IVE、LE SSERAFIM…韓国のK-POP「第4世代」がハイスペックな理由 – 大手小町

大手小町は働く女性を応援します。
カテゴリー
Follow us
韓国で話題のグルメや音楽シーンは、「Kカルチャー」として日本の若者にも人気があります。K-POPを長年取材しているライターの酒井美絵子さんが、最旬の「Kカル」事情を紹介します。
今年もあと1か月を切りました。韓国では、エンターテインメント系の授賞式シーズンがスタート。今年のK‐POP界を振り返ります。
今年は、アイドル第4世代のガールズグループの活躍が目立った1年でした。「第4世代」とは、世界的にBTSの人気が出始めた2017年以降にデビューし、主に2000年代生まれのメンバーで構成されたグループを指します。メンバーの年齢は若いとはいえ、BTSやTWICEなど長い間トップを走るグループと対等に勝負する必要があるため、デビューの時にはすでに“仕上がった状態”。歌唱力、パフォーマンス力、ステージでの見せ方から、ビジュアルやキャラクターまで、“全てがハイスペック”であることが特徴です。
中でも、頭一つ抜きんでた人気を博しているのが、昨年12月にデビューしたIVE(アイヴ)。日本人メンバーのレイさんを含む、平均年齢18歳の6人組ガールズグループで、3rdシングル「After Like」は音楽番組14冠の快挙。今年リリースされた全ての曲の中で「最も1位を獲得した曲」となりました。今年10月には日本デビュー。年末のNHK紅白歌合戦にも出場予定です。他にも、元AKBグループ出身の宮脇咲良さん(SAKURA)が所属するLE SSERAFIM(ル セラフィム)やNewJeans(ニュージーンズ)など、今年デビューしたガールズグループが歌謡界を盛り上げました。
今年活躍したアーティストやアイドルを表彰する世界最大級のK‐POP授賞式が「2022 MAMA AWARDS」です。今年は11月29日と30日の2日間、大阪市の京セラドーム大阪で開催。18部門ある賞のうち、IVEとLE SSERAFIM、NewJeansがノミネートされた「ベスト・ニュー・フィメール・アーティスト(女性新人賞)」部門の受賞者には、IVEが選出されました。
MANA AWARDS
異彩を放っているのが、「ベスト・ボーカル・パフォーマンス・ソロ」部門の候補者、イム・ヨンウンさんです。
イムさんは、1991年生まれの31歳。韓国版演歌といわれるトロットの歌い手で、デビュー4年目の20年にサバイバルオーディション番組「明日はミスター・トロット」で優勝したのをきっかけにブレイクした老若男女に愛される国民的歌手です。特に40代以上の主婦世代からの支持は絶大で、“オモニ(お母さん)たちのBTS”と呼ばれているそうです。韓国タレントブランド力調査では、BTSを抜き1位になったこともあるとか。最近行われた二つの授賞式ですでに5冠と3冠を達成し、MAMAでも賞を射止めました。
今年6月、BTSは「グループでの音楽活動を一定期間休止し、ソロ活動に専念する」と発表しました。これにより、BTSの枠がすっぽりと空いたボーイズグループ界は勢力図が変わってくること必至。来年はK‐POP界の転換期になると予想されます。昨年のMAMAで四つの大賞を総なめにしたBTSは、今年もグループとして5部門、ソロも含めると計8部門にノミネートされています。昨年に続き、BTSが圧倒的な強さを見せつけるのか、他のアーティストが大賞を受賞し新たなK‐POP時代の幕開けを知らせるのか――。今から楽しみです。
世界最大級のKPOP授賞式「2022 MAMA AWARDS」。Mnetで生中継されたレッドカーペットや授賞式の模様を、12月31日と来年11日に字幕版で放送します! スカパー!での視聴はこちら。
読売新聞の水曜夕刊のエンタメ企画ページ「ポップスタイル」
popstyle(ポップスタイル)は、読売新聞夕刊で水曜日に掲載。尖った企画を大胆なレイアウトでお届けする新感覚カルチャー面です。夕刊発行地域以外でもご購入いただけます。購入方法はこちら。
ピックアップ情報
見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright (C) The Yomiuri Shimbun.

source

最新情報をチェックしよう!
広告
>すべての音楽情報をあなたに・・・

すべての音楽情報をあなたに・・・

インターネットで情報を探すとき、あなたはどうやって探しますか?いつも見ているページで情報を得る?検索エンジンで好きなアーティスト名を検索してでてきたものを見る?本当にそれであなたの欲しい情報は手に入れられていますか?

CTR IMG