フー・ファイターズのデイヴ・グロール、自身が抱える難聴の問題について語る – NME Japan

Photo: GETTY
フー・ファイターズのデイヴ・グロールは難聴について語り、長年にわたって唇を読んできたが、新型コロナウイルスによるマスク着用でそれも困難になっていると語っている。
デイヴ・グロールは難聴が暮らしに与える影響について語りつつも、レコーディングには影響を与えていないと述べている。
「ディナーの時に横に座ってもらっても、ずっと僕は何を言っているのか理解できなかったりするんだ」とデイヴ・グロールは『ハワード・スターン・ショウ』で語っている。「どうしようもないんだ。混んでいるレストランとかだと、最悪だよ」
彼は次のように続けている。「あとパンデミックで最悪なのはみんながマスクをしていることでね。20年くらい唇を読んできたんだ。自分はロック・ミュージシャンだけど、耳が聞こえず、言ってることも聞こえないんだ」
そうした状況にもかかわらず、デイヴ・グロールは音楽業界に何十年もいた経験のおかげでスタジオでは音を細かく聴き分けることができるという。
「アルバムを作るためにスタジオに入って、ミキシングをやっている時は本当に細かい音でも聴こえるんだ」とデイヴ・グロールは語っている。「自分の耳は特定の周波数に合わせられるんだ。チューニングが狂っていたり、シンバルの明るさが足りないとか、曲に施した細部も聴くことができるんだよ」
デイヴ・グロールはイヤーモニターを着けずにライヴを行うこともできると語っている。31年間、同じエンジニアを起用しているため、イヤーモニターなしでもできる自信があると彼は語っている。
「イヤーモニターをした時の問題は自然な空間を通して鳴るサウンドから切り離されてしまうことなんだ。自分の前にいる観客の声が聴きたいからね。ステージにいる時の空間認識が狂ってしまうんだ」
また、デイヴ・グロールはスラッシュ・メタルによるフル・アルバムを今週リリースするつもりだと語っている。
フー・ファイターズは架空のバンドであるドリーム・ウィドウの楽曲“March Of The Insane”が公開されており、更なる新曲がリリースされることを明かしている。
デイヴ・グロールは『ハワード・スターン・ショウ』に次のように語っている。「怪しい地下室を見つけたんだ。地下室に行ってみたら、25年前にドリーム・ウィドウがレコーディングしたテープを発見したんだ。そこに入っていた曲をレコーディングし終えたら、家にいる悪魔が解放されて大混乱になるんだ」
Copyright © 2022 BandLab UK Limited. NME is a registered trademark of BandLab UK Limited being used under licence.
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