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スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんは、2019年9月23日、ニューヨークの国連本部で開催された｢気候行動サミット｣でスピーチした。
Carlo Allegri/Reuters
グレタ・トゥンベリさんの国連気候行動サミットでのスピーチはかなりハードコアなものだったが、その後の週末に広まったビデオは、それにふさわしいサウンドトラックが加えられている。
16歳のスウェーデン人環境活動家は、情熱的な演説を行い、気候変動の影響を緩和するための行動を取らなかった世界の指導者たちを非難した。
｢すべて間違っている。私はここにいるべきではない。海の向こう側で学校に通っているべきだ｣とトゥンベリさんは目に涙を浮かべて言った。
｢その上、私のところに希望を求めてやってくる？ よくそんなことができますね。あなたたちはその空っぽの言葉で私の夢を、私の子ども時代を盗んでいる｣
ニューヨークを拠点とするスラッシュメタルバンドのドラマー、ジョン・メレディス（John Meredith）は、トゥンベリさんの言葉を聞いて、自分が何をしたいのかに気がついた。
ネット上でジョン・モラスク（John Mollusk）と名乗り、Suakaというバンドで演奏しているメレディスは｢彼女の情熱と怒りに感銘を受けた｣とRolling Stoneに語った。
｢そして彼女が選んだ言葉は、私の大好きなメタルバンドのエントゥームド （Entombed）やゴジラ（Gojira）、アット・ザ・ゲイツ（At the Gates）、セパルトゥラ（Sepultura）のダークさを彷彿とさせる｣
Rolling Stoneによると、メレディスはスピーチに合わせてデスメタルを即興演奏したという。彼女の声はメタルっぽく聞こえなかったので、彼は自分の声で歌った。
Meredith氏が9月25日にYouTubeに投稿した動画は、310万回以上視聴されている。
｢彼女の厳しい言葉をメタルにすること以外に特別な意図はなかった｣とメレディスはRolling Stoneに語った。彼は、その音楽が重大かつ緊急の話題に関するスピーチにユーモアを加えていることを認めた。
｢ティーンエージャーの不安は、例えばアラブの春のように、社会における強力で重要な原動力となり得る｣と彼は言った。
｢しかし、メタルには風刺と軽薄の要素がある。今まで一度もそんな歌を歌ったことがないと思う。ユーモアとポジティブな精神性は、少なくとも怒りや怒りと同じくらい強力で、どっちもありだ｣
トゥンベリさんは自身のスピーチに対するユーモラスな評価を受け入れたようで、Twitterへの投稿でこの動画に言及し、｢もう気候変動は卒業……これからはデスメタルだけやる!!｣と述べた。
もちろん、これは冗談だが、メレディスの動画は、彼がいくつかの新しいプロジェクトを追求するきっかけとなっている。
｢ビデオが人気になる前でさえ、友人は他のスピーチで同じことをしろと提案してきた。この作業はとても楽しかったので、おそらくやることになるだろう｣
［原文：A viral video remixed Greta Thunberg’s UN speech as Swedish death metal. She said she’ll ‘be doing death metal only’ from now on.］
（翻訳、編集：Toshihiko Inoue）
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