K-POP日本人アイドルの先駆者・ユウトさん 「目指すは世界」 – 毎日新聞 – 毎日新聞

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2022年4月27日(水)
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 世界中で人気のK-POP。その魅力に引き込まれ、韓国でのアイドルデビューを目指す日本の少年少女たちがいる。前編ではそんな若者たちの姿を伝えたが、後編では、実際に夢を実現してK-POP界で活躍する日本人アーティストの先駆けで、多国籍グループ「PENTAGON」のユウトさん(24)などに取材した。日本人がK-POPデビューを目指すようになった背景も探る。【大野友嘉子/デジタル報道センター】
 日本人のK-POPアイドルが今ほど多くなかった約10年前、渡韓した青年がいる。2016年にデビューした韓国・日本・中国出身の9人組ボーイズグループ「PENTAGON」のユウトさんだ。日本に一時帰国中に取材した。
 長野県出身のユウトさん。K-POPとの出合いは小学4年の時で、4歳年上の姉が大好きだった男性グループ「東方神起」をテレビで見た時だった。「クオリティーの高いダンス、一つの曲を韓国語、日本語、中国語、英語で歌い、言語ごとの魅力を引き出していることに驚きました。それまで音楽に興味はなく、サッカーと野球ばかりでしたが、一気に引き込まれました」
 18歳でPENTAGONのラップ担当としてデビュー。ラッパー向きの低音ボイス、185センチの高身長、目鼻立ちのはっきりした精悍(せいかん)な顔立ちと、恵まれた素質を持つが、デビューへの道のりは平たんではなかった。
 中学に入る頃には韓国のアイドルになりたいと思っていたという。
 日本でK-POPを中心にした第2次韓流ブームが大きなうねりを上げていた頃。09年に韓国の男性アイドルグループ「BIGBANG」が日本レコード大賞で最優秀新人賞を受賞した翌年、ガールズグループの「KARA」や「少女時代」が日本デビューした。難易度の高いダンスの中に取り入れられたキャッチーな振り付けがヒットし、一世を風靡(ふうび)した。
 ユウトさんも、その旋風の中にいた。「休み時間に東方神起などのダンスを教室で踊ったり、朝の読書の時間に韓国語を勉強したり、(中学生活は)K-POP一色でした」。高校に進学後、韓国の芸能事務所が東京で開いたオーディションを受けると、練習生に合格した。
 練習生は韓国の事務所でレッスンを受けなければならなかった。心配する家族の反対を押し切り、高校1年の2学期で中退し、単身でソウルに飛んだ。
 「高校生活は楽しかったけれど、若いうちに韓国に行っておきたかったんです。現地の練習生はみんな年齢が低いと聞いていたので」。10~20代が花のアイドル。一日も早く練習生になりたかった。
 日本で見よう見まねでダンスの練習をしていたものの、他の練習生のレベルの高さに圧倒された。
 「周りの子たちはみんなうまく、難しい振り付けもちゃんと踊れていました。(渡韓して)1~2週間はつらくて、こっそり泣くこともありました。でも、僕は(同級生の)みんなが学校で勉強している時にダンスをするんだと、高校をやめてまで韓国に行った。ここで負けられないと思ったんです」。講師にレッスンをつけてもらうなどし、食い下がった。
 渡韓して3年半たった頃、練習生同士でダンスや歌の実力を競い、勝ち残ればグループでデビューできるという、事務所主催のサバイバル企画に参加する機会を得た。その様子は、テレビのリアリティー番組として放送され、ユウトさんはデビューを勝ち取った。
 PENTAGONの一員としてデビューしてしばらくは、人気が出ている実感が湧かなかったという。「僕を含め、メンバーのみんなはデビューすればすぐに大人気になると信じていました。だけど、才能のある…
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大野友嘉子
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