フィロソフィーのダンスの華美な一夜。“愛とは?”と問いかける『With ensemble』(THE FIRST TIMES) – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース

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掲載:THE FIRST TIMES
■ただの“アイドル”ではないフィロソフィーのダンスの魅力 フィロソフィーのダンス、ファンからは「フィロのス」と呼ばれる4人組の女性アイドルグループは、“アイドル”という枠を拡張してきた存在だ。 【動画】フィロソフィーのダンス – 愛の哲学 | With ensemble ウルフルズ、氣志團、ナンバーガールなどを発掘した加茂啓太郎プロデュースのもと、2015年に活動開始。ファンク、R&B、ソウル、ディスコといった本格的なブラックミュージックを軸にした楽曲に、哲学的なメッセージが込められた日本語詞を乗せ、“音楽で勝負する”アイドルグループとして洋楽リスナーの心をも掴んできた。ライブハウスでのステージでは、生バンドをバックにしたソウルフルな歌に、アイドルファンからのコールが入るという独創的な光景が繰り広げられている。 2016年に1stアルバム『FUNKY BUT CHIC』、2017年に2ndアルバム『The Founder』をリリース。2019年には3rdアルバム『エクセルシオール』をリリースし、全国ツアーを敢行、インディーズながら冠番組『フィロのス亭』がスタートするなど、着実にステップアップしてきた。 そして2020年、“国民的アイドルグループになる”という目標を叶えるべく、満を持してメジャーデビュー。初期から楽曲および歌詞を手がけてきた制作陣を一新し、メンバーも制作に加わる形であらたなスタートを切った。2022年4月にリリースされたアルバム『愛の哲学』には、メジャーデビュー後のシングル「ドント・ストップ・ザ・ダンス」、「ダブル・スタンダード」(TVアニメ『魔法科高校の優等生』エンディングテーマ)、「サンフラワー」(オリジナルアニメ映画『フラ・フラダンス』主題歌)などが収録され、“愛”をテーマに活動してきたフィロソフィーのダンスの集大成とも言える一枚に仕上がっている。 ■『With ensemble』で見つけた、あらたな“愛”の表現 今回の『With ensemble』では、このアルバム『愛の哲学』の最後に収められているタイトルナンバーを披露。メンバーがひとりずつ愛についての論文を書き、作詞を手がけるいしわたり淳治に思いを伝えながら制作された同曲。多幸感溢れるディスコティックなサウンドに乗せて、4人それぞれにとっての“愛とは?”が歌われていく。 ブラックミュージックとバイオリンやチェロは一見かけ離れているように思えるが、実はソウルやディスコナンバーにはストリングスやブラスがフィーチャーされた曲も多い。ドラムとエレキベースが生み出す“縦”のビートの上で、ストリングスが息の長いフレーズで“横”のラインを描くことで、ミラーボールのようなきらびやかなサウンドが生まれるのである。 しかし、ドラムもエレキベースもいない『With ensemble』では、ストリングスとピアノ、コーラスだけで力強いサウンドを作らなければならない。そこでビートを一手に引き受けているのが、ピアノとベース(コントラバス)。今回のアレンジャーであり、ジャズ・ピアニストでもある兼松 衆と、モノンクルの活動でも知られるベーシストの角田隆太によるリズム隊が、スウィングしながら有機的なグルーヴを生み出す。 いっぽう、バイオリン、ヴィオラ、チェロからなる弦楽四重奏はキレの良い動きでゴージャスな旋律を奏で、歌のメロディラインと絡み合いながら縁取っていく。特に上昇していくフレーズにおける高揚感はストリングスの音色ならではだろう。 都会のビルの夜景をバックに、ドレスアップした4人。ダンスはせず、音楽に身を委ねながらのびのびと愛を歌う彼女たちの姿を見ていると、まるで女子会のようだなと思う。友人の結婚式に出た後、4人が集まって「愛ってなんだろう?」と語り合う夜。 最初のサビで“容赦なく愛してあげる”と笑顔いっぱいで歌うのはリーダーの奥津マリリ。“人は誰だって1等賞 似てなくていい”と歌うのはマイペースが魅力の十束おとは。2番目のサビで“返さなくていいから受け取って”と甘やかな声で歌うのは佐藤まりあ。そして間奏の後の展開部で、“弱さ見せて甘えられるだけでまた強くなるから”とパワフルな歌声を聴かせるのは日向ハル。音数の少ないアコースティックのアンサンブルでは一人ひとりの個性が、それぞれが考える愛の姿とともに、ぐっと高い解像度で迫ってくる。 最後のサビからゴスペル風のコーラスにかけて、4人が輪になって見つめ合い、ユニゾンで歌うクライマックスは思いっきりエモーショナル。歌い終わった奥津が涙を手で拭うようなジェスチャーをしているが、もしかしたらメンバーの目には涙が浮かんでいたのかもしれない。 今年11月に十束おとはが卒業し、新メンバーを迎えるフィロソフィーのダンスにとって、「愛の哲学」は大きな区切りとなる楽曲に違いない。これまでの7年の歩みをまるごと抱きしめ、大きな愛で包み込む彼女たちの笑顔は、アイドル、女性という枠を超越した人間讃歌として高らかに夜空に響いている。 TEXT BY 原 典子
THE FIRST TIMES編集部
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