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Photo by Gettyimages
2020年韓国のアーティストとしては初めて、「Dynamite」でビルボードHOT100の1位を獲得、2021年にはアメリカン・ミュージック・アワードで最優秀アーティスト賞も受賞した、人気男性グループ「BTS(防弾少年団)」。 【写真】「韓国の制服」が日本の女子の間で流行中… 大人は知らないその理由 しかし、今年6月にグループとしての活動休止、そして、10月にはメンバー7人が順次兵役を履行することが発表されました(最年長メンバーのJINさんは12月13日に入隊予定)。その衝撃と影響の大きさについては、カルチャー誌はもちろん、経済メディアでも論じられています。 それにしても、BTSがここまで世界的に成功を収められたのはなぜでしょうか。今回はBTSの成功要因の中で、彼らのファンダム(熱狂的なファンたち)「ARMY」との関係性について近刊『コンテンツ・ボーダレス』をもとに少し掘り下げてみたいと思います。
Photo by Gettyimages
考えてみればBTSがデビューした当時は、BTSがここまで成功すると予測した人は多くなかったと思います。 数々のメディアはBTSの成功について「小さな事務所からデビューしたBTSは、テレビ番組に出演する機会が少なかったため、自らバラエティ番組を作ってYouTubeなどで発信したこと、そしてSNSを通じてファンとコミュニケーションを頻繁におこなったことが成功につながった」と語ります。 もちろんそうした一面もあると思います。しかし、それはBTS以外のK–POPアイドルやアーティストも取り組んでいることです。むしろ制作費用をかけることができる大手事務所のアーティストのほうが条件としては有利でしょう。 つまり、SNSを積極的に活用したという表面的な話だけではなく、BTSのグローバル・ファンダムであるARMYとの関係性そのものに成功の秘訣が隠されているのです。 実際にARMYたちと少し話をしてみれば共通認識があることに気づきます。それはBTSが伝えるメッセージに共感していること。ARMYたちはBTSをより多くの人に広げたいと思い、何よりもBTSが与えてくれる幸せに感謝しています。 BTSを一生懸命に応援したいという気持ちは、BTSと一緒によりよい世界を作りたいと思うことなのです。
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