「アンチK-POPサウンド」で差別化に成功したNewJeansはK-POPを変えるのか（現代ビジネス） – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース

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10/21(金) 8:02配信
NewJeans〔PHOTO〕NewJeansの公式インスタグラムより
———- K-POPで注目のガールズグループのデビューが昨年末から相次いでいる。STARSHIPエンターテインメントからIVE、日韓中のグローバルサバイバルオーディションからKep1er、“ヨジャグルの名門”JYPエンターテインメントからNMIXX、BTSが所属するHYBEからはLE SSERAFIMとNewJeansが誕生しているが、なかでも異質な存在感を放ち、今後の展開が注目されているのが5人組のNewJeansだ。彼女たちの「異質さ」とは何か。K-POPに詳しいライターのDJ泡沫さんが解説する。 ———- 【写真】14～18歳と若いNewJeansのメンバーたち
　2022年8月1日、BTSが所属するHYBEの傘下レーベルであるADORからデビューしたNewJeans。最年長が18歳で最年少が14歳という、低年齢化が進むKPOPアイドルの中でもかなり若いグループと言える。デビューEP「New Jeans」の売上は発売初日で26万枚、週間では31万枚に達し、KPOPガールズグループのデビューアルバムでは2022年10月までで最多の初動販売枚数を記録した。 　NewJeansの楽曲の特色は、デビュー時のInstagramにある「定型化されたK-POPの耳慣れた形式に従わず、ポップスがベースにあるが特定のスタイルだけに固執しなかった」という文言通りだろう。起承転結やサビがはっきりせず、それでいて心地よい音とビートが反復されるような、特にコロナ禍以降のTikTokやストリーミングで繰り返し再生されやすくなっている「現代のBGM」的なアプローチに近いと言える。 　SMエンターテイメント(以下、SMエンタ)出身のスタッフによるプロダクションBANA所属の250とFRNKが楽曲制作に参加し、メンバーたちのまだどこかあどけなさの残るナチュラルな声を、エフェクトをほとんどかけず洗練された音にまとめ上げている。 　スタジアムで伸びやかに踊る「Attention」のMVを見て、90年代の日本のアイドルSPEEDを思い出す大人は少なくないかもしれないが、ビジュアル的には韓国Z世代のトレンドのひとつであるアメリカの90年代～00年代Y2Kリバイバルカルチャーを反映している。総合的に見れば、ビジュアルやコンセプトでは10代のメンバーの若いフレッシュさを最大限にアピールしつつ、音の面ではアンチKPOP=非アイドルミュージック的とも呼べるような大人っぽいアプローチで、非典型的な違和感を出して他のグループとの差別化に成功したと言えるだろう。
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