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伝説的歌手、俳優、ラジオMCとして知られるビング・クロスビー（Bing Crosby）の名前は、80年以上にわたり、ホリデイ・シーズンの代名詞となっている。
この度、 Lo-FiプロデューサーのLOUALLDAYが、ビング・クロスビーのクリスマスの名曲7曲をチルアウト系Lo-Fiリミックスとして生まれ変わらせたEP『Christmas in Lofi』が配信でリリースされた。
「White Christmas」「The Little Drummer Boy」「Hark! The Herald Angels Sing」などのリミックスを収録したこのEPは、ユニバーサル ミュージック エンタープライズ（UMe）が運営するLo-Fiアーティスト・チャンネル“uChill”からの最新リリースとなる。
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ビング・クロスビー（1903-1977）は、20世紀で最も多作で人気のあるエンターテイナーの1人で、その50年にわたるキャリアの中で1600曲以上を録音。そんなクロスビー作品の中でも、最も愛されている不朽の名曲は、クリスマスにまつわるものがほとんどだ。
1942年、作曲家のアーヴィング・バーリンが手掛けた「White Christmas」をラジオ番組で初披露した翌年、彼は、自身が主演を務めた大ヒット映画『スイング・ホテル』（フレッド・アステアと共演）の中で同曲を歌っている。
映画公開にあわせてシングルとしてリリースされた懐古の情に溢れるこの名曲は、クリスマス・シーズンの大ヒット曲となり、1940年代で3度、全米チャートのトップに輝き、その後も長年にわたって人気曲として返り咲いただけでなく、ポップな（そして多くが世俗的な）ホリデイ・ソングという現代のトレンドに影響を与えたのである。
「White Christmas」は、現在までに全世界で5,000万枚以上を売り上げ、史上最も売れたシングルという不動の地位を確立している。一方で、ビング・クロスビーはその後15年間に数多くのクリスマス・ソングを発表し、その多くがデッカからコンピレーション・アルバムとしてリリースされた。
そして新世代のファンは、マルチな才能を持つプロデューサー、LOUALLDAYのインスピレーションに満ちたリミックスによって、ビング・クロスビーの最も愛されるクリスマス・ヒットの魅力を再発見することができようになった。
LOUALLDAY（本名Louis Bartolini）は、クロスビーがデッカとキャピトルから発表した「Do You Hear What I Hear」「O Holy Night」「Winter Wonderland」、そしてもちろん「White Christmas」などの7曲のクリスマス・ソングが持つ心地よくビンテージな雰囲気に、ローファイ風アレンジを施し、途切れ途切れのヴォーカル、インストルメンタル・ループ、ハードなヒップホップのビートなどをブレンドさせている。
『Christmas in Lofi』は、2020年と2021年にリリースされた『Lofi Holiday Mixtape Vols. 1 and 2』をはじめ、まったりとした休日のパーティー、試験勉強、ツリーの飾り付けなどにうってつけのサウンドトラックを提供する“uChill”からリリースされたいくつかの人気デジタル作品に続くもの。
昨年リリースされたプレイリスト『Slowed + Christmas, Vol. 1』は、Mondo Loops、BLOND:ISH、Spoonbeats、L.Dre, LOUALLDAYなどといった今Lo-Fiシーンで最も人気のアーティストとUMeが誇る神聖なホリデイ・カタログ（エラ・フィッツジェラルド、ビリー・ホリデイ、シュープリームス、ブレンダ・リー、バール・アイヴスなどの不朽の名曲）がコラボレーションした作品だ。
2022年11月、ビング・クロスビーとデヴィッド・ボウイによる伝説のデュエット曲「Peace on Earth / Little Drummer Boy」が発売45周年を迎えた。1977年にビング・クロスビーが司会を務めるクリスマス特番で世界のリスナーに向けて初オンエアされた同曲は、彼のキャリアにおける最後のレコーディングの1つとして知られている。
11月25日（金）のブラック・フライデーにあわせて開催されるレコード・ストア・デイでは、このアニバーサリーを記念して、赤と白のキャンディー・ケイン （ステッキ・キャンディ）の渦巻きがデザインされた数量限定の12インチLPが発売される予定だ。詳しくはこちらでご覧いただける。
Written By Tim Peacock
ビング・クロスビー『Christmas in Lofi』
2022年10月28日配信
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