有料記事
札幌市のすし店で働いています。時給約950円で月収は10万円ほど。店は常に人手不足で、仕事が終わるころはくたくたです。正社員とアルバイトで同じ仕事をしているのに賃金が大きく違うのも不満です。以前働いていたカナダの日本食レストランの時給は2千円近いこともあり、人手も不足していませんでした。なぜ日本は、こんなに働きにくく、希望の持てない国になってしまったのでしょうか。すし職人としての技術を学校で学び、普通の暮らしがしたいので日本を脱出します。（札幌市・アルバイト女性 29歳）
あなたがすし職人の技を身につけて、海外に行って成功してくれれば、それは非常にうれしいことです。できれば成功したことを日本に持ち帰り、続く人を育ててくれれば、日本の環境も変化していくはずです。
今のアルバイトは確かに体力的にも大変だと思います。それでも、自分の将来を考えて、いま何をやらなきゃいけないかをしっかり考えて努力をしてほしい。
カナダの日本食レストランで働きたいという夢があるなら、アルバイトとして言われた仕事をこなすだけではなく、次につなげるための時間としてとらえてください。
将来、カナダで店を持つためには、どんな知識が必要でしょうか。経営の勉強、あるいは仕入れの勉強もあるでしょう。働いているときに吸収すべきこともあるし、オフの時間にも、勉強できることがあるはずです。
人生100年時代と言われています。
高校や大学でスキルを学んで卒業したあと、残りの人生80年のうち少なくとも50年、60年と働くことを考えれば、どこかでもう一度、スキルを磨き直すことが必要だと思います。
あなたが社会に出たあと、思い立って語学留学したり、すしを握る技術を身につけようとしたりするのは、まさに学び直しです。政府が今後の働き方の政策として打ち出している「リスキリング」そのものです。
次に何をやりたいかを考え、そのスキルを磨く時間をきっちり取っておくのはすごく大事なことです。
私は最近、大学生の前で講演するとき、こんな話をしています。
自分の将来を考えたとき、日…
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。
2023年1月3日11時00分
2023年1月3日11時01分
2023年1月4日11時00分
2023年1月4日11時01分
2023年1月5日11時00分
2023年1月5日11時01分
2023年1月6日11時00分
2023年1月6日11時01分
「まだ日本企業で消耗してるの？」 大手やめて手に入れた理想の生活
政治は若者の邪魔ばかり？ 杉村太蔵さん「強い手段があるんです」
「特定技能の建前、崩れている」入管法の第一人者が提言する移民政策
禁句にした「移民」と「単純労働者」 外国人受け入れ、攻防の舞台裏
「大企業の男性正社員」しかはまらない日本型雇用 日立の10年改革
53歳で商社やめ語学留学 「無口な日本人」だった私を変えた勉強法
リスキリングに注目、個人も企業も 「労働移動に必要」政府も支援
人生後半のキャリアどうする？ 「こころの定年」迎えて始めた副業
注目の動画
速報・新着ニュース
PR注目情報
北九州市で新成人祝う「二十歳の記念式典」 「ど派手」な参加者も
9年前わなで捕獲された白いタヌキ 「こゆき」と呼ばれ、おねだりも
「はしご外された」国交官僚の衝撃 北九州市長選めぐり自民駆け引き
常磐線と車の衝突現場、1年前にも死亡事故 「中州」作る二つの踏切
【速報中】ウクライナ東部でロシア軍が砲撃、100人以上避難できず
銃撃直後に語っていた「深い関係」 教団名を伏せ続けた警察の内幕
北九州市で新成人祝う「二十歳の記念式典」 「ど派手」な参加者も
開花は120年に一度？珍しい竹の花が鎌倉に咲く 発見者も驚き
日産セドリックで走行距離100万キロ達成 愛車支えた整備スタッフ
今井瑠々氏、自民会合出席 古屋圭司議員「非自民取り込んでもらう」
開花は120年に一度？珍しい竹の花が鎌倉に咲く 発見者も驚き301
朝礼で突然「山崎君は行司に」 36代木村庄之助はこうして生まれた287
経産省、起業家1千人を仏とイスラエルなどに派遣 新興企業の育成へ261
「時代に敏感、感情任せでない犯行」 安倍氏銃撃、容疑者の投稿分析95
日本のチョコは奴隷労働の産物なのか オランダ発「トニーズ」の衝撃28
「安倍派に強い関係が」教団対応ちぐはぐ 自民は不信にのみ込まれた20
花のない花屋
小川フミオのモーターカー
ニッポン銭湯風土記 山口
口福のカレー
「このパンがすごい！」座談会
堀静香「せいいっぱいの悪口」
今日の編集長おすすめ記事
新時代にふさわしい提案を。
かなは「引き算の美」
鍵は中国の労働力人口
お互いに威嚇でも夜には仲良し
働き方・就活
転職情報 朝日求人ウェブ
ページトップへ戻る
朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright © The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
