【芸能】ヘビーメタル文化を伝えていく使命 Mardelasに … – デイリースポーツ

 3人組ヘビーメタルバンド「Mardelas」が約4年ぶりのフルアルバム「Mardelas Ⅳ」を7日にリリースし、18日から久々の全国ツアーを行う。メンバーの蛇石マリナ(ボーカル)、及川樹京(ギター)、本石久幸(ベース)に、アルバムとツアーについて、そしてコロナ時代でもある令和の今に音楽、なかんずくハードロック/ヘビーメタル(HR/HM)をやる意義について聞いた。(デイリースポーツ・藤澤浩之)
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 多くの音楽作品に見られるように、「Ⅳ」もコロナ禍が色濃く影を落としている。「皆さんが直面しているさまざまな問題がある中で、強く共感してもらえるような作品にしたい」(蛇石)という思いから「現代から近未来までの闇とか社会問題について表現したり風刺したり」という歌詞の作品になった。
 作詞は蛇石がほぼ手掛けており、本作では芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」がモチーフの「Spider Thread」の他、「ゴッドファーザーPARTⅡ」、「ロッキー」、「ランボー」と、往年の名画をモチーフにした楽曲が増えた。
 文学モチーフが得意な蛇石だが、映画が多いのは本作の特徴で「映画をメタファーとして使いながらMardelasっていうフィルターをかけて、現代の問題に置き換えられるような世界観にしたい。時代が変わっても人の本質って変わらないと思うんで、あえて名画をチョイスしました」と説明した。
 シリアスな歌詞とサウンドの楽曲が並ぶ中で、異色のナンバーが「Racoon Party」だ。タヌキが語り手で、ロカビリーに乗せて、コロナ禍をぼやきつつ、現代人の心情に寄り添う歌詞となっている。
 作詞の蛇石は「(コロナ禍で)エンタメって不要不急って言われてきたけど、人生において不要だとは絶対に思わない。後回しにされるのは受け入れてきたつもりだったけど一生こういう扱いでは困るし、こういうご時世だからこそエンタメって精神衛生上すごく必要なんじゃないかなって強く思ったことを歌詞に落とし込めましたね。つらい時はエンタメを頼ってほしいっていう気持ちと、生きていたらきっと何かいいことがあるよ、生きていないと経験できないこともたくさんあるから、つらくとも一緒に頑張っていこうねっていうのが根本のテーマです」と語った。
 音楽面は、歌詞に共通する、モダンとトラディションの融合がテーマになっている。10曲中6曲を作曲、9曲を編曲した及川は「今はやっている音楽って、実はメタルっぽい要素っていっぱいある。アニソンも作曲家、アレンジャーで元々そういう音楽をやっていた方も多い。ただ、それを認識していないのが一般のコンシューマー(消費者)の現状だと思う」と前置きした上で、本作を次のように解説した。
 「HR/HMの伝統的エッセンスを随所に入れていて、かつ古くささは出さない。様式美を現代でもやろうという気持ちは全くなくて。そういう音楽を知らない人が聴いて、このバンドいいねってなったとして、実はこういうことがルーツなんだよって分かった時に、昔の音楽をもう一回聴いてみよう、この人たちが影響を受けた音楽を聴いてみようと思えるきっかけになればいいなと思って」
 HMについて、及川は「技術的な部分ってすごく魅力的で、今でも本質は変わらない。そういう音楽を残していこうという気持ちも含めてルーツは大事にしつつ、アウトプットとしてはモダンなパッケージに落とし込んで若い世代にも聴いてもらえるような形にして、音楽文化を伝えていく役割とか使命もあるんじゃないかなというのも含めて、サウンド的なプロデュースはやっています」と心意気を明かした。(続く)
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