「女子に」「世界に」大ウケ! 正統派アイドル『超ときめき宣伝部 … – Yahoo!ニュース


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写真左から、辻野かなみ(23)、杏ジュリア(18)、坂井仁香(21)、小泉遥香(21)、菅田愛貴(18)、吉川ひより(21)。撮影:下田直樹
吉川ひより「8年間活動を続けてきたなかで、『あ、私たちって実は女の子にもたくさん応援してもらえるグループだったんだ』と感じた瞬間がありました。ここ2~3年くらいの間のことですね」 【写真22枚】かわいい…! 『超ときめき♡宣伝部』メンバー6名のソロ写真を見てみよう 『ももいろクローバーZ』を輩出したスターダストプロモーション所属のアイドルグループ、『超ときめき♡宣伝部』(以下、”とき宣”)。国内グループはもちろんのこと、K-POPグループもメディアを賑わす昨今のアイドル界隈において、独自のポジションを築いて人気を博している。ルックス、衣装、楽曲、どれをとっても”正統派”。そんな彼女たちに憧れ、魅了される10代~20代の女性ファンが増えている。 坂井仁香「(2022年の)11月にも”ガールズランド”という女性ファン限定のライブをやらせていただきました。会場がZepp Haneda(収容人数1,000名超)で、しかも1日に2公演も!」 菅田愛貴「ステージからでもペンライトに照らされた宣伝部員さん(”とき宣”ファンの名称)の表情がしっかり見えるんです。いつどの方向を見てもみなさんがニコって笑ってくださって」 辻野かなみ「みんなすごいキラキラした目で、髪の毛や服装もすごく可愛くして会いに来てくれるんです。『憧れてます!』と言ってくださる方もいれば、友達のように寄り添ってくれる方もいるので、女の子のなかでもいろんな形で好きになってくれているんだと思います」 杏ジュリア「もちろん男性女性関係なく、昔からの宣伝部員さんも本当に優しいんです。私は2018年にグループに加入したんですが、入ったばかりのころからいつも前向きなパワーをいただいています」 小泉遥香「歌が上手だねと言っていただけることが増えてきたのも嬉しいですね。ライブは結成の時からずっと生歌でやっています。ボイトレはもちろん、踊りながら歌うための体力作りも欠かせません」 ◆平坦ではなかった「8年間のアイドル道」 2022年10月にはグループのひとつの集大成となる初の幕張メッセ単独公演を開催。彼女たちにとって過去最大となる約7,000人分ものチケットが、なんと即完売するほどの人気ぶりを見せる。 結成からこの日までは約8年。決して短い期間ではなかった。結成時から活動する、辻野、坂井、小泉、吉川の4名が振り返る。 辻野「幕張メッセには特別な思い入れがあったんです。結成して2年目くらいの時かな、グループを知ってもらうために海浜幕張駅のロータリーでティッシュ配りしていたことがあって。近くのイオンモールでフリーライブをやっていたこともあったし、そのMCで遠くに見えるあの幕張メッセの舞台に立ちたいって話もしていました」 坂井「8年活動していると、『これから私たちどうなるんだろう?』みたいな、迷いの時期みたいなこともありました。本当に一瞬ではありましたけど。(2017年ごろの)4人だけで活動していた時がそうでしたね」 辻野「夜にメンバーだけでホテルの部屋に集まって話し合ったり。ライブで遠征した時だったので」 小泉「名古屋だね」 辻野「モチベーションみたいなものを見失いかけていた時でした。だからみんなで話し合って、『ライブは楽しもう!』みたいな当たり前のことをもう一度確認したんです。その次の日のライブからファンの人たちにも『今日良かったよ!』みたいな声をいただけるようになって。心の持ちようって大事なんだなって痛感しました」 坂井「私もすごい長文のブログ書いた記憶があります」 吉川「みんな書いてたよね(笑)」 ◆SNS、全部やってやる! 2018年に杏ジュリアが加入、2020年に菅田愛貴が加入し現在の体制に。そんな折、新型コロナウイルスの流行がグループを直撃する。予定していたツアーの中止にはじまり、活動が大幅に制限されていくなかでも挑戦し続けたことがブレイクの糸口となった。 坂井「すごく不安だったし、なによりファンの人に会える機会がなくなってしまって寂しかったですね。だからいませめてできることをやろう取り組んだのがSNSでした。ツイッターもインスタもTikTokもYouTubeも……。流行っているものは日本のものだろうと海外のものだろうと、全部やるくらいの勢いでめっちゃやりました」 様々な形でSNS上のアプローチを続けていくなか、2018年にリリースしていた楽曲「すきっ!」がTikTokユーザーの間で徐々に広がりをみせていく。これを見逃さず、現在のメンバーで再レコーディングした「すきっ!~超ver.~」をリリース。これが想像を遥かに越えるバズを生んでいった。 杏「ファンのみなさんが、”宣伝部員”という名前だけあってすごく宣伝上手なんです。『すきっ!』の音源を使ってTikTokにあげてくださいました」 ファンに留まらず、女優の新木優子や桜井日奈子、さらには人気K-POPグループのITZYなどが「すきっ!~超ver.~」のダンス動画をSNSに続々と投稿していった。キャッチーでポップな楽曲、シンプルな歌詞と振り付けは国境を越えて波及。TikTok上に公開された動画の本数は52万本を突破しその合計最数回数は20億再生というケタ違いの記録を達成する。 坂井「インスタのコメント欄に日本語だけでなく、見たことのない文字がどんどん並ぶようになってきて。外国の方からの応援コメントなんです。『世界中の人に知ってもらいたい』と、目標としては掲げてきてはいたんですけど、いざ本当に届いて、そしてコメントまでいただくなんて想像してなくって。あとは女の子から応援してもらえるようになったのがこの時ですね。やっぱ女の子はSNSすごく見ているから」 小泉「(自分たちと)同世代が増えたよね」 吉川「年齢性別関係なく、応援してくれる人が増えてすごく嬉しいこと。本当にありがたいです」 ◆”バズっているアイドル”以上の存在へ つい先日には2024年の横浜アリーナワンマンライブ、それも2日連続公演が発表された。これは一時のバズではなく、8年間にわたり築いてきた努力とファンとの絆のたまものだろう。 菅田「宣伝部員さんはどのSNSにも反応してくださったり、どんな時でも親のように暖かく見守ってくれる存在です」 小泉「バズった『すきっ!』のようなキャッチーな曲はもちろんですが、聴くと元気がもらえる『トゥモロー最強説!!』、逆にちょっと切ない気持ちになれる『7月のサイダー』だったり。”とき宣”にはたくさんの方に共感してもらえるような楽曲がいっぱいあります。よりたくさんの人に私達の楽曲を聴いていただいているからこそ、もっともっと歌もパフォーマンスもうまくなっていきたいです」 辻野「海外の人に知っていただけるようになったからこそ、2023年はより一層日本の方にも知っていただきたいと思っています。たとえば音楽番組だったら『Mステ』さんとか、一度も出たことがないから出てみたいですね。あとはやっぱり日本武道館!武道館を満員にして、そしてもしもその時にはコロナでずっとできていなかったお客さんの”声出し”が解禁されていたとしたら……。本当に夢の舞台ですね」
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