BIGBANG、SHINeeからBLACKPINK、Stray Kidsまで……K-POP×生バンドは定番に? 定着の背景とメリットを考える – リアルサウンド

 ここ数年、ライブにおいて生バンドを入れてパフォーマンスするK-POPグループが目立つ。最近だと、ワールドツアーを行ったStray Kidsをはじめ、『SUMMER SONIC 2022』でのTOMORROW X TOGETHER、そして『SMTOWN LIVE 2022 : SMCU EXPRESS@TOKYO』が記憶に新しい。今回は、生バンド×K-POPの変遷を辿りつつ、定着の背景や生バンドを迎えるメリットなどを考察していきたい。
 数こそ少ないものの、いわゆるK-POP第2世代でもいくつかのグループがパフォーマンスに生バンドを迎えていた。象徴的なのはBIGBANGだろう。2012年から2013年にかけて初のワールドツアー『BIGBANG ALIVE GALAXY TOUR』を、The Band Sixというアフリカ系アメリカ人を中心としたバンドとともに駆け抜け、『2012 MAMA(Mnet Asian Music Awards)』でもバンドの演奏を加えたことで話題を呼んだ。
 また、SHINeeも日本では『SHINee WORLD 2014 〜I’m Your Boy〜』から生バンドを迎えており、「シャバン(シャイニーバンドの略)」の愛称で親しまれている。また、グループだけではなく、テミン(TAEMIN)やオンユ(ONEW)のソロツアーでも生バンドがパフォーマンスに花を添える。
 第3世代以降のK-POPグループのロールモデルとしてもよく名前が挙がるBIGBANGやSHINee。彼らに憧れたグループは少なからずそのパフォーマンスに影響を受けていると考えられる。
 生バンドを迎えるグループが増えてきた大きな要因として、2019年4月の『コーチェラ・フェスティバル』でのBLACKPINKのパフォーマンスがあるだろう。2016年にデビューした彼女らは、飛ぶ鳥を落とす勢いでスターダムにのし上がり、K-POPガールズグループとしては初めて『コーチェラ』の舞台に立った。
 ワールドツアー『BLACKPINK 2019-2020 WORLD TOUR IN YOUR AREA』ではすでに生バンドを迎えていたが、“BLACKPINK×生バンド”を世界中の人々が知るきっかけになったのは間違いなく『コーチェラ』だろう。そして、その舞台では、BLACKPINKの先輩であるBIGBANGと同じThe Band Sixが演奏を担っていた。YouTubeの公式チャンネルで公開されている「뚜두뚜두 (DDU-DU DDU-DU)」と「Kill This Love」のパフォーマンスは必見だ。会場のボルテージを一気に引き上げ、洗練された音源に生バンドの重厚感がプラスされることで深みが生まれている。
 2021年1月の『YG PALM STAGE – 2021 BLACKPINK:THE SHOW』でも生バンドとともにパフォーマンスを繰り広げており、その音源は各種音楽配信サービスで確認できる。

関連記事
インタビュー
Pick Up!
「アーティスト分析」の最新記事
blueprint book store
© realsound.jp

source

最新情報をチェックしよう!
広告
>すべての音楽情報をあなたに・・・

すべての音楽情報をあなたに・・・

インターネットで情報を探すとき、あなたはどうやって探しますか?いつも見ているページで情報を得る?検索エンジンで好きなアーティスト名を検索してでてきたものを見る?本当にそれであなたの欲しい情報は手に入れられていますか?

CTR IMG