのは、こちらのチルソンサイダーだ。

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「BTSがコマーシャルしている。韓国だと顔がついているものがあるらしい」
と笑顔で話すお客さん。BTSはホワイトハウスに招待され、バイデン大統領と面会するなど、世界的人気を誇る7人組グループ。「韓ビニ」の売れ行きにも大きな影響を与えている。

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「韓ビニ」の人気商品の一つが韓国コスメだ。店内にいたスーツ姿の女性は「韓国のコスメは日本のものより早い、最新」と話す。
実は「韓ビニ」の客単価は1500円ほどで、その金額は日本の大手コンビニの2倍以上。この店もオープン以来好調で、多い日は1日100万円ぐらい、予想以上の売り上げが出ているという。

栃木県・足利市。「韓ビニ」は、北関東での店舗拡大を狙っていた。オープンを間近に控えた「韓ビニ 足利店」のオーナーは、古谷芳行さん(67歳)。一家を中心とした家族経営で、店を長男・俊樹さん夫婦に任せることにした。
建物をよく見ると、看板の下には、以前のファミリーレストランの名前が。建物はそのまま使っているが、店内は約1100万円かけて改装した。

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「韓ビニ」は、各店ごとに販売する商品を自ら決めることができる。古谷さんは、足利店のオープンに合わせ、菓子や飲料、ラーメンなど、約1000万円分の商品を仕入れた。
実は古谷さん、群馬県を中心に子供服専門店を15店舗も経営していたが、長引くコロナ禍で業績が急激に悪化、40年以上続けてきた事業の縮小を余儀なくされた。

この店に、家族の将来がかかっている…。6月10日、いよいよ「韓ビニ 足利店」がオープンした。目玉商品は手作りのキムチ! 実はそこには、家族の”ある出来事”が大きく関わっていた――。

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韓国旅行が本格解禁へ 目玉ツアーの発掘に密着!

6月1日、東京の韓国大使館には、観光ビザを求めて長蛇の列ができていた。韓国旅行がついに解禁になったのだ。韓国への観光客は右肩上がりで伸びていたが、新型コロナによって激減、行きたくても行けない状態が続いた。

6月中旬の韓国・ソウル。この日、オリンピック競技場を使って開かれていたのはK-POPのイベントで、コロナ後初開催とあり、世界中からファンが押し寄せた。

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そこには日本人の姿も。彼女たちが泊まっていたのがこちらのホテル。K-POPイベントのチケットと宿泊代をセットにして売り出したツアーは大人気だ。
そんな中、2年半ぶりにソウルにやってきたのは、「三進トラベルサービス」の立木健康さん(61歳)。新たな韓国ツアーを作るため、社員の川名木綿子さんと現地を視察しに来た。

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立木さんは1998年、当時日本では珍しかった「韓国専門の旅行会社」を立ち上げ、2000年代初め、ドラマ「冬のソナタ」のロケ地ツアーが大ヒット。日本人観光客が雪山に殺到した。
しかし、コロナで売り上げは9割減と会社は存続の危機に。立木さんは今回の韓国旅行解禁に社運を賭けていた。
立木さんは20年以上の経験を生かした独自のルートで、BTSの知られざる聖地や地方の隠れた名所を見つけていく。

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日本企業のビジネスにも変化!?

7月上旬、かつて「No Japan運動」の標的となった「ユニクロ」を訪ねると、お客さんが次々と入って来た。ある女性客は「今はあまり周りの目も気にならず、不買運動は昔ほどではありません」と話す。「ユニクロ 韓国」の店舗数は3分の2に減ったものの、去年、ついに黒字に。
6月からは、「アサヒビール」が3年ぶりに韓国でインターネット広告を流し始め、不買運動の標的だったビールも、輸出額が大幅に増加した。

日本ブランドに復活の兆しが見えてきている…。このチャンスを逃すまいと、動き出したのが「モスバーガー」だ。今回3年4ヵ月ぶりにオープンする新店舗「モスバーガー 新村店」を任されたのは、「モスバーガー コリア」飯村毅副社長。韓国に出向になった4年前は、折しも日韓関係が悪化し始めた時だった。

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「2018年までは販促的なことをやっていたが、不買があってから一切できなくなり、やめた」と話す飯村さん。現在、韓国のハンバーガー市場は、韓国勢2社で2600店以上と圧倒的。「モスバーガー」は、14あった直営店が不買運動やコロナの影響で8店舗に減少した。

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新店舗の大きな試金石となる秘策は…世界的な人気を誇る”ハローキティ”のコラボ商品。キティちゃんといえば日本を代表するキャラクターの一つで、以前の韓国では、日本同士のこのタッグは考えられなかった。果たして、迎えたオープン初日の売れ行きは…?

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