アジア系の彼女とデートしたら「アジア系の男に魅力を感じない」と言われた(クーリエ・ジャポン) – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース


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Photo: Brian Rea for The New York Times
愛をテーマにした米紙「ニューヨーク・タイムズ」の人気コラム「モダン・ラブ」。読者が寄稿した物語を、毎週日曜日にお届けします。 今回の書き手は、出会い系アプリをきっかけに知り合った女性とデートに出かけた男性だ。すぐに打ち解けて話は弾んだものの、思いがけない言葉を彼女から投げかけられる。 午前2時、チャイナタウンから2ブロック離れたところだった。初デートの終わりになって、僕の「人種」が問題になるかもしれないとサラが言ったのは。 コーヒーを挟んで1時間のデートをするはずが、僕らは9時間も一緒に過ごしていた。ディナーでは5つの愛の伝え方について語り合い、コイトタワーでは元恋人について話し、サンフランシスコの4つの地域を横断し、1万歩も歩いていたことに気付かないほどだった。 いわゆる「アメリカ人的な生い立ち」を持つ僕らには多くの共通点がある。アメリカの西部と言われた地域(彼女はテキサス、僕はコロラド)で生まれ育ち、『大草原の小さな家』を読み、カウボーイブーツを履いてスクエアダンスを習った。 どちらもアメフトのフィールドで多くの時間を過ごしてきた。彼女はマーチングバンドの一員として、僕はストロングセーフティとして。彼女はカントリーミュージックが大好きで、僕はまあ、嫌いじゃない。 母親との緊張した関係や、州外の大学へ進学したときの状況についてディナーの席で打ち明けると、僕らは打ち解けた。ふたりの考えや価値観は鏡合わせで、マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標の性格タイプが一致しているかのようだった。 「話があるんだけど」 彼女のアパートの前まで歩いていくと、サラが言った。その日交わした数え切れないほどのジョークの中から何か出てくるのだと思い、僕は微笑んだ。だけど彼女はこう言ったのだ。 「今までデートしてきたなかで、あなたが最初のアジア人なの。そのことについてどう感じているのか、自分でもわからない」 一日中しゃべり続けた僕はその時、言葉を失った。なぜって、理由は次の通り──サラはアジア系アメリカ人だ。彼女の両親は台湾から移住していて、僕の両親は中国大陸から来ている。 「もし私たちがうまくいかなかったら、あなたの自信を傷つけることになる?」 「心配しないでよ」と答えた。「やっていく自信なら充分あるから。それに友達に何があったのか聞かれても、『彼女は何もかもを持ってる女性だけど、人には問題があるものだろ』って言うよ」。それから僕は微笑んだ。「たとえば、レイシズムとかね」 彼女は冷たく笑った。 「ごめんなさい。アジアが嫌いなわけじゃないの。アジアの食べ物は全部好き。臭豆腐だって大好きだし。ただアジア人男性に魅力を感じたことがなくて。テキサスの小さな町には、アジア人があまりいなかったからだと思うんだけど。私の知ってるアジア人は友達のお父さんか、オタクみたいな人ばかりだったから」 まるで自分の血筋の好きな部分を右に、嫌いな部分を左にスワイプしているような感じだ。そしてこうした嗜好を持つサラが珍しい存在ではないと、僕は知っている。プロフィールに「アジア人はお断り」と書いてあるのは、驚くほどよくあることだ。 アジア人男性にはもっと前向き表現が必要なのかもしれない。『クレイジー・リッチ!』のような、魅力的なアジア人男性にスポットライトを当てる主流の映画が、僕が子供の頃にはなかった。 BTSのようなアジア系バンドが「タイム」の表紙を飾ったり、『サタデー・ナイト・ライブ』でアメリカのティーンエイジャーを虜にしたりすることもなかった。
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